支援対象地域:札幌、仙台、関東、愛知、関西、広島、福岡


公開日:2020-09-09

はじめに

様々な世相によって、会社へ通勤せずに家にいながらパソコンで仕事ができるリモートワークが徐々に注目を浴びてきています。出勤時間をなくしたい、育児と仕事を両立したい、好きな場所で仕事をしたいなど、様々な理由でリモートワークをしたいと思っている人もいると思います。そのため今回はリモートワークで対応できる仕事の種類や、求人の実情について紹介していきます。

リモートワークを採用している仕事は?

少し前まではリモートでは不可能と思っていた仕事が、そうせざるを得ない環境に置かれて仕方なく開始してみたら、意外と問題もなく成立したという話を聞きます。成立するどころかオフィスの光熱費などの経費が削減できて、かえってよかったのではないかという意見も出てきています。もちろん運送や飲食、交通インフラなどリモートでは不可能な業種が存在するのも確かです。それでも事務部門やマーケティング部門など社内の一部部署をリモートワークにするというように、できる部分は極力リモートにするという動きも見られます。

リモートワークを採用している業種ではIT関連が圧倒的に多いです。現在はほとんどの場所で安定したネットワークを利用できる環境があるため、パソコンとインターネット環境さえあればプログラマーやエンジニア、Webデザイナーは仕事ができます。ミーティングなどのコミュニケーションもビデオ会議やチャットツールで事が済んでしまいます。コールセンターもクラウド型でのシステム運用が可能になっていることから、センターとなる「場所」に人が集まらずに、各自が在宅であってもコールセンターとしての機能が成立します。マーケティングやコンサルティング、営業という職種がリモートで行われている企業もあります。また最近では事務処理場の関門となっていた署名や捺印の電子化も進められて来ているため、依然として賛否両論はありながらも、経理業務がリモート化する可能性は大いにあります。

作家や漫画家、デザイナー、ライター、イラストレーター、作曲家というクリエイティブ関連の仕事もリモートワークでできる職種の一つではあります。そういった業種に関してはそもそも組織に所属して働くということが少ないため、これまでもリモートに近い働き方であった職種です。

フリーランスや副業でクラウドソーシングを利用している場合、リモートという働き方になることがほとんどです。YouTuberやブロガーを生業としている方も広義ではリモートワーカーになり、基本的に個人のパソコンで作業を行い、完成した成果物を提出して報酬を得るという流れです。

リモートワークのメリットとデメリットは?

リモートワークの求人に応募しようとしているものの、まったく未体験で迷っている方がいるかもしれません。逆に比較対象となる経験がなく楽になるイメージしかつかず、デメリットを考えられないということもあるでしょう。ここではリモートワークのメリットやデメリットについて紹介します。ぜひとも見比べて、自分に合っているかどうか考えてみてください。

まずリモートワークというと、どこで仕事をしても許されるというイメージを持っていないでしょうか?もちろんカフェやコワーキングスペースなど、どこで仕事をしても良い場合もあります。しかし実際には、セキュリティの観点から働く場所を自宅に限定されることも少なくありません。また時々出勤が発生するため、あまり遠方に住むことができないという場合もあります。

勤務時間に関しても、リモートだからといって自由になるとは限りません。出退勤の報告が日々必要となることもあります。リモートワークに対して自由な勤務スタイルを期待し過ぎて失敗しないよう、これらの点についてはよく確認の上で求人に応募することをおすすめします。

メリットとしては以下があります。

・対面しなくても仕事ができる
・周りを気にせずマイペースに作業ができる
・通勤時間が省ける
・家事育児をしながら仕事ができる
・オフィスにいる時に比べて自由

デメリットとしては以下があります。

・人と会う機会が減る
・オンオフの切り替えが難しくなる
・座りっぱなしになり運動不足になる
・気が散って効率が悪くなる
・環境が整わず仕事がしづらい

メリットは、プライベートな時間、家事の時間が確保できることや、拘束感の軽減に関する部分に多くみられます。通勤がなくなるとことは、荒天時になんとか出勤したり、毎日満員電車に揺られるというストレスからも解放されます。一方のデメリットではコミュニケーション不足の発生や、これまでの仕事スタイルとの違いに対応し切れていないというような点が多くあります。ここから言えることはリモートワークのデメリットの多くは、仕事をする環境の整備、リモートワークへの慣れでカバーできる可能性があるということです。

