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はじめに

今後の「キャリアプラン」について、あなたは具体的に考えていますか?面接で聞かれることも多いこのキャリアプラン、自身の今後のスキルアップのためにも、具体的に答えられるかどうかは重要です。仕事をする上でどんなスキルを身に付けたいのか?そのスキルを身に付けてどんな立場になっていきたいのか?これらを明確にしておくと、どんなメリットがあるのでしょうか。

この記事では「キャリアプランとは何か」という根本的な考え方からその計画の立て方、例文も合わせてご紹介します。

キャリアプランとは

キャリアプランとは、仕事を通してどんなことができるようになりたいか、すなわち「将来的になりたい自分」についての仕事上の人生設計のことです。キャリアプランを考えていないと、自分が担当している仕事に意味を見出せず、毎日の仕事がこなし作業になってしまう恐れがあります。なんのために仕事をしているのかわからなくなると、モチベーションも下がってしまいますよね。

一方でキャリアプランを考えていると、こんなメリットがあります。

・「いつまでに○○ができるように」と具体的な期間を設けることで、今何をするべきかがわかる

毎日の業務に意味を持って取りかかることができるので、仕事のモチベーションが上がるキャリアプランを考えておけば、自分の生活の大半を占める仕事に意義を見出すことができて、毎日を楽しくする有効な手段にもなります。

面接で聞かれる理由

キャリアプランは面接でも聞かれることが多い質問の1つです。採用担当者はどのような意図でこの質問をするのでしょうか。採用側からすると、その人のキャリアプランを聞くことは「企業に必要な人材かどうか」を見極める重要な判断材料になります。どんな志を持ってこの仕事を選んだのか、なぜこの仕事がしたいのかが分かりますし、その人の熱意を図ることもできます。将来なりたいビジョンが明確であればあるほど「この人は頑張ってくれそうだな」と感じられます。また企業の業務内容を理解して応募しているかも、この質問から読み取ることができるのです。キャリアプランについて考えることは自分のメリットになるだけでなく、面接でも自分をアピールする重要な役割を果たします。

では次に、キャリアプランを考える例をあげてみます。

キャリアプランはどう考える?

ここではキャリアプランの考え方を説明します。冒頭でキャリアプランとは「将来的になりたい自分」についての人生設計だと話しましたが、具体的には「そうなるために何をするべきか」も考える必要があります。順番に例示します。

将来なりたい自分について考える

将来どうなりたいか?ですが、あまりに先のことだと漠然としたイメージになってしまい、あまり意味を成しません。おすすめは10年後、5年後、1年後・・・と期間を設定することです。

例えば新卒で実務未経験の場合で、10年後には「プロジェクトマネージャとしてプロジェクト全体を管理する立場になりたい」とします。そのためには5年後、「上流工程の設計や要件定義に携わっていたい」と少し実現可能な目標が決まります。5年後の目標が定まれば、最後は1年後の目標です。例えば「下流工程のテスト案件やプログラミングを自立してこなせるようになりたい」などです。

このように「長い期間で考えたなりたい自分」から逆算して達成しやすいキャリアプランを考えていくことで、そうなるために具体的に何をするべきかが明確にしやすくなるでしょう。

そうなるために何をするべきか考える

上記で1年後、5年後、10年後のキャリアプランが決まったら、そのためにする行動を考えます。IT系であればスキルを証明できる資格がたくさんあるので、まずは資格取得に向けて勉強することが望ましいです。また、エンジニア職では英語ができると有利な場面も多いため、TOEICや英会話などの勉強も、仕事の分野を広めるには効果的であるといえます。

キャリアプランの例

さきほどの例を参考にして職種別にキャリアプランの例を挙げてみます。

開発エンジニア

未経験のため、まずは応用情報技術者試験の取得を目指しながら、テスト案件とプログラミングの基礎をこなせるようになりたいです。5年後までには上流工程の設計にも携われるくらいの知識と経験を積み、将来的にはプロジェクトマネージャとしてプロジェクト全体を管理できるようになりたいと考えています。

インフラ

まずは運用・保守といったところからネットワークの基礎知識を身につけ、2、3年以内には自分で構築ができるようにまでなりたいと思っています。将来的にはITコンサルタントとして顧客のニーズや課題から経営戦略を立て、適切なインフラ設計を提案できるようになれたらと考えています。そのためにもCCIEの資格を取得するために、プライベートでも学習に励みたいです。

IT事務

事務職は初めてのため、業務を通じてExcelやWord、パワーポイントを使いこなせるようになっていきたいと考えています。将来的には3年以内に開発プログラマ職へ携わりたいと考えていますが、まずはサポートデスクにてインシデント管理に関わるなかでネットワークやパソコンへの知識を深めながら、基本情報技術者の資格取得を目指したいと思います。

まとめ

キャリアプランの大切さを理解して具体的な設計を立てている人は、周りと差がつきやすく自分の価値を高めることができます。将来目指す姿は人それぞれですが、なりたい自分を想像してそのために仕事に一生懸命取り組めるように、一度じっくりと考えてみましょう。