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はじめに

スマートフォンが普及し、現在では、70代や80代の方もスマートフォンを使い始めたという方が増えています。電話やメール、ネットの閲覧はもちろん、チャットや音楽、日々の健康管理、ゲームなどありとあらゆることがスマートフォンで可能になり、私たちの日常生活になくてはならない物となりました。

ですが、スマートフォンの普及により、エンジニアの需要は増え、さらにAIやIoTの登場により、エンジニアは深刻な人手不足に陥っているのも事実です。

この記事では、スマホアプリケーションの仕事内容を紹介していきます。この記事を読んで、スマホアプリの開発や仕事に興味を持ってもらえたらと思います。

スマホアプリケーションの開発工程と仕事内容

スマホアプリケーションの開発工程の流れは「企画」→「要件設計」→「開発」→「テスト」の4つの工程があります。最初の工程の「企画」では、これから制作するアプリケーションをどういうものにするか、どういった目的で使用するのかやターゲット層などを決め、デザインやユーザーインターフェース、機能などアイディアを出し合い、具体的なイメージを書き出し可視化し、発想の幅を広げていきます。次の工程の「要件設計」では、先ほど説明した企画の工程で上がったアイディアを具体化し、細部の機能をまとめ、スマホアプリケーションの設計書を作成していきます。この設計書を基に今後、開発を進めていくので、各機能などの動作や画面遷移の具体的なイメージなどをしっかりと煮詰めていく必要があります。「開発」では、前工程で作成した設計書を確認しながら、プログラミングをしていきます。スマホアプリケーションの開発は2種類に分かれていて、Androidアプリケーションであれば、AndroidスタジオでJavaやKotolinなどを使用して作成していきます。またiOSアプリケーションであれば、Xcodeという開発ツールで、SwiftやObjective-Cなどを使用して作成していきます。そして最後に、出来上がったプログラムを「テスト」していきます。

テストは、AndroidスタジオやXcodeに備わっているシュミレーターや実機を使って、不具合やバグがないかなど確認し、問題があればデバッグを行い、開発とテストを繰り返していきます。

以上、簡単にスマホアプリケーションの開発工程を説明しましたが、ざっくりとした流れをわかっていただけたでしょうか。アプリケーションエンジニアの仕事は、企画から始まりシステム設計やプログラムの開発、システムのテストという一連の作業を担当します。そしてリリース後は、保守・運用が主な仕事になります。なので、アプリケーションの知識以外にも、ネットワーク、データベース、ハードウェアなど、幅広い知識が必要です。

スマホアプリケーションの開発言語

スマホアプリケーションの開発工程と仕事内容の「開発」で前述した通り、スマホアプリケーションの開発言語には、AndroidアプリケーションであればJavaやKotolin、iOSアプリケーションであれば、SwiftやObjective-Cなどが使用されています。Javaは現在、スマホアプリケーション以外でも多くのシステムがこの言語を使って作られています。3大プログラミング言語のうちの一つです。そしてこのJavaをもっと簡単にしたのがKotolinです。Javaに比べてコードの記述量が少なく、扱いやすいので、新しく作られるスマホアプリケーションはこのKotolinを用いられるようになってきています。

Objective-Cは、C言語から派生し作られたオブジェクト指向の言語です。主にmacOSやiOSなどの開発に使用されています。ですが、現在はApple社でSwiftを推奨しており、今後はObjective-CよりもSwiftがiOSの開発でも多くなると予測されています。そしてこのSwiftとは、Apple社が提供する標準開発言語です。Objective-Cよりも構文や文法が簡素で馴染みやすいと言われています。

今紹介した4つの言語の他にもC言語やC++などもアプリケーション開発で使用されています。

アプリケーションエンジニアの年収

アプリケーションエンジニアの年収は、平均で400万円以上確保されるケースが多いです。ですが、一口にスマホアプリケーション開発と言っても仕事内容やスキル、経験よって収入は増減があります。エンジニア全体の平均年収は日本の平均年収と比べると高めと言われています。年功序列ではなく、スキル次第という企業も多いので、努力次第ですが、年収700万円以上というエンジニアも少なくはありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。アプリケーションエンジニアの仕事内容を開発工程の流れから始まり、スマホアプリケーションの開発で用いられている言語の解説やアプリケーションエンジニアの年収のお話を交え説明してきました。

スマホアプリケーションを作るのはなんだか大変そうというイメージを持っている方が多いようですが、作ったものを実際の画面ですぐ動かして確認できるので、出来上がっていくのが見た目でわかり、面白いものです。そして、以前に比べて構文が簡素で使いやすく便利なプログラミング言語が増えてきているので、これからはもっとプログラミングが身近になっていくのではないでしょうか。