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Microsoft SharePoint Foundationとは

Microsoft SharePoint Foundationとは、SharePoint製品の基盤となる総合ビジネスプラットフォームです。その他のエディションである「SharePoint Server Standard CAL」や「SharePoint Server Enterprise CAL」などの基礎となります。 SharePoint Server 2013でリリースされたものには、SharePoint の商用エディションで提供されている大部分の中心的な機能およびアーキテクチャの入った SharePoint の無料版であるMicrosoft SharePoint Foundationは含まれていましたが、SharePoint Server 2016 リリースには、SharePoint Foundation が含まれていません。

Microsoft SharePoint Foundationの機能

今回はMicrosoft SharePoint Foundation2010を例に取り、機能をいくつかご紹介します。

①サイト内で利用可能な機能

・複数 Web ブラウザーのサポート SharePointのサイトでは、Internet Explorer (7.0 〜), Apple Safari (4.x), Mozilla Firefox(3.5)からのアクセスが可能です。

・ブラウザーベースのカスタマイズ Webページやそれを構成するパーツは、ブラウザーを使用してカスタムできます。

・掲示板 ユーザー同士の意見交換を行うことができる掲示板をフラットやスレッドのいずれかの形式で表示することが可能です。テキスト編集や画像アップロードなどのアップロードが手軽に行うことが可能です。

・リボンメニュー SharePoint 2010から導入されたものに「リボンメニュー」があります。サイト上では、ほとんどの操作をリボン上のボタンから行うことができ、視覚的に操作をより簡単にします。

・Webパーツ 状況にもよりますが、通常40を超える標準Web パーツが搭載されています。

・Wiki SharePoint 2010では、たくさんのページがWikiを基礎に作成されています。そのようなページでは、HTMLの知識はなくともページ間のリンクを簡単に作ることができます。

・Office Web Appsのサポート SharePoint サーバーにOffice Web Appsを追加導入することにより、Word 2010, Excel 2010などのOfficeソフトで作成したファイルを、Web ブラウザー上にて閲覧や編集を行うことが可能です。

②ソリューション開発で利用可能な機能

・Business Data Connectivity Service 利用することにより、外部データソースをSharePoint上で公開可能です。データは、SharePointの外部リストの作成や、外部データ列の作成時に参照することができます。

・クライアント オブジェクト モデル(Client OM)の公開・利用 クライアント オブジェクト モデルを利用することにより、リモートのコンピュータ、.NET アプリケーションなどを通してSharePoint アプリケーションプログラミング インタフェースというAPIに接続可能となります。

・外部リスト この外部リストは、上記でご説明した「Business Data Connectivity Service」を利用し作成が可能となるリストを指します。外部データソース内に格納されている情報を、SharePoint のリストとして使用可能となります。行うことができる操作としては、リストの「参照」、「追加」、「更新」、「削除」です。

・イベントレシーバー SharePoint 内において、イベントのカスタム処理が可能です。イベントレシーバーは、同期、非同期どちらでも処理が可能です。

③管理者が利用可能な機能

・セットアップと構成 「SharePoint Foundation 2010」をインストールする際、「MicrosoftSharePoint 製品とテクノロジー 2010 準備ツール」を利用することにより、必須となるコンポーネントの全インストールを自動的に行うことができ、操作の手間を減らすことが可能です。

・データベース ミラーリングのネイティブサポート 以前までのバージョンでもミラーリングは可能でしたが、Microsoft SharePoint Foundation2010からはネイティブサポートがするようされました。したがって、SharePoint のデータベースごとのフェイル オーバーサーバーの指定を行うことができます。また、データベースサーバーと対話できない際は、フェイルオーバー パートナーであるサーバーに自動で接続されます。

・サービス アプリケーション 「サービス アプリケーション」とは、SharePoint Server 2007 に導入されていた 「共有サービス プロバイダー」機能が、SharePoint Foundation 2010で変更となり、同時に名称が変更されたものです。サービスレベル アグリーメントに適したサービスのみを選択し、ユーザーへ提供することが可能です。

ポイント

・「Microsoft SharePoint Foundation2010」は、総合ビジネスプラットフォームであり、SharePoint2010の他製品の基礎となっている。 ・無償で使用できる。

まとめ

いかがでしたでしょうか? SharePoint Foundationの導入を検討されている場合は、是非参考にされてみてください。