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0.はじめに

就職活動をし始める新卒者の方は、面接の「自己PR」に悩まされているのではないでしょうか?自己PRは面接の中で自分がどんな人なのかを存分にアピールするチャンスです。エントリーシートも記載をしますが、面接では履歴書への記載、面接での質問でも自己PRの場を設けられる場合があります。転職者の場合は今までの経験や仕事の取り組みを自己PRに書きますが、新卒の場合はどのように記載したら良いでしょうか?今までの勉強で培った知識、自分の性格を織り混ぜてどのように書いたら良いでしょうか?本日は新卒者へ向けて、自己PRの書き方の例をいくつか紹介いたします。

1.自己PRの構成はどのように書いたら良いか?

自己PRの書き方のポイントを、下記に3点まとめます。

・「現在→希望→将来」の構成にする

・結論から話す

・過程ではなく結果を話す

下記に詳しく解説していきます。

・「現在→希望→将来」の構成にする

履歴書への書き方でも、面接の話し方でもこの構成は崩さないようにしましょう。これは「自分がどんな性格で、こんなことができるようになりたくて、こんな風に活躍したいと思った」という流れにすることで相手にわかりやすく伝えることが可能です。また、「なぜこんな風になりたいと思ったのか?」を説明するために、今までの経験・結果を合わせて話すことで自分自身の頑張りの結果を伝えることができます。構成を忘れないことで、一言一句を暗記せずとも相手にわかりやすく伝えることができますので、頭の片隅に置いておくようにしましょう。

・結論から話す

これは面接での会話、履歴書の書き方でもどちらも重要なポイントと言えます。特に履歴書のように文章にすると、結論までが長すぎると読み飽きてしまい内容が入ってこなくなってしまいます。そのため、「私は冷静な性格です。今までゼミの活動で〜」のように先にどんな人なのかを言い切ります。書き方でも「〜です。」と言い切ることでその後の話が入ってきやすくなります。特に新卒での自己PRは他の質問と比べて長くなりやすいため、先に結論をはなして後から理由を説明するようにしましょう。

・過程ではなく結果を話す

面接の質問でも履歴書の書き方でも共通して言えますが、過程ではなくどんな結果を出したかをメインに伝えるようにしましょう。企業の見ている部分として、「どれだけ努力したか」より「努力の結果」の方が重要視されます。資格の勉強をしたけど受からなかった、より勉強時間のスケジュールを組み資格を取得した方が印象が良いことは明らかです。新卒の方であれば資格の取得以外にも、ゼミでの活躍、アルバイトでの結果を話しても良いでしょう。新卒は頑張れる粘り強さがあることも重要ですが、結果を話すことで自己PRをよりクオリティの高いものにしていきましょう。

2.自己PRの書き方・例文

ここまでの書き方のポイントを踏まえて、新卒の自己PR例を記載いたします。

・私は責任感が強く、与えられたことは最後までやり遂げる長所があります。大学ではテニスサークルに所属しており、県大会にも出場している強豪校で部長を任されていました。県大会でも毎年決勝まで進んでいたため、自分達の代でも必ず優勝できるよう、1日のトレーニングスケジュールの組み方、部員の性格や得意なことを把握してトレーニングメニューの提案を行っていました。ただストイックなだけではなく、楽しみながらテニスをできるよう、部員とのコミュニケーションも取りながら着実に力をつけるよう練習を行い、県大会で優勝、準優勝をとる部員が続出しました。この経験を生かし、目標に向けて自分自身も周りもストイックに取り組めるようスケジュールをたて、最後までやり遂げる力を営業職での仕事に生かすことでさらにスキルアップしていきたいと考えております。

・私の長所は、地道に仕事に取り組み続ける継続力があるところです。学生時代は4年間居酒屋でアルバイトをしており、レジ締め作業や発注業務など正社員の業務も一部手伝っておりました。在庫の管理や会計ミスがないかの確認を自分なりにチェックリストを作ることで、何度も確認する手間が省け、在庫を抱えすぎることもなくなり食品ロスが前年から3%削減することに成功しました。忙しい時こそ落ち着いて確認作業をすることで、その後のミスを減らすことができると考えているため、この経験を生かし事務職として勤めた際、ロスや仕入れ状況の把握を行い売上拡大に貢献していきたいと考えております。

3.最後に

いかがでしたでしょうか。今回は新卒向けに自己PR文の書き方の構成、書き方例文を解説いたしました。新卒者は経験がないからこそ、今までのアルバイト経験、ゼミ、サークルなどの経験で得た結果を話すことが重要です。職種により自己PRを若干変える必要性はありますが、書き方の基礎は変わらないため重要なポイントは抑えて置きましょう。新卒者で自己PR文の書き方に迷っている方に、こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。