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公開日:2020-09-03

最初に

今回はプログラマー(主にIT業界ですね)にとって「資格」の意味や有用性について紹介していきます。これからプログラマーを目指す方や今現在プログラマーでバリバリ仕事をこなしている方で資格取得しようか迷っている方に参考になればと思います。
最初に結論から申しあげておきますとSIerにおいては資格が有用な場合がありますが、Web業界においては資格というものは不要であるという認識で問題ないです。
つまりSIerにおいては資格の保持者を企業側が優遇する場合があるのですが、Web業界においては一部の例外をのぞいてそういった優遇制度は存在しないです。

SIerの場合

ベンダー資格

まず、SIerにおいて企業側が何らかの資格保持者を優遇する場合において説明していきましょう。
これはどういうケースかといいますと、とある資格、特にベンダー資格というものを従業員がもっている場合にそれによって競合他社との受注競争で有利になれます。また、発注元に対して高単価を請求することが可能なケースになります。
例えばMicrosoft系の技術を使う開発案件に関する受注競争においてはどの会社がその技術に詳しいのかを客観的に証明する目安が必要になり、ベンダー資格というのはその目安としてとてもわかりやすいのです。
例えばOracle系の資格やSAP系、salesforceの資格等があり、こういったベンダー資格、特に上位の資格の従業員を持っていると受注競争に勝てる可能性が高くなったりする場合があります。
そのため従業員にこういったベンダー系の資格の取得を奨励して教材の購入費用であるとか受験費用を負担している会社は結構あります。
なのでエンジニア側から見るとなんらかのベンダー系の資格を持っているとそのベンダーの技術を使っている別のSIerさんに転職しやすくなるといったメリットがあります。

国家資格

国家資格の場合はどうなのかというと、入門的な資格は別として高度情報処理技術者という分類に入る資格、例えばシステムアーキテクト試験、ネットワークスペシャリスト試験、データベーススペシャリスト試験などは難易度も高く権威もあります。
ただ、ベンダー資格のようにこの案件では従業員がこの資格をもっていると受注角度があがるみたいな会社にとっての明確なメリットがないつまり実務における即効性みたいなものがないのでベンダー資格ほどは会社側が力をいれていないです。
なのでSIerさんにおける国家資格の用途としては、例えばデータベーススペシャリスト試験に合格していると少なくともデータベース方面にある程度詳しい人ということの証明にはなるので、車内でデータベース周りの仕事を任せてもらいやすくなります。
ようするに個人のキャリアの方向づけという用途で使われているというイメージです。

Web業界の場合

Web業界、特に自社サービスを作っている会社においてはどうなのかというと、資格取得を積極的に奨励している企業さんというのはほとんどないです。
プログラマーの就転職において資格が大きく有効に働くケースというのも基本的にはないと考えて問題ないでしょう。
自社サービスを作っている企業が従業員の資格取得を重視しない一番の理由は従業員が何らかの資格を持っているからといって自社のサービスがヒットしやすくなったり、競合他社のサービスより有利になったりすることはないからです。
さらにWeb系企業においてはSIerに何らかの民間ベンダーの製品に特化した技術を使うということはいくつか例外もありますが基本的にはないです。
ほとんどの開発にオープンソース系の技術を使っていてそういった技術を流行り廃りのサイクルも早いためそれらの技術に該当する資格というのがそもそも存在しないという理由もあります。

最初にお伝えした中で例外もあると言ったのですがそれについて説明します。 Web業界には自社サービスを提供している企業の発注を受けて受託開発を行っている企業もかなり存在するのですが、特にクラウド系の開発を専門にしている企業、いわゆるクラウドインテグレーターの方たちの場合社員の方たちがクラウド系の資格、特にAWS系の上位資格を持っていると様々なメリットがあるみたいです。
そのため会社的にそういう資格の取得を奨励しているケースがあるようです。
ほとんどのWeb系企業はAWSに対する依存度が非常に大きいのでそこに使われているお金もまた膨大なので必然的にAWS周りの開発を専門に請け負う会社がたくさん出てきており、そうした会社同士の受注競争においてはSIerと一緒で従業員の方たちがベンダーの資格を持っていると有利になったりあるいは業界内のプレゼンスを高めたりすることが出来ます。
会社側としてはその資格の取得を奨励することになり、そういう会社の中ではそういったベンダー資格の価値が高くなるということです。
なのでクラウドインテグレーターで働きたいと思うのであればAWSとかあるいはGCPの資格は有効でしょう。
まとめるとクラウド系の資格は「クラウドインテグレータ」の中では有用ですが、自社サービスを持っているWeb系企業においてはほとんど有用性はないと考えて良いです。

最後に

資格については資格の内容によっては転職で有利になる可能性があるのでとっておいても全く無駄になるわけではありません。プログラマーのキャリアの方向づけとしてどの資格を取るのかはじっくり考えておくと良いでしょう。最後までお読みいただきありあがとうございました。