支援対象地域:札幌、仙台、関東、愛知、関西、広島、福岡

  • TOP
  •   
  • コラム
  •   
  • プログラマーに英語は必要!必要な理由

はじめに

あなたはプログラマーに英語は必要だと思いますか?この記事ではプログラマーを目指すにあたって英語が必要なのかどうかを紹介します。プログラマーを目指していて、英語を習得するべきか悩んでいる方はぜひ参考にしてみて下さい。

プログラマーに英語は必要か

結論として、英語は必要です。今後はもっと海外を視野に入れたキャリアを考えていくことが大切なため、さらに必要となってくるでしょう。必要な理由は「IT関連の最新情報は英語ソース」「世界を市場にできる」「差別化」の3点があります。ここからはプログラマーに英語が必要な理由と、それぞれどの程度のレベルが必要とされるのかを紹介します。

プログラマーに英語が必要な理由3選

IT関連の最新情報は英語ソース

プログラマーに英語が必要な理由の一つめは、IT関連の最新情報が英語ソースであることです。海外の情報が日本語に翻訳され、私たちに届くまでに約6ヶ月かかると言われています。
最先端の情報が必要なこの世界で、特に、変化が激しく最新技術がすぐに生み出されるIT業界において、この6ヶ月間という期間はあまりにも長いです。英語で最先端の情報を得ることができれば、海外での傾向を基に、今後どのような技術、情報が日本に入ってきて、どのようなキャリアを歩んで行くかについて他の人たちよりも先に考え、市場が必要としているプログラマーになることができます。

世界を市場にできる

プログラマーに英語が必要な理由の二つめは、世界を市場にできることです。
少子高齢化、コロナなどの様々な社会的問題により、日本の市場は今後ますます小さくなっていくと予想されています。日本語しか使用できなければ縮小する市場の中で戦うしかありません。しかし、英語ができれば世界を市場にできるため、今後伸びそうな国、安定している国で働くことができるようになるのです。

世界を市場にするメリットとしてもう一点、海外の方が日本よりもプログラマーに対する給与が高いという点があります。日本のプログラマーは優秀であるにも関わらず、世界と比較すると給与面ではそれほど評価されていません。例えば、今後世界の中心になるであろう人工知能に関する仕事をするAIプログラマーは、日本では年収1000万円を超えることはほとんどありません。しかし海外では1000万円超えは全く珍しいことではなく、むしろ倍の金額を提示している企業も多くあります。そのため、例えば日本で900万円ほどの年収で働いていても、海外にいくと年収が3倍以上ということもあり得るのです。

差別化

プログラマーに英語が必要な理由の三つめは、差別化ができるということです。近年プログラマー不足が深刻な日本で、多くの人がプログラマーを目指すようになりました。しかし、プログラマーは技術力、知識量、経験がものをいう世界のため、他の人との差別化を図ることが難しいです。そこで専門的分野の知識、技術に加えて、英語を使用できることで他の人たちと差別化を図り、就職活動や案件獲得において優位に進めることができるようになります。
上記の通り、IT関連の情報は翻訳されて日本に入ってくるまでに約半年かかると言われています。そこで「英語を使用できるため情報を瞬時に取ることができる」ことを強みにして、他の人と差別化を図ることが可能です。
日本では、英語教育はされているものの問題なく使用できる人は少ないため、日常会話のみではなくビジネスシーンでも使用できるようになれば大きく市場価値をあげることができます。

4技能それぞれどの程度の英語力が必要なのか

ここまでプログラマーに英語が必要な理由、英語が使用できることによるメリットについて紹介しました。しかし、「英語」と一言で言っても「スピーキング(話す)」「リスニング(聞く)」「ライティング(書く)」「リーディング(読む)」の4技能があります。ここからはそれぞれの技能において、どの程度のスキルが必要とされるかについて紹介します。

スピーキング

スピーキングは日本人が一番苦手意識を持っている技能です。しかし、スピーキングの技能がプログラマーに必要かは、自分がどのようなキャリアを目指しているかによって異なります。例えば世界を視野に働きたいと考えているのか、それとも日本で働きながら英語のリソースを読めるくらいの英語力を身に付けたいのかといったことです。
後者の場合はそれほど必要ではありませんが、前者の場合は必須です。海外を視野に入れて働く場合は、コミュニケーションを英語で取らなければならないため、スピーキングの技能はとても重要です。単語ごとにも細かいニュアンスの違いがあり、同じ発音の仕方でも意味が異なる単語もたくさんあるため、継続的に勉強を行う必要があります。

リスニング

リスニングの技能もスピーキング同様、海外で働くことを目指している場合には英語でのコミュニケーションに困らない程度のスキルを取得しなければなりません。リスニングは音楽や映画、人の会話を聞くことで上達が早くなります。

ライティング

ライティング能力は、日本で働く場合はあまり必要ないでしょう。海外にクライアントがいて担当をする場合や英語文化の環境などのような特殊な場合を除いて、ライティングのスキルはそこまで必要ではありません。

リーディング

4技能の中でリーディングが一番求められる技能です。IT関連の情報や、仕様書は英語で書かれていることがほとんどです。さらに、専門的な用語がたくさん出てくるため、一般的なリーディングよりも高いスキルが必要です。英語が使用できる点で差別化を図ろうと考えている人も、リーディングに関してはより高いレベルが求められるでしょう。
しかし近年では、精度の高い自動翻訳機の登場により、リーディングスキルの求められるレベルが低くなっているのも事実です。精度が上がれば上がるほど、誰にでもできるようになりますが、該当の関連記事を見つけるためにはある程度の英語力を用いて調べる必要があります。

まとめ

プログラマーにとって英語は今後ますます必要となるでしょう。
英語もプログラミング言語も学習方法としては、「継続が必要」「すぐには取得できない」と似ている点が多くあります。今後ますます活躍するプログラマーを目指し、ぜひ参考にしてみてください。