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  • スキルシートはどうやって書けばいい?

ITエンジニアにとって、スキルシートは自分の経験やスキルを伝えるために大切なものです。今までの経験や勉強してきたことを細かく書くことで、場合によっては年収が変わったり大きな仕事を任せてもらえたりすることもあります。しかし、スキルシートは自由に書くことができるため「何を書いたら良いかわからない」「どこまで細かく書いたら良いかわからない」と悩んでいる人もいるでしょう。そこで、本記事ではスキルシートに書く項目やスキルシートの書き方のポイントなどについて紹介します。スキルシートの書き方で悩んでいる人は、この記事を読むことでスムーズに充実したスキルシートを書き上げることができるでしょう。

スキルシートに書く項目

ノートパソコンの画像

スキルシートは、ITエンジニアにとって営業資料となります。そのため、今までの仕事の経験や身につけたスキルなどを細かく記載してアピールする必要があります。しかし、具体的にどのような内容を書けばいいのかわからない人もいるでしょう。ここでは、スキルシートに書く項目について紹介します。

職務経験の要約

スキルシートには、今までの職務経験の要約を書きます。いつからいつまで、どのような企業で勤めていたのかをわかるように記載します。職務経歴書のような内容を簡単に書くと良いでしょう。

経験や知識

今までの経験や知識も記載する必要があります。応募先はどのような経験や知識を持っているのかを知りたいので、わかりやすくまとめましょう。勉強したプログラミング言語や使用したことのあるツール、個人で開発したサービスなども記載しておくと良いです。「書く必要がないかもしれない」と思うような経験や知識でも、記載しておくことでハイレベルな依頼を受けることができる可能性があります。そのため、今までの経験や身につけた知識などは細かく書くことがおすすめです。また、経験が少ない人や持っているスキルが少ない人は、勉強中のものがあれば記載することでアピールできるでしょう。

経験したプロジェクト

経験したプロジェクトについても記載しましょう。プロジェクトの全体や役割、自分の担当工程などを書くと良いです。他にも、プロジェクトを進める際に自分が注力したことや成果なども書くことで、応募先の採用担当者の印象に残りやすくなるはずです。経験したプロジェクトについては時系列で記載しても良いですが、最近のプロジェクトから書くことで企業側の目に留まりやすくなります。また、経験したプロジェクトが多い場合は応募先の企業で活かせるような内容のプロジェクトを中心に書くと良いでしょう。

自己PR

今まで経験した仕事や持っているスキルだけでは、その人の人柄まではわかりません。そのため、普段から仕事で意識していることや自分の強みなどを自己PRで書くと良いです。文字数の目安としては、200〜400文字程度が読みやすいでしょう。

スキルシートの書き方のポイント

ノートパソコンとコーヒーの画像

スキルシートを作成するときは、書き方のポイントを押さえておきましょう。採用担当者はスキルシートを見て「この企業にマッチした経験やスキルを持っているか」を判断しています。そのため、ITエンジニアにとってスキルシートを詳細に書くことは重要です。ここでは、スキルシートを書くときのポイントについて紹介します。

今までの業務経験をすべて書く

スキルシートには、今までの業務経験をすべて書くことが大切です。携わってきたプロジェクトの業務内容や携わっていた期間など、具体的に書くと良いでしょう。今までの業務で自分はどのように周りの人と関わってきて、どのような立ち回りをしてきたのかもしっかりと書くポイントです。また、今までの業務経験を書きつつ「自分は何ができるのか」も書きます。「この経験は書いてもアピールポイントにならないかもしれない」と思えるような業務経験だとしても、すべて書くことがおすすめです。今までの業務経験のすべてを書くことで、応募先の企業の人に人物像を掴んでもらいやすくなります。そして、業務経験を書くときは資格・経験・スキル・プロジェクトを分けて書くことでわかりやすくなるでしょう。

A4紙2〜3枚にまとめる

スキルシートはA4紙2〜3枚にまとめると良いでしょう。パソコンでスキルシートを作成するのが一般的で、自由に書くことができるので長く書きたくなるかもしれません。しかし、長すぎても読む側の負担になってしまうので、ある程度まとめることが大切です。

読みやすいように作成する

スキルシートは読みやすいように作成することが大切です。応募先の採用担当者はたくさんのスキルシートに目を通しているので、読みにくいスキルシートは敬遠されてしまいがちです。そのため、読みやすいスキルシートにするためにいくつかのポイントを押さえておきましょう。ポイントは以下の5つです。

・箇条書きでわかりやすく書く
長文で書くと読みにくくなってしまうので、基本的に箇条書きで書くと良いでしょう。箇条書きで簡潔に作成することで、短くまとめることができます。

・文体は言い切り系で書く
スキルシートに書く文体はですます口調ではなく言い切り系で書くことがおすすめです。言い切り系で書くことですっきりとして読みやすくなるでしょう。

・専門用語や略語などは使わない
スキルシートを書くときに注意したいことが専門用語や略語を使わないことです。誰でも知っているような用語であれば使用しても問題はありませんが、特定の分野で使われている専門的な用語やわかりにくい略語などは避けた方が良いでしょう。

・全体のレイアウトを整えて見やすくする
スキルシートの全体のレイアウトを整えることです。スキルシートの行頭や行末を揃えることで、見やすくなります。統一感を出して見栄えの良いスキルシートにしましょう。

