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「Java」について改めて知ろう!

Javaとは、プログラミング言語のひとつで「C++」や「C言語」をもとに開発されたプログラミング言語であり、1990年代に開発されました。最新のプログラミング言語ランキングでは、2位に上がるほど今でも需要の高い言語となっており、特徴として「処理速度の速さ」「OSに依存しない開発環境」「オブジェクト指向を持っている」と多くあるので、Java案件は主に金融系基幹システムや製造業の管理システムなどで多く使われています。

では具体的にJavaエンジニアの案件にはどのようなものがあるのでしょうか。

Javaエンジニアの仕事内容を紹介

プログラミング言語の話が出てくると、プログラマーのイメージが強くなると思いますが、プログラミングを書くだけがエンジニアの仕事ではありません。

・要件定義

・設計

・プログラミング

・テスター

など業務はさまざまです。

要件定義・設計

顧客の要望を抽出し、どんな構成でプログラムを組んだら実現できるのかを要件を吸い上げていくお仕事になります。この段階でずれが生じてしまうと、まったく方向性の違うシステム開発になってしまうので、非常に大切な工程になります。

プログラミング

設計時に作成された設計書をもとに実際にコードを作成していく工程になります。エンジニアと聞けば、一番に思いつく工程ではないでしょうか。

テスター

実際に構築されたコードが正常に動くかどうかをテストする工程になります。プログラムに関しては、必ずバグがあるものと認識する必要があり、リリース前に確認しプログラマーなどに報告する部署になります。同じ作業を何度も繰り返す工程でもあり退屈に感じるかもしれませんが、テストを通してより良い構成を把握することができるなど学ぶことも多い工程になります。

Javaエンジニアの単価、年収について

一概に収益といっても、スキルや経験年数などで結構幅が出てしまいますが、ざっくりとした相場として年数ごとにまとめてみました。

経験年数 月収 年収
1~2年 40万〜50万円程度 480万円〜600万円
2~4年 50万〜60万円程度 600万円〜720万円
5年~ 70万円〜 840万円〜

エンジニアにとって一番大切なのはプロジェクトの完結です。ですがプロジェクトだけに固執するのではなく、その開発によってクライアントが抱えているどんな問題が解決されるのかを考え、提案をすることができると単価交渉に有利にもなり、結果として年収を上げることができるでしょう。

もし現在の仕事でイマイチ単価が上がらないと感じたら、エージェントを使ってみたり間に入っている担当を変えてみたりしてみましょう。エージェントを利用することで自分のスキル感での適切な単価などを知ることもできるので、単価交渉がしやすくなったり、他の仕事を探しやすくなったりするというメリットがあります。

フリーランスになってもやっていける?

初めにも言いましたが、Java案件は世界的に見てもかなり人気のある言語であり、需要も高いです。そのため今後の展望としても、Java案件の数が減っていくことはまずないと考えていいでしょう。また、バージョンアップも半年に一回されているなど、需要が一気になくなることはないと思います。

しかし競争力も非常に高い言語でもあるので、JavaだけでなくPHPやPythonといった他の言語も合わせて取得することで、基幹システムだけでなくWebアプリケーション開発にも携れるなど、より幅広い案件を獲得でき、年収の増加に結びつきます。

Java案件が減ってきているって本当?

Java案件について、Pythonなど比較的新しい言語の登場により案件数事態が減ってきているなどの話を聞くこともあるでしょう。確かに新たに出てきた言語もあり、案件数は前年に比べ少々減少してはいますが、まだまだJava案件の数は他言語の案件数より多くあります。

しかし、Java案件が年々数が減少していくのではないかと不安に思う方もいますので今後の需要性について触れていきましょう。

Java案件の今後の需要性について

今後の需要性についてですが、Javaの特徴としてOSに依存しないで開発ができる部分が非常に優位性があり、サーバー上以外にもスマートフォン上で機能するシステムの開発も可能です。また現行システムの多くにJavaが使われていることから、システムの更新があったとしても引き続きJavaが使われる可能性が高く、案件数の急激な減少は考えにくいでしょう。

どういった案件が多いの?

Java案件は仕様が複雑なものが多く、たくさんの人が関わる大規模なプロジェクトが多いのが特徴です。そのため個人で望むような案件は少なくなっています。

しかし大人数で臨む案件が多いため、要件定義や基本設計といった上流工程の効果の高い案件も多いので、収入は高くなりやすいです。Java案件を上手くこなすには、自分がプログラムを書くのが得意なのか、要件を整理するのが得意なのか、クラス設計をするのが得意なのか、それぞれ見極めることが大切ですね。

今後Javaで稼いでいこうと思ったら

Java案件は上述の通り一定数以上の案件が今後も市場にあることでしょう。しかし、単価に関しては競争率の激しいことも事実です。

単価の高い条件の良い案件をもらうには、Java以外の言語も組み合わせて取得することで、他のプログラマーと差別化して選ばれる人材を目指していくことが大切になってきます。

Javaの他に覚えておいて方がいい言語/資格は?

それではJava案件をこなしていく上で、一緒に覚えておきたい言語や取得しておきたい資格をそれぞれ紹介していきます。

PHP

PHP「Webアプリ・Webページ」を作成可能な言語であり、使用する時に特に必要になる特殊な開発環境もないことから、Webエンジニアの中では需要の高い言語になっています。

Javascript

動きのあるWebページを制作することができ「HTML・CSS」と組み合わせて使用することで、より需要のあるWebページの開発が可能になります。

Python

近年「AI開発・機械学習」で注目を集めている言語になります。比較的構文も分かりやすいこともあり、初心者も取り組みやすいかもしれません。

標準ライブラリ、外部ライブラリも多くこれにより短い構文でも多くの処理ができます。

Javaプログラミング能力認定試験

サーティファイ株式会社が運営している認定試験で、日本国内でのみ使える民間の資格となっています。試験のレベルとしてはJavaの入門者を3級、比較的やさしめのプログラムが組めるレベルの2級、試験で掲示された変更点をプログラムに反映するといった試験内容になっています。

Android 技術者認定試験

こちらはJavaの資格というわけでは無いのですが、Javaを使ってアプリを作るときなどにあると便利な資格です。今後Javaを使ってアンドロイドのアプリを作ってみたいと考えている方はぜひ取得してみてください。

未経験からでも稼ぐことはできる?

現状、エンジニアは非常に人手不足と言われているため未経験でもチャンスがあるのは確かです。またインターネット上に多くの情報が流れており、プログラミング教室も増えてきているので、より未経験の人が参入しやすくなってきています。

エージェント業を兼任しているスクールもあるため、スクールで学んだ後その流れでプロジェクトに参画、企業に採用され収入を得ることもできるかもしれません。しかし、未経験ということもありはじめは単価が低いことのほうが多いでしょう。

エンジニアはどちらかと言うと技術志向のため、経験年数よりも能力があれば評価され単価も上がってきます。ですが、多くの人と連携して行う作業では実務経験が多いほうがスムーズに行えるため、大きなプロジェクトの場合は経験年数がかなり重視される場合もあります。

結局Javaは稼げるのか、稼げないのか

これまでの総評としてJavaは稼いでいくことのできる言語と言えるでしょう。今後も多くの企業で採用されていくでしょうし、より多くの言語を用いた開発も進んでいきます。

そのためJavaが稼げると思っても、大事なのはJava以外の言語も学び多くのスキルを使い開発を行える人材になることです。資格も上手に取得してキャリアアップを目指していきましょう。