高給エンジニアを目指すための4つの具体的方法
「エンジニアだけど給料面に不満を持っている。高給になる方法を知りたい」本記事はこのような悩みを抱えている方が対象となります。エンジニアの中には毎日長時間働いているにも関わらず、そこまで給料が得られていない方も多くいます。しかしながら、エンジニアは本来高給と言われている仕事です。そのため「もっと貰えても良いはずなのに」と不満を抱えている人も多いのではないでしょうか?そこで本記事では高給エンジニアを目指すために何をすべきか、具体的方法を紹介します。給料面で悩んでいるエンジニアの方はぜひ本記事を読んで、高給エンジニアを目指してみてください。
エンジニアが高給を得られる可能性がある理由
エンジニアの中には高給を得ている人も多くいます。エンジニアが高給を得られるのには理由があります。代表的な理由は次の3つです。
- 専門知識を必要とする
- 年々需要が高まっている
- 人手が不足している
専門知識を必要とする
エンジニアは専門的な知識や技術を要する仕事であり、できる人が限られるため、その分給料が高い傾向があります。たとえばプログラマーの場合、1つのプログラミング言語を覚えるだけでもそれなりの勉強時間が必要です。勉強しないと就けない仕事は、給料が高くないと割に合わなくなってしまいます。また、エンジニアの中でも希少性の高い技術を保有している人は、更に給料が高くなることもあります。反対に、専門知識を必要としない仕事は給料が低いことが多いです。
年々需要が高まっている
システム開発やアプリ制作の仕事は年々需要が高まっています。私たちの身の回りにはスマホやパソコンなどIT製品で溢れており、IT製品に触れている時間も長いです。電化製品などにもプログラムが組み込まれているため、どの業界においてもエンジニアの需要は高くなっており、その結果給料も上がる傾向があります。
人手が不足している
需要が高まっているにも関わらず、エンジニアは人手が不足していると言われています。エンジニアは専門知識が必要なため、就こうと思ってもすぐに就ける仕事ではなく、人手が足りなくなる傾向があります。また、IT業界は長時間労働のイメージを持っている人も多く、エンジニア職は敬遠されてしまうこともあります。このような事情があり需要の高さに反してエンジニア職を目指す人が少ないのです。人手が不足している仕事が給料が低いと余計に目指す人が減ってしまうため、エンジニアは給料が高いというわけです。
全てのエンジニアが高給というわけではない
エンジニアは高給を得られる要素がいくつもありますが、全てのエンジニアが高給というわけではなく、少ない給料で我慢している人も多くいます。エンジニアの給料が少ない原因は以下の2つです。
- IT業界の構造
- エンジニアの技術力不足
IT業界の構造
IT企業は会社によっては給料が低い場合も多いです。IT業界はいわゆる「ピラミッド構造」になっていることがあります。例えばAという会社が発注した仕事をBが請け、Bがその仕事をCに依頼し、さらにCも別の会社に依頼しています。下請けの開発会社の場合、一次請けや二次請けから仕事が降りてくる内に利益が削られてしまい、最終的には安い報酬しか得られないこともあります。こういったIT企業はエンジニアに対して高い給料を支払うことができません。このようにIT業界はピラミッド構造になっているため、下請け会社に所属するエンジニアは給料が低くなってしまうことがあります。
エンジニアの技術力不足
もう1つの原因はエンジニアの技術力不足です。技術力が低いと当然社内での評価が上がらず、いつまでも給料が低いままになってしまいます。また、身につけている技術が古くなってしまうことも、エンジニアの市場価値が上がらない原因の1つです。最新技術を身につけているとエンジニアとして戦力が高いと見られ、会社での評価も上がりやすくなります。そのため、エンジニアは日々最新技術を勉強し、時代に置いていかれることがないようにしなくてはいけません。
高給エンジニアを目指す4つの方法
高給エンジニアを目指すにはいくつか方法があります。
- 1.SE、PMへとキャリアアップする
- 2.転職する
- 3.フリーランスになる
- 4.会社を経営する
これらのうちどれを目指すと良いかは、その人の現在の状況や能力によって異なります。まずは高給エンジニアを目指すにはどういった方法があるかを知っていきましょう。
1.SE、PMへとキャリアアップする
現在プログラマーの方はSEやPMへとキャリアアップすることで高給を得ることができます。IT企業は下流工程よりも上流工程の方が給料が高いことが多いからです。プログラマーよりもSEの方が高給を得られ、PMになると更に給料アップが期待できます。転職するよりも今の会社で頑張りたいという場合は、SE、PMを目指すことが王道です。
2.転職する
下請けの開発会社に所属している場合、キャリアアップをしても高給が望めないかもしれません。自分の給料が低いのではなく、会社全体的の給料が低い場合は、他の会社に転職することも考えましょう。
