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はじめに

名古屋在住、もしくは移住予定の方でフリーランスエンジニアになりたいと考えている方はいませんか?フリーランスエンジニアとして働いていきたいが、実務未経験という方もいらっしゃると思います。 今回の記事では実務未経験でも案件はあるのか、名古屋にはどのような案件があるのか、未経験でも活躍していけるのか不安に思っている方に向けて以下について解説していきます。

・エンジニア実務未経験が名古屋で案件獲得は可能?

・名古屋のエンジニア案件事情

・名古屋で実務未経験エンジニアが活躍していくには?

エンジニア実務未経験が名古屋で案件獲得は可能?

結論から言いますと、エンジニア未経験で自身で案件を獲得することは難しいです。

実務経験がないエンジニアの案件は東京に比べるとあまり仕事がありません。しかし案件獲得ができない訳ではなく、獲得できる可能性はあります。クラウドソーシングなどのサービスを利用して個人で営業されている方は、並行して複数のフリーランスエージェントを活用して営業活動することをおすすめします。

ポートフォリオは用意しておくべきか?

ポートフォリオなど用意しておくべきかどうかについてですが、用意しておいたほうが圧倒的に良いです。

その理由は、自分のスキルを実際に作成したものを提示することで証明できるからです。企業側からしたら実務経験がないということはどのようなスキルを持っていて、どのような成果物を作成することができるのか不明です。スクールや独学で身につけたスキルを活かして実際に成果物を作成することで、どのような技術が扱えてどの程度のことができるという明確なスキルを証明することができます。自ら企業に判断して頂く材料を増やすためにポートフォリオは必須です。

上記のことからポートフォリオを作成した上で個人営業・フリーランスエージェントの活用をすることで、未経験でも案件獲得率は少なからず上げることはできます。

フリーランスエージェントを利用するメリット・デメリット

前述したとおりエンジニア未経験であるとフリーランス案件の獲得は東京に比べると難しくなっています。いち早く案件獲得するためには複数のエージェントの活用することです。エージェントを利用することのメリット・デメリットについて以下に解説します。

メリット

エンジニア未経験者がフリーランスエージェントを利用するメリットは2点あります。

1つ目は、未経験でも活躍できるような案件を紹介してくれます。未経験での案件は少ないですが、0ではないので探してくれます。自分で営業して未経験でもできる案件を探してもいいのですが、個人営業だけではかなり時間がかかってしまいます。エージェントを活用することで未経験でも仕事ができる案件を探してくれます。そのため自分での営業に加えてエージェントも案件を探してくれているので案件獲得までの時間を短縮することができます。

2つ目は、キャリアプランを相談することができます。エンジニア未経験で案件獲得しようとしてもどのようなキャリアプランを思い描けるかイメージできない方もいると思います。フリーランスエージェントを利用することで案件獲得だけではなく今後のキャリアプランについても相談することができるので活用していきましょう。

デメリット

エンジニア未経験者がフリーランスエージェントを利用するデメリットは2点あります。

1つ目は、直接案件を受けるより収益が下がってしまいます。エージェントを通して案件を獲得したときはどうしても仲介手数料が発生してしまいます。エンジニア実務未経験者であれば実績を積むことを優先したほうが今後の案件獲得につながり収益も上がっていきます。そのため収益のことを考えるのは実務経験を積んでからで良いでしょう。実務未経験者がエージェントが紹介した企業といきなり直接契約することは難しいため、現段階では大きなデメリットにはなりません。

2つ目は、自由度が制限される案件が多いということです。常駐案件でも週3日だけ出社すれば良いという案件があったりもするのですが基本的には週5日でお客様先に出社して仕事をするという案件が多くなってしまいます。しかし常駐することによってベテランエンジニアと一緒に仕事ができる可能性もあります。もしそういった方がいる現場であったらスキルを吸収するチャンスです。

名古屋のエンジニア案件事情

名古屋のフリーランス市場

東京や大阪ほどではありませんが、常駐型のフリーランス市場は活発化してきています。

東京からの大企業が支店の開設、ベンチャー企業の増加によって今後もクライアントが増えていく傾向があります。この傾向によってエンジニア需要が高まり案件も増えていく為、今後フリーランスエンジニアとして活動しても仕事がなくなるという心配はありません。

名古屋の単価感としては大阪の単価感に近いものになります。 具体的な東京の常駐案件の単価は、案件にもよりますが55~75万円程度に対して名古屋での案件は、東京より5~10万円程低い45~65万円です。大阪は東京に比べると10~20万円程低い35~55万円となります。そのため単価感は大阪と同等もしくはそれ以上の単価感となります。そして会社員のエンジニアと比べても年収相場は高くなります。

案件の内容について

基本的にはオープン系の業務系、制御系、組み込み系の案件です。

言語としてはJavaを採用している案件が多いです。一方名古屋で少ない案件の内容はどういったものかというと、流行りの言語のGoやPythonを採用しているモダンな案件です。現時点では仮想通貨、人工知能の案件は業務系などに比べると少ないです。しかし、これから東京の企業が進出してくれば状況は変わってきます。進出してきたばかりでは実積のあるエンジニアを確保する企業が多いと思います。モダンな案件を獲得していきたいという方は、一度様子を見てから案件獲得を目指すと良いでしょう。

名古屋で実務未経験エンジニアが活躍していくには?

まずは自分が伸ばしていきたい業界の実務経験を積むことから始めましょう。

フリーランスで案件を探していて難しいかもしれないと感じた方は、一度就職して実務経験を積むことも良いと思います。その理由は、実務経験を積んでからフリーランスになったほうが案件の幅が広がり単価も大きく上がるからです。また、就職することで周りに優秀なエンジニアが沢山いる環境でスキルを磨いていけることができるので、1〜2年就職してからフリーランスになることも視野に入れておくと良いです。

名古屋で実務未経験エンジニアの案件についてのまとめ

名古屋で実務未経験エンジニアの案件獲得は難しくなっています。しかし、可能性は0ではなく根気よく、並行して個人営業とフリーランスエージェントを通して営業をすることで案件獲得は可能です。営業の際には案件にあったポートフォリオを提示しましょう。自分が持っているスキルを証明することができ、企業があなたに仕事をお願いしてよいか判断する為の材料を増やすことができます。それでもフリーランスとしての案件獲得が厳しそうであれば、一度自分が伸ばしていきたい業界に就職し、1〜2年実務経験を積んだ後、再度フリーランスとしての働き方をして行くことが良しとされるでしょう。