支援対象地域:札幌、仙台、関東、愛知、関西、広島、福岡

  • TOP
  •   
  • コラム
  •   
  • 現状需要がある、これから需要が出るプ

「需要あるプログラミング言語を学び、稼げるエンジニアを目指したい」本記事ではこのような方が対象です。プログラミング言語には需要が高いものと低いものがあります。これからプログラミングを学ぶなら、需要が高いものから優先して学ぶべきです。需要が高いというのはその技術を欲している企業が多いということであり、求人数が多く報酬額も高いということです。本記事では需要が高いプログラミング言語を、11つ選出しました。これらの言語はどういったところで使われているのか、学習コストはどのくらいか、などについて解説しています。プログラミングについて知識を深めたい方、プログラマーとして稼ぎたい方は、ぜひ本記事をお読みください。

現在需要が高いプログラミング言語6選

現状需要が高いプログラミング言語を6つ紹介します。

  • 1.PHP
  • 2.Ruby
  • 3.JavaScript
  • 4.C言語、C++
  • 5.Java
  • 6.Objective-C

これらの言語は様々な企業で現在主要で使われています。ただし、「Objective-C」に関してはやや下火傾向があります。なぜ需要が高いのか、どのような開発で使われるのか、それぞれ詳しく解説していきます。

1.PHP

PHPは主にWebアプリケーション開発で使われる言語です。ECサイトやSNSなど、数々のアプリがPHPによって作られています。PHPの特徴は学習コストが低く、短時間で習得が可能であることです。PHPは文法が分かりやすい上に、覚えることが少なく、未経験者が最初に習得する言語としてもおすすめです。反面、処理速度が遅かったり、ソースコードの書き方に自由度がありすぎたりする点は賛否があります。とはいえ、初心者のうちはそこまで気にすることでもありません。PHPはWebアプリ開発で今もっとも使われており、今後も安定して需要が続くと推測されます。

2.Ruby

RubyもWebアプリ開発でよく使われている言語です。PHPほどではないもののRubyの求人数も多く、習得すれば仕事に困らないと言われています。Rubyの特徴は「Ruby on rails」という強力なフレームワークがある点です。フレームワークとは、Webアプリ開発をする際のいわば部品のようなものです。ログイン画面やマイページなど、どんなWebアプリでも必ず必要な機能があります。プログラマーが自分で機能を用意しなくても、フレームワークの中に予め部品が用意されており、それらを使うことで開発コストを下げられるのです。PHPにもフレームワークはありますが、PHPの場合様々な種類があり統一されていません。Rubyのフレームワークはほぼ「Ruby on rails」一種類であり、プログラマーはこれだけ習得すれば開発が可能です。このような理由で、Rubyは開発コスト・勉強コストを下げられる言語として評価されています。

3.JavaScript

JavaScriptは、Webアプリ開発におけるフロントエンド側の処理を行う言語です。たとえば、ユーザーの動作によってページの文字色を変更したり、ページにアニメーションをつけたりします。JavaScriptはWebサイトが表示された後に動きます。JavaScriptの特徴は、ここ15年以上現役で使われている言語という点です。フロントエンド側の処理を行う上でJavaScriptより優れた言語が未だ登場していません。フロントエンドエンジニアになるならJavaScriptを習得すべきです。JavaScriptはHTMLに埋め込んで記述するだけで動かすことができ、開発環境を整える必要がありません。文法もそこまで癖がなくソースコードも読みやすいです。このようにJavaScriptも現役で使われている言語の1つです。

4.C言語、C++

C言語は、組み込み系ソフトを開発するときなどに使われる言語です。電子レンジや炊飯器など身の回りの家電にはコンピュータが埋め込まれ、特定の動作を行います。C言語はそういった動作をさせるために活用します。C言語は他に比べ習得難易度がやや高いのが特徴です。しかし、C言語を習得しておくと、他の言語も理解しやすいことから、最初に習得する言語として推奨する人もいます。

C言語を改良して作られた言語がC++です。C++はC言語に「オブジェクト指向」の概念を取り入れて作られました。オブジェクト指向とは、プログラムが動く上に必要なデータや処理をオブジェクトという単位にまとめ、全体を構築する開発方法のことです。オブジェクト指向には、後からソースコードを見直したときに、どこに何の処理が書かれているのか分かりやすい、というメリットがあります。C++を使うことで、より開発効率を上げることが可能です。C++もC言語と同じくやはり習得難易度は高めですが、ゲーム企業などで多く使われています。

