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1.ネットワークエンジニアとは

冒頭部分でもお伝えしましたが、「ネットワークエンジニア」はインフラエンジニアの一種です。では、そもそもエンジニアとは何なのか、仕事の内容について簡単に触れておきたいと思います。

■システムエンジニア(SE)

「個々のコンピューター上で動くシステム」の設計・開発・テストを行うエンジニアのことです。

■インフラエンジニア

インフラエンジニアはネットワーク関係を担当する「ネットワークエンジニア」とサーバー関係を担当する「サーバーエンジニア」に細く分かれます。また、インフラエンジニアはネットワークエンジニアとサーバーエンジニアの両方の作業こなすことでき、より広い範囲をカバーするエンジニアのこと指しています。

・ネットワークエンジニア

個々のコンピューターをインターネットに繋げるための「ネットワークシステム」を構築・運用・保守・運用を行うエンジニアのこと指しています。

・サーバーエンジニア

サーバー(サービス・機能を提供するコンピューター)を構築・運用・点検(テスト)を行うエンジニアのことを指しています。

2.ネットワークエンジニアの具体的な仕事内容とは

■ネットワークを設計

クライアント(お客様)がどのようなシステムを求めているかを聞いて、用件をまとめ、設計します。用件によっては、ネットワークの構成、利用するネットワーク機器(ルーターなど)の数や種類、使用する回線などを決めていきます。回線にかかる費用など、ネットワークの維持するためのコストやネットワークを構成するため日程なども検討します。

■ネットワークを構成

ネットワークの設定した際に日程に基づいて、実際にネットワーク機器を設置、設定していきます。構築するネットワークによってかかってくる時間は異なりますが、多くの拠点を結ぶための大規模なネットワークを構築する場合は、数ヶ月もかかることもあります。その後に構成したシステムきちんと動くかをテストを行い、運用が開始されます。

■ネットワークを運用

ネットワークシステムは構築すれば終了というわけにいきません。システムが問題なく動くように随時、機器の構成を変更したり、設定を変更を行なっていく必要があります。ネットワークを立ち上げ、設定を行うだけではなく安心して、運用できるようにサポートする必要があります。

■ネットワークを保守

ネットワークシステムはトラブルや故障が発生する可能があります。発生したトラブルの原因をいち早く突き止め、必要に応じて設定の変更、機器の交換など行い、円滑なネットワークを守っていく必要があります。

3.ネットワークエンジニアに必要なスキル

■コミニケーション能力

コミニケーション能力は社会人として必要不可欠な能力です。もちろんエンジニアとしての技術、知識は重視されていますが、実際の会社では、他のエンジニアとコミュニケーション取り、協力して円滑に仕事を進める必要があります。またクライアントと直接話す(提案)など機会が多いので、専門用語ばかりの会話では説明が伝わらないこともあります。そのため、クライアントの知識のレベルに合わせて相手にも理解できる説明ができる能力も必要です。

■論理的思考能力

システムを設計する際に、盛り込み必要がある用件が漏れてしまうとトラブルが発生してしまいます。未然に防ぐために論理的に考え、用件も不足がないかを検討できることが必要になります。また、もしトラブルが発生した際にも、「なぜ問題が発生してしまったのか」「どうすれば問題を解決することができるのか」を検証し、素早く原因を見つけ出し対処しなければなりません。そこで論理的思考があれば、問題を素早く解決することが可能です。

■ネットワーク関連の知識

・ネットワークを構築できるスキル

作業計画の方針と周知、日程の調整、構築作業の実施するため技術が必要です。ネットワークを経由したバックアップ構成、ネットワークに関わる機器やアプリを取り使える知識も必要です。

・ネットワークを運用するスキル

ネットワークの状況を監視するために必要なスキルです。運用作業だけではなくセキュリティ上の脅威を検知し、対応できるスキル(ネットワークが正常に動いていることを確認できる)技術、セキュリティ対策の知識も必要です。

・ネットワークを保守できるスキル

ネットワーク機器、関連するソフトが継続して利用できるように保守するスキルです。老朽化した機器の入れ替えやソフト、ファームフェアのアップデート作業を行える知識も必要なります。

4.ネットワークエンジニアとして評価される資格

ネットワーク機器を使用している企業の多くは、CiscoSystems社の機器をしています。そのためCisco社ではCisco技術者認定という資格試験を実施しているので、Cisco技術者の資格を取得することで知識、技術を証明することができます。評価される資格としては下記のものなります。

・CCNA

アソシエイト(中級者)レベルの資格です。

指示を受けながら作業することが可能なレベルの方が想定されている試験です。

・CCNP

プロフェッショナル(上級者)レベルの資格です。

能動的に仕事ができるレベルの方が想定されている試験です。

・CCIE

エキスパート(最上位)の資格、国際的にも通用できるレベルです。最も評価れれている資格

ネットワークスペシャリストとしても評価されています。

5.まとめ

今回はネットワークエンジニアについてまとめました。ネットワークエンジニアは専門性が高く、資格に関しても、高難易度で学習が必要なることもあります。しかし現代社会において必要不可欠な存在です。また最後まで読んでくださった皆さんが少しでも「ネットワークエンジニア」に興味を持つきっかけになり、参考なりましたら幸いです。