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Javascriptの案件内容

現代のWEBページやアプリケーション制作には欠かせないプログラミング言語である「JavaScript」 JavaScriptは汎用性が高く幅広い分野で活躍することができ、さらに他のプログラミング言語にも応用することもできます。

使い勝手の良さから人気のあるJavaScriptですが、どのような内容が多いのでしょうか? ここで、代表的なJavaScript案件を具体的に3つご紹介いたします。

WEBサイトの構築案件

JavaScript案件で最も多いのはWEBサイトの構築を主にするフロントエンド案件です。 フロントエンド案件では、主にWEBコンテンツのユーザビリティー向上のために設計・開発・実装を担当。 アニメーションや特殊効果といったダイナミックな機能をつけるために、JavaScriptが多く用いられています。

現在ではほぼすべてのWEBサイトにJavaScriptが活用されているので、今後もフロントエンド案件は増えていくのではないでしょうか。

スマホアプリの開発

次にJavaScript案件で多いのはスマホアプリの開発案件です。 スマホアプリの開発には大きく分けて2種類の案件が存在します。

・ネイティブアプリ

・ハイブリッドアプリ

ネイティブアプリとは、スマホやタブレットにインストールして使うアプリを指します。 デバイスにインストールをして使うので、写真アプリや一部のゲームアプリはオフラインでも使用することができます。 また、デバイスが持つGPS機能やプッシュ通知などの機能を活用しやすいことも特徴の一つです。

ハイブリッドアプリとは、ブラウザ上でもデバイスにインストールして使うこともできるアプリを指します。 例えばクラウドソーシングサービスで最大手のサイトは、JavaScriptとRubyで開発されたハイブリッドアプリです。 最近ではユーザーの利便性を高めるために、ハイブリッドアプリの開発が一般的になりつつあります。

JavaScriptは、さまざまな開発環境があるためプラットフォームを選ばずに動作させる事が可能です。 より少ない工数でアプリ開発が見込めるため、JavaScriptを用いたスマホアプリ案件は増えていくでしょう。

WEBアプリケーション開発案件

JavaScript案件には、WEBアプリケーションの開発も多く存在します。 一般的にWEBアプリケーション開発は、フロントサイドとサーバーサイドに分かれて作業することが多く、PythonやRubyなど他のプログラミング言語も用いることがほとんどです。

フロントサイドとは、WEBアプリの使いやすさを向上させるためにメニューやボタンに機能を追加する業務です。 たとえばユニクロの通販ページでは、マウスをサイズやカラーに合わせることで、在庫状況を自動で表示したり商品画像を自動で切り替えたりする機能を追加し、購買意欲を逃さないためにユーザーが直感的に操作できるようにUI/UXをデザインされています。

またサーバーサイドは、リアルタイムでやり取りができるチャット機能や会員登録機能などサーバーと通信する機能を実装する業務です。

JavaScriptを用いた開発経験が3年以上といった、高い知識やスキルをWEBアプリケーション案件では求められることが多いでしょう。

Javascriptで仕事する時に持っておきたいスキル/資格

スキルや資格は、JavaScript案件に参画する際に報酬や待遇に大きく関係します。 ここでJavaScript案件を獲得する上で、持っておきたいスキルや資格を4つご紹介しましょう。

PHPの知識

PHPやRubyなどの知識があれば受注できる仕事の幅が広がるので、ぜひ身につけておきたいスキルです。

JavaScriptの案件の多くはフロントサイドとなっていますが、プログラミング言語の知識を得ることでサーバーサイドの業務も担当できます。 サーバーサイドの知識があれば、WEBディレクターやシステムエンジニアとの意思疎通や連携、CMSの機能追加が可能です。

特にPHPはWordPressでも活用することが多いため、基本的な記述スキルは身につけておきましょう。

WordPressのスキル

CMSであるWordPressは、個人・法人を問わず多く導入され、専門的な知識がなくてもWEBコンテンツの制作を簡単に行うことができます。 最近では、JavaScriptの案件にもWordPressの導入やカスタマイズ業務が盛り込まれていることも増え、WEBサイト制作においては欠かせないものとなりました。

WordPressはさまざまなテーマやプラグインがあり、コーディングやデザインのスキルがなくてもカスタマイズができます。 しかし、人気のテーマは有料である場合が多いのでWordPressの機能や操作方法だけでなく、カスタマイズできるようPHPと併せてスキルを磨いておきましょう。

CIW JavaScript スペシャリスト

CIW JavaScript スペシャリストは、JavaScriptの基本的な知識が問われる資格です。 難易度が高い資格なので、高度なJavaScript知識を持っているアピールがしやすくなるでしょう。

試験問題は英語で出題されるため、CIW JavaScript スペシャリストを取得するためにはJavaScriptと同時に英語の勉強も必要となります。 国際資格の一種でもあるので日本国内だけでなく、海外での活動もしてみたい方におすすめのJavaScript資格です。

CIW JavaScript スペシャリストの特徴
受験料 150米ドル
受験資格 誰でも受験可能
誰でも受験可能 CBT方式
試験時間 75分
合格基準 75%以上

HTML5プロフェッショナル認定試験

HTML5プロフェッショナル認定試験は、htmlやCSSといったWEBコンテンツ制作の知識全般が問われる資格です。 JavaScriptの案件にWEBに関する知識は必須級であるため、先程ご紹介したCIW JavaScript スペシャリストと併せて取得すれば多くのプロジェクトから歓迎されるでしょう。

試験内容は2つのレベルに分かれていて、WEBコンテンツを制作するための基礎力を測るLevel1。 そしてスマホアプリに近い機能を組み込んだWEBアプリケーションや動的WEBアプリケーションの開発・設計力を測るLevel2です。

最新技術の取得を前提とした資格で、出題範囲も常にアップデートされています。 Level2まで取得できればより高度なJavaScriptを活用できるでしょう。

HTML5プロフェッショナル認定試験の特徴
受験料 15,000円
受験資格 誰でも受験可能
誰でも受験可能 CBT方式
試験時間 90分
合格基準 非公表。公式サイトによればサイコメトリック(計量心理学)を導入し、約7割程度の正答率で合格

Javascriptの案件の単価/年収は?