特に外資系企業は年収が高い
外資系企業は年収が高い傾向があるため、高給を得たい人は狙い目です。外資系企業の平均年収は日本企業の倍であるとも言われていますが、英語力が必須だったり高い技術力が必要だったりすることも多いため注意が必要です。また、外資系は成果主義の側面が強いこともあり給与額に大きく差がある可能性もあるため、平均年収が高いからといって必ずしも高給を得られるとは限りません。
3.フリーランスになる
フリーランスになるのも収入をアップさせるための選択肢の1つです。フリーランスはサラリーマンとは違い、自分の努力と能力次第で収入を上げていきやすいです。中には若い内から年収1,000万円を超える人もいます。ただし、フリーランスは稼げる人と稼げない人の差が激しく、中にはサラリーマン時代の半分の収入も得られない人もいるため、それなりの覚悟が必要です。また、フリーランスになると技術力の他に営業力も必要になります。営業力が低いと単価の高い仕事を獲得することができず、収入が上がりません。
4.会社を経営する
フリーランスになるより更に険しい道ですが、何か1つアイデアがあるなら、会社を経営する側になるのも選択肢の1つです。オリジナルのアプリやWebサイトを開発し、上手く当てることができれば、大きな収入を得ることが可能です。最近ではエンジニア出身の起業家で成功している人も増えており、夢のある選択と言えます。もちろん会社を経営するにはエンジニアとしての能力だけでなく、発想力、営業力、リーダーシップなどの総合的な力が必要であり、誰でもできる訳ではありません。もしサービスが当たらなかった場合は収入は全く得られないため、まずはフリーランスとしてクライアントワークをこなしながら、平行して自分のサービスも育てていくという人が多いです。
高給エンジニアになるためにすべき4つのこと
高給エンジニアになるためには次の4つのことが重要です。
- 技術力を高める
- 需要がある技術分野を知る
- マネジメント経験を得る
- 副業をやってみる
これら4つはどんなキャリアを歩むにしても重要なことです。1つ1つ確認していきましょう。
技術力を高める
まずはエンジニアにとって最も大事な技術力を高めることが肝心です。技術力が高くないと自分の市場価値が上がらず、出世をするにしても転職するにしても不利になってしまいます。エンジニアは仕事が終わってからも積極的に勉強することが必要です。最近ではネットで勉強できる便利な学習サイトもあるため、通勤時や昼休みなどのスキマ時間に効率よく勉強することもできます。
需要がある技術分野を知る
エンジニアとしての市場価値を高めるには、最新技術にも明るくなる必要があります。たとえば、最近だとAIやIoTなどといった分野が注目を受けているため、こういった分野も勉強していくと良いでしょう。最新技術は今後需要が高くなる可能性があるため、高給を目指す人の多くはすでに勉強を始めています。
マネジメント経験を得る
プログラマーやSEからPMに出世するには、技術力だけでなくマネジメント能力も必要になります。プロジェクト全体を見回し、制作が納期前に終わるかチェックしたり、チームメンバーのモチベーションを管理したり、といった能力です。マネジメント能力を評価されないとPMに出世することが難しいため、マネジメント関連の本を読むなど能力を身につけておきましょう。もし小さなプロジェクトを任されることがあれば、積極的にマネジメント能力を発揮しアピールすることが重要です。
副業をやってみる
高給を目指すなら副業をやってみることもおすすめです。クラウドソーシングという求人サイトには副業ワーカー向けの仕事が数多く掲載されています。エンジニア経験を持っている人なら副業で仕事を獲得するのは難しくありません。副業を行えばその分収入をアップさせることができる上に技術力を高めることで本業にも良い影響を与えることもできるため、出世に繋がることもあります。また、もし副業の方が本業よりも収入を得られる場合は、フリーランスとして独立し副業の方を本業にしてしまう手もあります。このように副業をすることには様々なメリットがあるのです。ただし、会社によっては副業禁止の場合もあるため、就業規則を事前に確認しておくことを忘れないでください。
まとめ
本記事では高給エンジニアを目指す方法について解説しました。どうすれば高給エンジニアになれるのか、具体的な方法がお分かり頂けたでしょうか。エンジニアには高給を得ている人もいますが、一方で給料に不満を抱いている人もいます。高給エンジニアを目指すには、SEやPMへのキャリアアップを目指したり、給料の高い業界へ転職したり、フリーランスや経営者として会社を独立したり、様々な方法があります。しかしいずれの方法も、技術力を高めたりマネジメント経験を得たりするなど、日々努力していかなくては高給は得られないことを覚えておきましょう。本記事が高給エンジニアを目指す方にとって有意義なものとなれれば幸いです。