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公開日:2020-08-27

はじめに

この記事では長所を『向上心』としている人に向けた記事です。向上心は良いことだけではなく、短所もあるということをしっかりと認識して、転職時などにうまくアピールできるような言い回しをマスターしましょう。

長所が『向上心』なのは素晴らしいこと

あなたの長所はなんですか?面接などでよく聞かれるこの言葉。普段から自分の長所について考えたことはあるでしょうか?就職活動や転職活動をしているときぐらいしか自分の長所について深く考えることはないでしょう。そしてあなたの長所が向上心だとすれば、あなたはとても素晴らしい人間でしょう。向上心がある人はこれからの未来を担う大切な人材です。向上心があれば、人を引っ張るリーダーになり、目標を達成できるかもしれません。常に新しいことにチャレンジし、自身のスキルアップに余念がないことでしょう。長所に『向上心』をあげる人はとても素晴らしいです。

長所が『向上心』の人の落とし穴

少々、胡散臭く感じるほどに長所が『向上心』の人を褒めましたが、実は落とし穴があるということもお伝えしておきましょう。『向上心』があることは素晴らしいことですが、必ずしもそれが長所になるとは限らないのです。それはどういうことかといと、長所には人によっては短所となる可能性もあるからです。

例えば、真面目が長所という人がいたとしましょう。仕事でもプライベートでもいつでもどこでも真面目人間です。一方で、楽しさを求める人からすると、仕事もプライベートも常に真面目な人は「面白みがない」人と捉えられてしまいます。こちら側から見ると長所に見えることがあちら側から見ると短所になってしまう。そんな典型的な例です。

では向上心はどのよう見られるのでしょうか?たとえば、常に「改革、新しいことにチャレンジしたい」という意味で『向上心』を長所として考えるとしましょう。これを別の角度から見ると、「1つのことを極めることが苦手」「理想が高い」「ストイックすぎてまわりがついていけない」「自分を追い込みやすい」といった見方をされることがあります。

このように、長所だと思っていた『向上心』が短所として化してしまうのです。これが落とし穴です。向上心があることは素晴らしいことですが、向上心があることをアピールしすぎると、かえってマイナスになることを肝に命じておきましょう。

転職での『向上心』の言い回しについて

向上心には長所だけではなく短所もあるということがわかったところで、転職時に面接で人に長所を話すときなどにどのようにアピールすれば良い印象をもたれるのかについてお伝えしていきます。言い回しを学べば、行き過ぎたアピールを未然に防ぐことができます。また就職活動や転職活動における面接で、よくある例文のような回答も避けましょう。「長所が向上心」→「○○時代に長所を発揮し好成績を収めた」→「御社の業務には私の長所が活かされると思う」というような流れが多いのではないでしょうか。もちろんこれでも良いのですが、これにプラスして伝えるべきことがあります。それは実体験失敗です。この2つは、相手に対して自分のダメなところをイメージしやすいように伝えることで親近感をもたせるとともに、「ダメな部分を克服して今があるなら、その経験も活かしてくれそうだ。」と感じさせることができるのです。

では、以下にダメな例と良い例を紹介します。

私は学生時代、部活動でキャプテンとして活動していました。
全国大会へ出場することを目標に、常に個人としてもチームとしても
『向上心』をスローガンに掲げ、日々の活動に取り組んできました。
その結果、全国大会へ出場することでき、また、個人としても最優秀賞を受賞することができました。
これは日々「向上心」を持って取り組んできた成果です。
常に妥協せず高みを目指せば、目標としていたことも成し遂げられることを学びました。
私は学生時代、部活動でキャプテンとして活動していました。
全国大会へ出場することを目標に、常に個人としてもチームとしても
『向上心』をスローガンに掲げ、日々の活動に取り組んできました。
キャプテンとして厳しく部員に接した時もありました。
練習に身が入らない部員や向上心に欠ける部員がいれば激しく衝突したこともありました。
そしてついには練習に来なくなる部員も現れるようになったのです。
私の行き過ぎた『向上心』の押し付けにうんざりしたようでした。
それ以降、私は反省し、部員と楽しく話し合いながら練習をするようにしました。
その結果、チーム力が向上し、全国大会へ出場することできたのです。
さらには個人としても最優秀賞を受賞することができました。
「向上心」を持って取り組んできたおかげで、目標が達成できたことも嬉しいですが、
「向上心」を持つことを人に押し付けることは良い結果を生まないということが学べました。

上記2つはあくまでも例ですが、この2つのどちらが好印象でしょうか?おそらく後者と答えるのではないでしょうか。後者は非常に具体的で実体験をもとにしているので、イメージがしやすく、そして失敗談も盛り込まれています。失敗したことを素直に伝え、そしてそこから学びを得ている姿勢が悪い印象にはなりにくいはずです。言い回しを変えるだけですごく印象が変わるので、ぜひ参考にしてみてください。

おわりに

向上心を長所としている人は今一度、落とし穴にはまらないように短所があることに気をつけ、そして上手な言い回しを身に着けてみてください。