JavaScript案件獲得するために持っておきたいスキルをご紹介しましたが、そもそも案件の単価相場はどのくらいなのでしょうか。 案件の月単価は開発経験によって幅広く差があり、実務経験1年程度では30万~40万円前後、5年以上の実務経験者であれば60万以上が見込めるでしょう。

今回は、経験年数別に週5常駐案件単価を調べてみました。

経験年数 単価 年収
実務経験1年未満 20~30万円 240〜360万円
実務経験1年 30~40万円 360〜480万円
実務経験2年 40~50万円 480〜600万円
実務経験3年 50~65万円 600〜780万円
実務経験4年 60~75万円 720〜900万円
実務経験5年 70~100万円以上 840万円〜1,200万円

一般的にJavaScript経験年数によって単価は上がる傾向にあります。 経験年数以外にもスキルや就業形態によって単価は変わるので、目安として参考にしてください。

単価を上げるコツ

経験年数が少なくてもJavaScript案件の単価を上げるコツがあります。 まずは、次の3つのポイントを抑えておきましょう。

商流の浅い案件を選ぶ

JavaScript案件を受注する場合は、エンド企業に近ければ近いほどマージン(手数料)を取られることがないので単価が上がります。 大手企業の案件であればクライアントと直接やり取りすることも多く、さらに単価が上がるので積極的に受注すべきです。

しかし、未経験~実務経験1年未満と経験が浅い場合は、営業工数や煩雑な契約関係、さまざまなリスクを考慮しエージェントを1社挟んでおいたほうがいいでしょう。 面倒な事務工数や営業工数をエージェントに任せ、JavaScript開発の知識やスキル向上に専念することをおすすめします。

JavaScriptの開発経験をある程度積んだら、できるだけ浅い商流の案件を選んでいきましょう。

デザイン経験を積む

JavaScript案件の中で最も身近であろうフロントエンド領域のために、デザインの経験を積んでおきましょう。 デザイン経験があれば経験や知識を活かしたアピールが可能なので、高単価な案件を受注できる可能性が高まります。

デザインの経験は、企業に属して実務経験を積むか、独学やスクールに通うことで身につけることが可能です。 ユーザー目線のWEBコンテンツを作ることができれば、クライアントからの継続や高単価案件の参画に繋がるでしょう。

セミナーや懇親会で人脈と知見を広げる

IT業界は進化が早く、常に最新の技術を自分からキャッチアップしていかなければなりません。 独学では学習内容や時間に限りがあるため、セミナーや懇親会に参加してみることをおすすめします。

有識者が多く参加しているセミナーや懇親会では、最新技術の情報収集だけでなく人脈も広げることができます。 人脈が広がれば案件を紹介してもらえる可能性もあるので、ぜひセミナーや懇親会では情報収集とともに積極的に参加者と交流していきましょう。

Javascriptの今後の需要性

JavaScriptの案件は、あらゆるWEBコンテンツやアプリに活用ができることから、今後さらに需要が高まると予想されます。 特にWEBサイトでは、高いユーザビリティーが求められているのでJavaScriptを用いて、わかりやすく操作のしやすいUI/UXを構築することが重要です。

さらに、スマホアプリやサーバーサイドにも対応できる高い汎用性があるため、JavaScriptは非常に将来性あるでしょう。

自分の価値を高めていくには

今後も需要が高まっていくであろうJavaScriptですが、さらに自分の市場価値を高めるためには、具体的にどんなことが必要でしょうか。

今回は

・ポートフォリオ

・提案力

・マネジメント力

について解説します。

ポートフォリオ

ポートフォリオは、自分の実力をわかりやすく証明できるため常にブラッシュアップしておきましょう。 JavaScriptの案件に参画する際に、ポートフォリオを見てもらえばどの程度のスキルを持っているか判断してもらえます。

一般的に経験年数によって案件単価が上がりますが、実績によっては経験年数が短くても高単価なJavaScript案件が受注可能です。 実績がない場合は、独学やスクールで手っ取り早くスキルを向上させながら経験を積んでいきましょう。

提案力

JavaScript案件を受注した時には、より良いコンテンツを作るために提案力が必要です。 必ずしもクライアントがWEB業界に明るいわけではありません。

そのため、クライアントが求めているコンテンツを明確にし、課題を解決するための提案力を身につけておきましょう。 いい提案ができれば、クライアントからの信頼感も高まり、案件の継続や他の案件を紹介してもらえることにも繋がります。

マネジメント力

コミュニケーション力でもあるマネジメント力は、仕事をする上で大変重要なスキルです。 案件はチームで行う場合が多いので、チームメンバーと円滑なコミュニケーションが取れれば、案件を滞りなく成功させることに繋がります。

また、案件のスケジュール管理やタスク管理ができるとより市場価値が高まるでしょう。 マネジメント力を身につけておけば、今後プロジェクトマネージャーを目指すことも可能です。

まとめ

今回はJavaScriptの案件を受注したい方のために、内容と年収、単価アップするためのコツについて解説しました。 JavaScriptの案件で単価を上げるためには、JavaScript以外のプログラミング言語やさまざまなスキル資格の取得がおすすめです。

JavaScriptの案件数は今後も増えていくことが期待されているので、ぜひ本記事を参考にアピールできるポイントを増やしていきましょう。