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はじめに

昨今、急激に発展を遂げているIT業界。「プログラマ」や「エンジニア」といった言葉を聞くことや、テレビ番組、ニュースなどで見ることも多くなったのではないでしょうか。そういった中でどういった仕事をしているのか?職種にはどのような種類があるのか?と多少でも気になった方もいるでしょう。今回はシステムエンジニア(SE)について仕事内容や必要なスキルの種類などについて簡単に紹介させていただきます。

システムエンジニア(SE)とは?

IT業界には様々な種類のエンジニアが存在します。今回ピックアップしているシステムエンジニア(SE)もITエンジニア職種の一つです。システムエンジニア(SE)について紹介する前に、他のITエンジニアの種類についても紹介させていただきます。
【プログラマー】
プログラマーは、システムエンジニアが作成した設計書を元にプログラミング言語を使って実際にシステムをくみ上げることが仕事です。よくシステムエンジニア(SE)と混合されがちですが、厳密には違うので注意してください。
【組み込みエンジニア】
組み込みエンジニアは、家電製品や機器、車などの機械に使用される制御システムや組み込みソフトウェア開発することが仕事です。組み込みシステムとは、普段使っている冷蔵庫やスマートフォンなどの独立した機械に組み込まれた制御システムの総称です。
【マークアップエンジニア】
マークアップエンジニアは、クライアントから受けた発注要件をベースにして、HTMLやCSSといったマークアップ言語を使い、webサイトの文章や画像の配置を行うことが仕事です。昨今ではHTMLやCSSに加えてJavaScriptとPHPのスキルも必須となってきています。
【セールスエンジニア】
セールスエンジニアは、その名の通りエンジニアの技術と営業の役割の両面を持ち、クライアントに対して自社製品の導入提案や導入後のサポートを行うことが仕事です。ユーザーやクライアントと近い立場に立って仕事ができることが特徴です。
【セキュリティエンジニア】
セキュリティエンジニアは、その名の通りセキュリティに特化したエンジニアのことで、サイバー攻撃を未然に防ぐための調査や改善などを行うことが仕事です。パソコンの画面と向き合う時間がより多く感じる仕事ですが、実際はクライアントと意見交換を行ったりするため、コミュニケーション能力も必要になる仕事です。
【社内SE】
社内SEは、文字通り社内での技術的な問題に対応することが仕事です。ほかのエンジニア職とは違いプログラミング能力を必要としない場合があり、その場合はヘルプデスクと呼ばれます。また、特定のスキルが必要ではないため、その代わりに幅広い知識が求められます。
それではシステムエンジニア(SE)とはどんなエンジニアなのでしょうか?
システムエンジニア(SE)は、顧客の要望に合わせたシステムを設計、開発、テストをすることが仕事です。システムエンジニアは以下の流れで作業を行います。
「要件定義」
最初の工程としてどんな目的・機能が必要なのかに加え、どこまでをシステム化するのかなど顧客の要望を詳細にヒアリングしてシステムの全体像を明確化します。ハードウェアやOS、データべースソフトウェアなどの動作環境の選定も行います。
「基本設計」
次に要件定義で決めた内容をもとにして話を進めます。具体的には以下の内容を決めていくことになります。
・どんな情報をデータベースに保存するのか
・外部システムと連携させるのか
・どういった画面や操作を行うようにするのか
「詳細設計」
基本設計で決めた内容を元により詳細な内部処理を決めていきます。実際に開発を行うプログラマやエンジニアにはこのタイミングで設計書を作成し指示を行います。
「システムのテスト」
最後に詳細設計で作成した設計書通りにプログラマやエンジニアが開発を行えているかのテストを行います。テスト方法にはプログラムを構成する単位(ユニット)が個々の機能を正常に動かせているのかを確認する単体(ユニット)テストとすべてのプログラムとハードウェアを合わせてシステム全体を確認する総合テストを行います。このテストで問題がなければ、顧客にシステムの説明を行い納品して終了です。
「運用と保守」
システムを顧客に納品した後はあたりまえのことですがそのシステムの運用が始まります。ほとんどのシステムは完成した後はそのままにしておくわけではなく保守を行います。テストを行った際に問題が起きなくてもプログラムにバグが発覚することはあるので、こういった問題が起きた際にはバグに原因を見つけてプログラマに修正を依頼する必要があります。

まとめ

今回はシステムエンジニア(SE)とITエンジニアの種類について紹介しました。様々な種類のエンジニアの知識を持つことで自分がどのようなエンジニアとして活躍していきたいか、今後どのようなエンジニアとしてのキャリアを描いていくのかのイメージを持ちやすくすることができます。今回紹介したエンジニアに自分のイメージしている職種がないなと感じた方はぜひご自身で調べてみてください。