性格的に体を動かす仕事が良い、職種上リモートでの対応はできない、環境の確保が難題ということがあればリモートワークは厳しいかもしれないですが、どちらでも気にならないのであれば、思い切ってリモートワークの求人に応募してみるの良いかもしれません。

求人はどのくらいあるのか

数年前まで日本国内でのリモートワークの求人は決して数が多いものではなく、大手のIT企業が採用している程度に止まっていました。現在も大量に求人が存在するわけではないですが、リモートワーク専用の求人サイトというものも見られるようになってきました。

求人内容として多いものはやはりIT関連で、プログラマー、Web、バックエンドがよく見られます。中にはデータサイエンティスト、マネージャー業、ECサイトの運営に関するマーケティングやカスタマーサポート、テレアポも目に付きます。他にも営業や通訳・翻訳、コンサルタント、ライターやイラストレーターなどのクリエイター系、さらに人事、事務、法務関連のリモートワークもわずかですが存在していました。ここに挙げただけでも様々な職種でリモートワークの求人があることがわかっていただけたかと思います。

また働き方に関するアピールポイントとして、フルフレックス、フルリモート、海外在住OK、出社不要ということが書かれているリモートワークの求人は多いです。

リモートの求人は怪しくないのか

面談から入社して働くまで全てリモートで行うとなると、もしかしたら自分が入社する企業の実態が良くわからないままということもありえるため、思わぬところで違法な仕事や、詐欺、怪しい企業に関わってしまうのではないかという心配もあります。リモートという働き方自体が未経験であると、要求されたことが一般的なのかどうかという判断も難しくなるでしょう。

これらを避ける方法としては「大手の就職・転職サイトや派遣会社を利用する」「大手のリモートワーク求人に応募する」「応募したい企業の情報を徹底的に調べ上げる」などが挙げられます。もちろんこれらを満たしているからと言って確実に避けられるわけでも、その他が全て怪しいわけでもないですが望んでいない募集内容に出会ってしまう可能性は限りなく減ります。

リモートワークを始めるために用意しておきたいもの

在宅でリモートワークを始めるにあたって一般的にどのような設備が必要になるのか紹介します。全て揃っていると思っていても、いざ始めてみると必要なものがなかったことに気づくこともあるため、参考にしていただけると幸いです。まずパソコンとインターネット環境はほとんどの業種で必要になります。パソコンは勤務先より会社用パソコンを支給されることがありますが、インターネット環境はただ利用できるだけではなく、担当する仕事に適した環境であるか確認しておく必要があります。例えばビデオ会議をする場合や、大容量のファイルのやりとりが必要となる場合は安定した回線が必要となります。マンションなどの共有回線は、頻繁に速度が遅くなり業務に支障が出てくる可能性があるためあまりにも耐えられそうにない回線の場合は個人でのプロバイダー契約も検討しましょう。

出費も含め頭に入れておいた方が良いのは空調設備です。特に夏や冬はただでさえ光熱費がかさみやすいですが、家にいる時間が長くなるとその金額はさらに大きくなります。空調の故障がないかという点ももちろん事前に確認しておいた方が良いですが、光熱費のアップも心構えしておいた方が良いでしょう。中には光熱費に対する福利厚生がある企業もあるため、求人を見る際に確認することをお勧めします。

その他、自宅だけではなくカフェやコワーキングスペースで仕事をする場合は、ポータブルWi-Fiを持っていると便利です。そして意外と見落としがちなのが普段から自宅で利用している机や椅子などの家具です。在宅となると長時間同じ場所に座っていることも考えられます。仕事を始めてみると机の高さが気になり出したり、椅子に長時間座っていると疲れることに初めて気づくかもしれません。仕事の効率にも関わってくるため、事前にチェックして可能であれば適したものを揃えておくことをおすすめします。

まとめ

リモートという働き方が採用されることで通勤時間を考えなくてよくなったり、家事育児の時間ができたりと仕事を始めるにあたってのハードルが少し下がります。飲食店や運送業、営業などリモートではできないものはまだまだありますが、それでもこれまでリモートでは不可能と思っていたものがリモートワークに代わることがある時代です。不足しがちなコミュニケーションも様々なアイディアで解消に近づけることもできます。リモート求人への応募を検討している方は、しっかりと問題のない企業かを見極めた上で、この機会に応募をしてみてはいかがでしょうか。