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・はじめに

皆さんこんにちは!皆さんは「Ruby」というプログラム言語をご存知でしょうか。こちらの記事を見ていただいているということは、Rubyについて大なり小なり興味があったり、これから勉強を始めてみようという方も多いのではないでしょうか。今回は、そのRubyについて概要やRubyの将来性について紹介させていただきたいと思います。

・Rubyとは

まず初めに、Rubyとはどのような言語なのでしょうか。 Rubyは、日本のソフトウェア技術者であるまつもとゆきひろ氏が開発した「オブジェクト指向スクリプト言語」です。 有名なJavaやC言語といったコンパイラ言語では、プログラム実行に、コンパイルという過程を要します。(コンパイル:ソースコードを機械命令に変換する手続き) しかし、Rubyも含むスクリプト言語ではこの過程が不要で、ソースコードをそのまま実行することができます。コンパイラ言語に比べてスクリプト言語は手軽にプログラミングを行うことができるといったイメージです。 また、RubyはJavaなどと同じくオブジェクト指向言語なので、すべてのデータがオブジェクトとして表現されています。

ちなみにRubyという名前の由来ですが、宝石のルビーから名付けられています。 なぜルビーなのかというと、開発当時、まつもとひろゆき氏の会社の仲間の誕生日が7月で、7月の誕生石がルビーだったからと言われています。

・オブジェクト指向とは?

プログラミングに馴染みのない方にとっては、聞き慣れない言葉だと思います。実際RubyやJavaなどのオブジェクト指向のプログラミング言語を初めて学習する方の多くは、このオブジェクト指向の学習に入る頃に挫折する人が多いといいます。しかし、オブジェクト指向とは本来、難解なシステムを開発する際に効率的にコーディングするために生まれた概念なので、理解できればプログラミングが急速に上達するでしょう。では、そのオブジェクト指向とは、一体どのような概念なのか、自動車製造を例に説明させて頂きます。オブジェクト指向とは、モノ(オブジェクト)同士を組み立てていくというプログラミングの考え方のことです。自動車を作る際、いきなり組み立てて自動車の形になるわけではありませんよね。完成形になるまでに、多様な工程を加えて、タイヤやハンドル、エンジンなど様々な部品が作られます。そしてその出来上がった数々の部品を一つに組み立てて初めて自動車という完成形になるというわけです。オブジェクト指向に則ったプログラミング言語でシステムを作る際も同様。このステップを経て完成します。この開発方法、考え方のことをオブジェクト指向と言い、効率的な開発には必須となる考え方です。

・Rubyの将来性

この記事の本題でもあるRubyの将来性についてですが、じつはRuby、国内では、食べログやクックパッドなどの有名サービスの開発にも使用されております。そういったところから見ても、Rubyは近年非常に人気の高い言語ですが、果たして他の言語と比べてどのような点にRubyは強みを持っているのでしょうか。その理由は、Rubyの非常に高い開発能率にあります。 Rubyは「Enjoy for Programing!」という理念を掲げており、開発者にとってコーディングしやすいように作られたプログラミング言語となっています。 実装したい機能を直感的に、コーディングできる仕様になっているためノーストレスでの開発が叶えられます。 そして、何よりも重要なのがRubyの有名なフレームワークである「Ruby on Rails」の存在です。「Ruby on Rails」はRubyのWebアプリケーションもフレームワークであり、わずか数回の入力をするだけで、Webサイトが構築できます。 このようにRuby on Railsは開発者にとって大幅な作業効率の向上を実現しました。 このRuby on Railsというフレームワークの出現により、開発コスト削減を図る企業などでのRubyの導入が増加している傾向となっています。 また、将来性という観点でいうと、スタートアップ企業などがWebサービスを立ち上げるため、手軽に開発できることを魅力にRuby on Rails を利用していることも多くこの流れは今後も続いていく見通しです。ちなみにこういった将来性の高さが起因して、国内でも大手のプログラミングスクール運営会社がこぞってRuby学習のカリキュラムを提供しています。 また、もう一点国内における将来性の高さを裏付けるの理由として、Rubyは数少ない日本人の開発したプログラミング言語であるということも大きいです。 どういうことかというと、例えばC++やJavaなどの海外のプログラミング言語の最新情報はソースが英語表記書となっていることが多く、それらの技術を理解するためには、一定以上の英語能力が要求されます。また、有能な参考書なども英語表記のものが多く、それらの翻訳版のなかには、誤った訳がされたものもあります。 しかしそれに対して、Rubyは開発者が日本人ですので、日本語で書かれた参考書が数多く世の中に流通しております。よって将来に渡り最新情報をいち早く、かつ正確に理解し、利用していくことがRubyにはできるのです。

・まとめ

いかがでしたでしょうか、Rubyについて、概要やその将来性の高さについて紹介させていただきましたが。Rubyはプログラミング言語として比較的歴史の浅い言語です。今後も日夜アップデートを繰り返されてどんどん進化し使いやすくなっていくこともできますが、やはり大事になっていくのは、学習も含めた情報収集です。これから勉強を検討している方は、自分にとってどのような勉強方法が合っているのかを慎重に考え、ベストな勉強方法を実践していきましょう。