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BIツールとは

BIツールとは「business intelligence tool」を省略したもので、企業に蓄積されている膨大な量のデータを集めて分析することで、迅速な意思決定を補助するためのツールです。 企業に蓄積されている膨大なデータは、会社内で管理方法やシステムが分散しているケースも少なからずあります。このような情報をまとめ、分析し可視化することにより、意思決定のスピードと精度の向上に貢献します。 主に経営管理や売上の確認等に使用されており、近年BIツールを活用する企業は増加しています。

Oracle BIとは

Oracle BIは、Webを基軸とした分析を行うためのBIツール製品です。分析に求められる機能を統合し、高いパフォーマンスと拡張性を持ちます。

Oracle BIの特徴

①導入の規模に合わせた製品の選択

Oracle Business Intelligenceの機能を導入したいが、費用の問題で、エンタープライズ BI製品を導入できない企業に関しては、機能面は変わらない中堅企業向けに適したパッケージである「Oracle Business Intelligence Standard Edition One」という製品も用意されております。これは、2007年に日本オラクルよりリリースされた中堅企業向け製品で、他製品より比較的価格が抑えられているものになっています。このように、導入規模に合わせた製品を選択することが可能です。

②柔軟性の高さ

従来のOracle BIが提供してきた主にオンプレミスのエンタープライズ型BIのサービスとは別に、クラウドを活用したセルフサービス型BIにも対応しており、サービスの提供をおこなっています。エンドユーザーは、Oracle BI Cloud Service にログインしたのち、エンドユーザー自身がクラウド上にデータのアップロードをし、即座に分析の開始をすることが可能のため、以前のオンプレミス型のサービスの問題であった、システム開発の柔軟性を高くすることが可能です。

③BIに必要な機能の統合

Oracle BIは、ダッシュボードや、非定型分析、レポーティング、アラート配信など、様々な機能の提供を行っており、BIに必要となる機能が統合されたプラットフォームです。

④使用しやすいユーザーインターフェイス

大人数での使用することを仮定したインターフェイスであり、必要な情報をダッシュボードにカスタマイズすることができ、使いやすくまとめることができます。

⑤複数のデータソースの統合・分析

OracleはDB2、SQL Serverなど様々なデータソースのサポートを行っていますが、異なる機種のデータソースを仮想的に統合し、分析することが可能です。

Oracle BIコンポーネントの種類

①Oracle BI Dashboard

担当者別に業務に必要レポートを、一つの画面に集約し表示するダッシュボード機能を提供します。各業務ごとで必要な情報を集約することにより、情報を効率的に参照することが可能でき、かつ、より正確な情報の把握ができます。

②Oracle BI Answers

利用ユーザーにWebベースの非定型分析・検索環境の提供をします。 分析をするためのクエリを作成するインターフェイスは、ブラウザー上にてほぼマウス操作のみで操作可能です。また、分析結果を保存し共有、再利用を容易に実現することが可能です。

③Oracle BI Publisher

Webで帳票開発環境を提供する固定帳票作成や閲覧に使用されるモジュールです。Web分析とは異なり、詳細レイアウトの帳票出力、配信機能の提供が可能です。WebブラウザーやWord、Excelなどを使用し、様々なドキュメントの作成ができます。

④Oracle BI Delivers

ビジネス活動をモニターし、電子メールやダッシュボードなどを経由し、ユーザーにアラートを発信する情報配信モジュールです。Oracle BI Schedulerと連携させることで、分析結果をユーザーのダッシュボードへスケジュール配信やメール送信の機能の提供を行います。

⑤Oracle SmartView for Office

分析レポートをMicrosoft Officeで有効活用するためのモジュールであり、Office製品へのAdd-inを提供することができます。表やピボットテーブルなどを活用し、報告書の効率的な作成に貢献します。

⑥Oracle BI Mobile

Oracle BI Mobileには、2種類用意されています。 まず、Oracle BI Mobile HDは、iPadやiPhone用のモバイル専用アプリケーションの提供、従来のコンテンツをモバイルデバイスでも表示が可能です。 次にOracle BI Mobile App Designerですが、こちらはモバイルデバイスにより適したコンテンツの提供をします。iPadやiPhone用に限らず、HTML5に対応したデバイスで利用ができます。

⑦Oracle BI Scorecard

Balanced Scorecardなどのスコアカードの作成に加えて、Key Performance Indicatorsと呼ばれる個々の経営指標を企業戦略にマッピングさせる戦略マップの作成が可能です。

⑧Oracle BI Administrator

Oracle BI Serverを管理するためのWindowsアプリケーションです。主にOracle BI Serverのリポジトリの作成や編集機能、サーバーのキャッシュ管理機能などを提供することが可能です。

上記のように業務ごとの分析する目的に合わせたコンポーネントの使用をすることで、作業効率を向上させることが可能です。

まとめ

いかがでしたでしょうか? Oracle BIの導入を検討されている方は是非参考にされてみてください。