5.Java

Javaも長年開発現場で使われているプログラミング言語です。Javaは「JVM言語」と呼ばれており、WindowsでもMacでもスマホでも動かすことができます。そのため、Anoroidアプリや業務アプリなど様々な開発分野で活躍しています。また、JavaはC++と同じくオブジェクト指向で書けるため、ソースコードの可読性も高いです。習得難易度はやや低めで、PHPやRubyに比べれば難しいですがC、C++よりは易しいという具合です。Javaは求人数も豊富で、特に大規模な開発においてJavaは多く使われています。

6.Objective-C

Objective-Cは、Apple社が独自にC言語をオブジェクト指向に改良した言語です。Objective-CはiOSアプリやMacアプリなどApple製品のアプリ開発に使えます。現状使っている企業は一定数あるものの、やや下火になっている言語です。なぜならiOSアプリ開発分野では、Swiftが使われてきているからです。これからiOSアプリ開発をするならObjective-Cを学ぶのはおすすめできません。

今後需要が高まるプログラミング言語5選

では次に、今後需要が高まると推測されるプログラミング言語を5つ紹介します。

  • 1.Python
  • 2.Kotlin
  • 3.Swift
  • 4.Scala
  • 5.Go

これらの中には「Scala」や「Go」などまだ主流ではないものもあります。ただ、言語としての優秀性は認められており、これらの言語に乗り換える企業が増えてきています。これからプログラミングを学ぶなら、こちらから学ぶ方が後々仕事に困らない可能性があります。また、習得しているエンジニアがまだ少ないため、競争率が低いのも特徴です。それぞれのプログラミング言語について詳しく解説していきます。

1.Python

PythonはPHPやRubyと同様、学習コストが少なく、Webアプリ開発で使われる言語です。Pythonはそれに加え、ソースコードを綺麗に書くことが可能な点がメリットです。誰が書いても同じようなコードになるため、他人のソースコードが読みやすくチームでの開発に向いています。また、Pythonは人工知能開発にも適しています。なぜなら人工知能開発で必要な複雑な計算を行うためのライブラリが充実しているからです。人工知能は今後盛んになる分野ですので、その開発で使われるPythonの需要も高まります。

2.Kotlin

KotlinはJava同様にAndroidアプリ開発で使われる言語です。最近Googleは、KotlinをAndroidアプリ開発言語として推奨するようになりました。Kotlinの方がJavaよりも学習コストが少なく、ソースコードもシンプルに書けるため使う企業が増えています。さらに、KotlinはJVM言語でもあるため、Webアプリも作ることができます。WebアプリとAndroidアプリで使う言語をKotlinに統一すれば、プログラマーの負担を減らすことが可能です。現状ではJavaの方がAndroidアプリ開発で使われていますが、近い将来逆転する可能性はあります。

3.Swift

SwiftはObjective-C同様にiOSアプリ開発で使われる言語です。iOSアプリだけでなくMacやApple WatchなどApple製品の開発にも使えます。Objective-Cに比べ学習コストが低いため注目されています。Swiftに関してはすでにiOSアプリ分野で、Objective-Cの代わりに使う企業が増えています。iOSアプリ開発を今から行うなら、Objective-CよりもSwiftを学習する方がおすすめです。

4.Scala

Scalaはプログラミング言語別平均年収で1位に選ばれた言語であり、将来性が高いです。現状Scalaを習得しているエンジニアは少ないため、競争率が低いのも特徴です。Scalaのメリットは、「オブジェクト指向型プログラミング」と「関数型プログラミング」の両方の書き方ができる点です。関数型とは、プログラムの処理を関数別に分けて開発できるプログラミング言語のことです。Scalaは、オブジェクト指向型と関数型の良い所を組み合わせて開発できます。またScalaには「Play2」という優れたフレームワークがあり、開発コストを削減することが可能です。このように言語として優秀であるため、Webアプリ開発やスマホアプリ開発で少しずつ使われてきています。たとえばSNSとして有名なLINEもScalaを用いて開発されています。

5.Go

Go言語は、元々Googleが社内での開発用に作ったプログラミング言語です。Go言語は文法が分かりやすい上に、処理速度が速いのがメリットです。そのため、サイトの表示速度を重視したWebアプリなどが開発ができます。たとえばYouTubeやクックパッドなど、利用ユーザーが多く重くなりがちなサイトでGo言語が使われています。現状Go言語の求人数は少ないですが、今後需要が増していくと言われています。

まとめ

本記事ではプログラミング言語の需要について解説しました。現状どのような言語の需要が高いのか、今後どのような言語の需要が高まるのか、お分かり頂けたのではないでしょうか。繰り返しになりますが、プログラミングで稼ぐなら需要の高い言語を学ぶ方がおすすめです。ただし、それぞれ開発できる分野が異なりますので、「Webアプリを作りたいならPHPやPython」「Androidアプリを作りたいならJavaやKotlin」というように選択しましょう。本記事が、これからプログラミングを学びたい人にとって有意義なものとなれば幸いです。