IT業界の職種や仕事内容について
はじめに
近年では、ネットワークやプログラミングの勉強をする方が以前より増えており、接客業やサービス業からIT業界に転職する方もいます。そんなIT業界ですが、一口にITといっても様々な職種があります。サーバやネットワーク、システム開発などの技術的なものやサポートセンター、テクニカルライティングなどユーザーや消費者のサーポートをするものまであります。
この記事では、サーバやネットワーク、システム開発など技術的な分野について、仕事内容の紹介をしていきたいと思います。
IT企業とは
ITとは、「Information Technology」の略で、日本語では、「情報技術」という意味です。
IT企業はいくつかの職種に分類されます。まず、紹介していくのは、誰もが知っているハードウェアやソフトウェアです。ハードウェアとは、コンピューターを構成する機器全体のことを指します。コンピューター本体やキーボード、マウスなどの入力装置や出力装置、目に見える物体のことをハードウェアと言います。対するソフトウェアは、コンピューターを動かすプログラムのことです。例えばインターネットで何か調べるときに開くブラウザやメールなどがソフトウェアにあたります。広い意味ではコンピューターの中にあるデータもソフトウェアと呼ばれたりします。
AppleやMicrosoft社は、このハードウェアやソフトウェアからスタートした企業です。
IT企業の中には、Webアプリケーションやスマートフォンアプリケーションを主に制作しているところもあります。例えば、InstagramやLINE、Twitterなどがアプリケーションにあてはまります。有名な企業ですと、Google社やFacebook社などがあります。他にもIT系の企業にはネットを接続する時に欠かせないプロバイダを提供したり、ネットを接続するための回線を提供している企業もあります。ここまで簡単にIT企業の種類を説明しました。一口にITと言ってもたくさん種類があることが分かったと思います。次はこのIT企業で働くITエンジニアの種類や仕事内容を紹介していきます。
ITエンジニアの仕事内容
IT企業にも様々な種類があるようにITエンジニアにも様々な種類があります。システムエンジニアやプログラマー、サーバーやネットワークなどを扱うインフラエンジニアなど思い浮かべる方が多いと思いますが、それぞれのエンジニアは担当する工程などが違います。
システムエンジニア
開発の工程である「要件定義」、「設計」、「製造」、「テスト」の中の「要件定義」と「設計」が主にシステムエンジニアの担当する仕事です。どういうシステムにしていくかなどクライアントとやり取りしたり、提案したりします。そしてクライアントと決めたシステムを設計書に起こし、その設計書を基にプログラマーがプログラミングをします。
クライアントとのやり取りが多くなるので、ITや技術的な知識以外にも、コミュニケーション能力や提案力、交渉力などもシステムエンジニアには仕事として必要とされます。
サーバー・セキュリティエンジニア
サーバ・セキュリティエンジニアとは、サーバ構築から保守管理まで行うエンジニアのことです。
インターネット時代にサーバは欠かせません。サーバの設計から始め、設計書を基に構築し管理・保守までがサーバ・セキュリティエンジニアの仕事です。OSが多様化している現在、「Windows Server」や「macOS」、「Linux」や「UNIX」など、どのOSについても深い知識と技術を習得することが求められます。また、サーバーやOSの知識だけではなく、サーバ用のアプリケーションやネットワークの知識も必要となります。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアの仕事内容は、ネットワーク設計、ネットワーク構築、ネットワーク監視・運用です。サーバエンジニア同様、各種OSやネットワーク、サーバについて幅広い知識が必要とされます。その他、コスト削減や技術の動向を確認し、トラブルを未然に防ぐこともネットワークエンジニアの大事な仕事です。
Webエンジニア
最後にWebエンジニアの仕事内容について紹介していきます。
インターネット上で提供するWebシステムを開発、運用するのがWebエンジニアです。
Web制作の現場では、「フロントエンド」と「バックエンド」の2つがあります。ユーザーが見る画面などを制作するのがフロントエンドエンジニアで、入力された内容をデータベースに登録するなど裏の部分を担当するのがバックエンドエンジニアです。
バックエンドでもフロントエンドでもWebエンジニアには常に最新の知識が求められます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。この記事では、IT業界について代表的な企業や職種、仕事内容について説明しました。色々なエンジニアがいて、それぞれが持つ担当を責任を持って作業することで、安心安全なシステムが開発されます。そして、この記事が開発やインフラを勉強している方やIT業界に転職を考えている方の役に立てばと思います。