自己PRで『几帳面』をウリにする際のエピソード例
はじめに
自分の性格を伝える上で大事なことはなんでしょうか?自分の性格は行動や思考の結果、あとからわかるものです。「自分はいつもこんな行動をしているな。」「この時にはこの思考をしているな。」という結果から判断したものが性格だと思うのです。「この性格が良い!」と思って決められるものではありません。習慣やクセを変えれば性格は変わりますが、この記事ではそのことについては触れません。
自身の行動や思考の結果、「私は几帳面なんだ」などの性格について理解していきます。ただし、ここで思い込みをすることによってなおさらその性格は確定的なものになり、固定化されていきます。その結果、几帳面が短所であると考える人もいれば長所であると考える人も現れます。同じ几帳面という性格なのにもかかわらず・・・
この記事ではそんな几帳面な人についてみていきます。
自己PRで伝えるべきポイント
まず、面接で自己PRをする際に伝えるべきポイントがいくつかあります。
- アピールポイント
- 具体的なエピソード
- 成果・結果
- 学び
- 意気込み・今後どう生かしていくか
これらのポイントをしっかりと抑えて自己PRをしましょう。また、長所と短所は表裏一体ということ理解し、「人からこう言われる」という客観的事実で伝えるようにしましょう。そのほうが信憑性が増します。
アピールポイントは最初に述べるようにし、結論を先に伝えます。具体的なエピソードは実体験をもとにした内容で明確に伝えましょう。この際、失敗談などがあれば盛り込むことをオススメします。ただし、その失敗を活かし、改善した場合に限ります。そしてこれまで話した内容を応募企業で今後どう生かしていけるのかを伝えましょう。業務に自分の経験や長所を活かすためには企業で行っている事業内容や業務内容について調べていないと伝えることはできません。これらのポイントを踏まえて自己PRをしましょう。
几帳面を言い換えるとこんな特徴がある
几帳面と一言で言っても具体的にどんな特徴があるのでしょうか?
- 真面目
- 神経質
- 完璧を求める
- 誠実
- 丁寧
これらの特徴が几帳面な人にはあります。なによりも真面目であるということは評価が高いです。しかし、面白みのない人とも捉えられてしまうので、「真面目だけどユーモアもある」ことを伝えると良いでしょう。
神経質はどちらかというと短所として考えられやすい特徴でしょう。しかし、細かい作業、例えば数字を見る業務や掃除など、神経質なほうが良い業務もあります。
完璧を求める人は自分の掲げた目標まで遂行する能力のある人と言えそうです。しかしながら、理想を追い求めすぎるといつまで経っても目標に到達しないため、注意が必要です。
誠実さはビジネスシーンにおいて時には不利に働くケースもありますが、基本的に誠実でいることが望ましいでしょう。誠実な人は信頼を得やすく、仕事にも繋がりやすいでしょう。
丁寧であることはとても大事です。丁寧すぎるあまり、他の業務に支障をきたしてしまうほどだと改善が必要ですが、丁寧であることは細部まで見ている証拠です。丁寧かつスピーディに行動できると尚良いでしょう。
几帳面といってもこのように様々な特徴があります。几帳面を具体的に表す際やエピソードが必要な場合はこれらの特徴を参考にしてみてください。
自己PRで几帳面さを伝えるエピソードの例
ではここで、几帳面さを伝えるエピソードの例をご紹介します。自身のエピソードを考える際の参考にしてください。また、以下では自己PRのエピソードのみに焦点をおいています。上記で解説した「自己PRで伝えるべきポイント」は今回は省略していますのでご了承ください。
私は学生時代、居酒屋でアルバイトをしていました。 会計のレジを担当することが多く、日々数字を見ていました。 店長はよく締め作業をする際に金額が合わないと嘆いていたため、 私が会計の締め作業を任されることになりました。 その日から私が担当する時は一度も金額を間違えることなく締め作業が出来ていました。 それを見かねた店長が私に「なぜ間違えることがないのか?」と聞いてきたため 私はいつも行っていることを伝えると、 「几帳面で丁寧だね」と言われました。 私にとっては当然と思えた行動が実は几帳面で丁寧だったとはこのとき初めて驚きました。 それからというものお客様の会計の際だけではなく、他に丁寧に行えることがある場合は 意識して行動するようになりました。 今後も几帳面という性格を活かし、業務に貢献したいと思います。
これはあくまでもエピソードのため、これを参考に自身の几帳面の体験談を考えてみてください。そして、自己PRの形に落とし込んでいきましょう。
おわりに
自己PRで几帳面を伝える場合、具体的なエピソードや体験談が必要です。几帳面さは相手によって受け取り方が異なるため、入社後の思い違いを防止するためにも具体的にどんなところが几帳面なのかといったことを明記するように心がけましょう。