・西暦で統一して書く
西暦で記載することです。履歴書では和暦で記入することがありますが、スキルシートの場合は西暦で記入することが一般的です。和暦で書くと業務経験が新しい年号にまたがったときに複雑になってしまいます。西暦で統一して書くことで、今までの業務経験の流れがわかりやすくなるでしょう。

企業名や団体名は伏せる

スキルシートで業務経験や携わったプロジェクトについて書くときは、企業名や団体名は伏せましょう。企業によって違いはありますが守秘義務を負っている場合がほとんどなので、トラブルを避けるためにも企業名は書かないようにすることが大切です。業務内容やプロジェクトの内容については具体的に書くべきですが、関わった企業名などについては「アプリ開発会社」「金融会社」のように表記しましょう。

応募先に合わせたスキルを書く

スキルシートで持っているスキルをアピールするときは、応募先の職種に合わせて書きましょう。応募先によって求められるスキルは違うので、アピールできる部分も変わってきます。技術を身につけた方法や、身につけた技術で貢献できたことなどを深掘りして書くと良いでしょう。また、勉強中のスキルについても応募先に合っていれば積極的に書くことがおすすめです。応募先の職種に合わせて自分の強みを考えることがポイントです。特に、複数の企業に応募するときは同じ内容にするのではなく、企業の特色を理解して内容を変える必要があります。

関わったプロジェクトの概要を書く

スキルシートには今まで携わってきたプロジェクトについて書くことが大切ですが、プロジェクト全体の概要も書くことがポイントです。関わったプロジェクトで自分が担当した項目だけではなく、そのプロジェクトの目的も書くと良いでしょう。プロジェクトの全体像や目的を理解していることをアピールすることで評価が高くなるはずです。そのためには、プロジェクトの概要と自分が担当した役割を細かく書くと良いでしょう。

スキルシートを完成させたら見直しをする

スキルシートを完成させたら、必ず見直しをしましょう。パソコンでスキルシートの見直しをしても誤字脱字を見落とす可能性があるので、スキルシートを印刷して声に出して読み直してみることがおすすめです。スキルシートで文書作成能力もアピールできるので、慎重に見直しをするようにしましょう。

スキルシートはどのくらい詳しく書くべき?

ノートパソコンとスマホの画像

スキルシートには、プロフィールやプロジェクトの内容、保有しているスキルなどについて書く必要があります。なるべく具体的に書くことがおすすめですが、どのくらい詳しく書けば良いかわからない人もいるでしょう。内容が細かすぎると長くなってしまい読みにくくなってしまうので、項目によって標準的な書く分量を知っておくことがおすすめです。まず、プロフィールは一般常識程度の量で構いません。氏名や住所などの基本的な項目と、経験のあるプログラミング言語やスキルについても触れておきましょう。そして、仕事経験やプロジェクトについては携わった期間も書くと良いです。複数のプロジェクトに同時に関わっていた場合は、各プロジェクトに分けて書くことで見やすくなります。ITエンジニアの場合は、業務経験をできるだけ詳しく書くことが重要です。また、プロジェクト全体のチーム体制についても記載しましょう。チームの人数や役割などを具体的に書くことで、応募先の担当者がどのような仕事をしてきたのかが想像できます。自分が担当した工程については、できる限り細かく書きましょう。インフラ系の場合は、要件定義・設計・構築・運用や保守の項目を書くと良いです。開発系の場合は、要件定義・設計・開発・テストの項目を書きましょう。

スキルシートの重要性

ノートパソコンで作業する人の画像

企業側はスキルシートを見て「何ができるのか」をチェックしています。特に中途採用の場合やフリーランス案件の場合は、即戦力を求められるのでスキルシートが重要です。応募先は、「求めるスキルを持っているのか」「業務に貢献してくれるのか」が一番知りたいポイントです。例えば、応募先にマッチしたスキルを持っていたとしてもスキルシートでうまくアピールできないと伝わらないこともあるでしょう。スキルシートでは、応募先の採用担当者に自分の経験やスキルを余すことなくアピールできるように書くことが大切です。

スキルシートの書き方で年収が変わる

スキルシートの書き方次第で、年収を上げることができます。応募先はスキルシートを見て、今までの業務経験を把握して自社と合うかどうかを判断します。そのため、スキルシートで経験やスキルをアピールして自分の価値を正しく判断してもらうことで評価が高くなるでしょう。企業側目線で、どのようにアピールすれば上手く伝わるかを考えることが大切です。

お互いのミスマッチをなくす

応募先はスキルシートを見て、自社で必要とされている経験やスキルを満たしているのかを判断しています。そして、応募する人は希望する仕事ができるようにスキルシートで自分のスキルを正しく伝える必要があります。つまり、スキルシートでお互いのミスマッチをなくす役割もあるのです。ズレがあると「思ったよりもスキルが低い」「思ったような働き方ができない」とお互いに感じてしまう恐れがあります。

経験が少ない人は書けることは何でも書く

「経験が少ないのでスキルシートに書けることがない」と悩んでいる人は、業務経験に拘らずに書けることは何でも書くと良いでしょう。例えばプログラミング言語を数ヶ月間勉強したとしたら、それはスキルシートに書くべきです。個人で開発したものがあれば、それも詳しく書くと良いでしょう。

まとめ

ノートパソコンとメモの画像

スキルシートは履歴書のように決まったフォーマットがあるわけではありません。そのため、スキルシートの書き方に悩むこともあるでしょう。スキルシートは、今までの経験や身につけたスキルなどをすべて書くことが大切です。「自分ができること」をスキルシートでアピールすることで転職の成功や案件の獲得に繋がります。