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はじめに

女性プログラマーが増えてることをご存じですか?

様々な分野で女性が活躍する現代。かつては男ばかりの業界というイメージだったIT業界も女性が活躍する時代を迎えています。しかし、いくら女性が増えてるといっても、プログラマーと聞くと「難しそう」、「大変そう」というイメージがあるかと思います。

でずが、実はプログラマーは女性が働く上でとても魅力的でメリットの多い職業なのです。今回はプログラマーへ転職をお考えの女性向けに、女性の職業としてのプログラマーについて解説します。

IT業界の男女比率

冒頭でTI業界は増えていると書きましたが、どのくらい増えているのかと言いますと、10年前と比べ女性の転職決定者の人数は約4倍に増えているそうです。

一方現在のIT業界で働く方の中での女性の割合は約25%程です。現段階では男性の比率が圧倒的に多いですが、今後はさらに女性の割合が増えることが予想されます。

なぜ女性プログラマーは増えているのか?

なぜ女性の割合が増えているのかというと様々な要因が考えられますが、主な要因としてはIT業界の市場の拡大が挙げられます。10年前と比べるとIT業界は規模が拡大しており、間口が広がっています。また、子供の頃からパソコンやゲームなどに触れている世代が就職した時期でもありますので、IT分野に興味のある女性が増えたことも要因でしょう。

女性プログラマーのメリット

安定している

AIやロボット技術、通信技術の発展により、今後様々な職業がなくなってゆくと言われています。ですが、プログラマーはそれらを作る側の仕事です。その為、この先もなくなる事はなく、更に発展してゆく業界といえます。技術職でもあるので、手に職がつくため比較的容易に転職も可能です。

柔軟に働ける

転勤が少ないことや、産休、育休の取得率が高いなど、労働環境が他業種に比べ柔軟です。男性の家事参加が求められる現代ですが、今のところ女性の負担が多いのも事実です。その為、出産や育児など人生の転機が多い女性の場合、その時の状況に合わせてスタイルを変えながら働くことが可能な点は大きなメリットと言えるでしょう。

年収が高い

一般的に女性の比率が高いとされる販売・サービス業や事務職に比べ、プログラマーの収入は高いと言えます。平均年収で比較すると前述の女性が多い職業の場合300万円強である事が多いのに対し、プログラマーの年収は400万円前後と言われています。男女関係なく技術で評価され、技術があるほど所得は増える傾向にありますので、女性にとっては他業種と比べ稼ぎやすい職業と言えます。

肉体労働がない

プログラマーはデスクワークである為、肉体労働は殆どありません。販売業などで女性が多い職場ですと、重い荷物を運ぶ場面も多いかと思いますが、そういった業務がないのはプログラマーの利点です。

自由な環境

IT業界は比較的服装に関する規定が少ないです。特にプログラマーの場合、お客様と直接合う場面は殆どありません。その為、スーツや制服などを着ることなく自由な服装で働けます。また、シフト制ではない場合が多く、他の社員との兼ね合いで有給を取得できないといった事もないので、他業種と比べると休暇も比較的自由に取れます

女性プログラマーのデメリット

職場に男性が多い

前述の通り、IT業界は男性が多いです。性別は関係なく技術で評価されるので、女性だから評価されないといった事はありません。しかし、異性の多い職場で働くのはストレスを感じる方もいらっしゃるので、その点は注意が必要です。

労働時間の多さ

プログラマーには納期がありますので、プロジェクトの進捗が悪い時や、突発的なトラブルが起こった時などは残業が多くなります。そういった時期にはプライベートを犠牲にしなければならない事もあります。ですが、そういった余裕のない時期以外は比較的残業は少ないです。残業があるとしても会社に泊まり込みで働くような法外な長時間労働を強いられることは、昨今では殆どありません。あくまで通常の感覚の範囲内の残業です。

常に勉強が必要

IT技術は日々進化しています。その為、他業種に比べ一度得たノウハウが廃れてしまうまでのサイクルが速いのが特徴です。プログラマーとして働いてゆくためにはそんな次々と登場する新しい技術にアンテナを張り、日々勉強してゆく必要があります。業務内で勉強する時間を確保するのは難しいので、基本的にプライベートでの学習が必要となります。もし、業務外で仕事に関する事はしたくないとお考えでしたら、プログラマーは向かないかもしれません。

未経験の女性はプログラマーになれるのか

プログラムの経験がなく、これから勉強する方にとって未経験でもプログラマーになれるかは気になるところでしょう。結論を言うとプログラマーは未経験からでもなる事は可能です。

IT業界は前述の通り規模が拡大し続けているため、慢性的な人手不足が問題となっています。経験者だけではとても回しきれないだけの仕事がありますので、むしろ未経験者は求められれています。完成したシステムのテストなど、未経験者でも出来る仕事から徐々に始める事になる場合が多いので、何もわからず突然現場に放り出される事もないのでご安心ください。

また、プログラマーの仕事はチームで行います。その為、チーム間の連携は重要になります。プログラマーといえば「パソコンに向かって一人黙々と作業」というイメージがあるかもしれませんが、技術はあってもチームの連携が取れない人は仕事が出来ません。男性と比べて女性は周囲と協力し、細やかな気遣いが出来る方が多いので、そういう意味では女性の方がプログラマーには向いているとも言えます。

まとめ

今回は女性の職業としてのプログラマーについて解説しました。男性の職業というイメージの強いプログラマーですが、女性にとってもメリットが多く、お勧めできる職業です。IT業界は今後も発展を続けていく事が予想されますので、人が増えるにつれて女性にとってもますます働きやすい環境になってゆくでしょう。転職をお考えの女性の方は、ぜひプログラマーも選択肢の一つとしてお考え頂ければと思います。