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システムエンジニアの平均年収はおよそ600万円と、他の職種と比較して高めの年収となります。そんなシステムエンジニアの中でも年収が高いとされるのが、金融系のシステムエンジニアです。実際、金融系システムシエンジニアの平均年収はどれくらいなのでしょうか?また、どのような仕事を行うのでしょうか。この記事で徹底解説していきます。

金融系のシステムエンジニアとは?

金融系のシステムエンジニアは主に
・銀行
・保険会社
・証券会社
などの金融系のシステム開発を担当するシステムエンジニアを指します。非常に多くのカテゴリーがあり、お金や顧客情報などの機密性の高いデータが絡む金融系システムエンジニアは非常に複雑で細かな業務となりますので、その分やり甲斐もあり年収も高いお仕事です。

金融系エンジニアの平均年収はズバリどれくらい?

やはり気になるのは年収でしょう。前述の通りシステムエンジニアの平均年収は600万円程と言われてますが、金融系となると約2倍の1200万円です。しかしあくまで平均ですので、日系企業と外資系企業などの違いによっても差が生まれます。ですがシステムエンジニアの中でも総じて年収が高く、一目置かれるのが金融系です。

金融系のシステムエンジニアの年収が高い理由は?

金融系システムエンジニアの年収が高くなる理由は主に下記の通りです。

そもそも金融業界は年収が高いから

国税庁の調査結果によると、金融業界の平均年収は全給与所得者の平均を大きく上回っているのです。全給与所得者の平均が432万円なのに比べ、金融業の平均年収は614万円との結果が出ています。その差は約200万円、およそ1.5倍の年収となり、やはり金融業界全体が高収入な業界と言えます。

業務のハードルが高いから

金融系のシステムエンジニアの業務は非常に繊細かつ複雑で、責任も重大です。この後詳しく解説しますが、たくさんのスキルも必要になります。

金融系システムエンジニアの仕事内容は?

それでは、金融系システムエンジニアの仕事内容について解説します。
・銀行
・保険会社
・証券会社
こちらの3つについて、それぞれ詳しく説明します。

銀行

銀行も最近ではアプリやWebサイトを使用したオンラインでの各種手続きへの移行が加速しています。こういった新規のシステム開発はもちろんのこと、ATMやネットバンキングからの預金、引出、貸出、為替といった入出金の処理などを行うシステム開発や保守も主な業務となります。また、窓口での事務作業を簡略化するシステムの開発なども行います。

保険会社

保険会社のシステムエンジニアは銀行とは違い、主に業務を行う人に向けたサービスです。業務系では顧客管理、契約管理、保険料の支払いや保険の利用歴などを管理するシステムの開発、情報系では顧客データや利用歴、経営支援、営業支援のためのデータ分析や資料の作成などを行います。

証券会社

証券会社の業務も保険会社と同じで、業務の支援システムの開発が主な業務です。証券の注文・約定の管理システム、顧客管理、営業店の事務処理のシステム開発や、顧客データなどの情報を元に経営支援や営業支援のためのデータ分析ツールの開発、株式の注文や約定処理を行うシステムの開発などを行います。

求められるスキルについて

金融エンジニアに求められるスキルについて解説します。金融システムエンジニア求められる最低限のスキルはこちらの3つです。
・プログラミングスキル
・Excel・Wordスキル

・コミュニケーション能力
こちらの3つを解説させていただきます。

プログラミングスキル

金融系システムエンジニアには当然プログラミングスキルが必須です。使用する言語については後ほど改めてご紹介しますが、紹介するどの言語も最低限のスキルを身に付けておく必要があります。

Excel・Wordスキル

プログラミングだけではなく、ExcelやWord、PowerPointなども使える必要があります。顧客に対して説明する時やプレゼンの時などにこれらのソフトを使用することになるので、最低限身に付けておく必要があります。

コミュニケーション能力

コミュニケーションスキルも大切です。システムエンジニアは基本パソコンと一人で向き合い、黙々と作業をするイメージがあるかもしれません。もちろん一人でパソコンと向き合う時間は長いです。しかし、システムエンジニアは必ずクライアントがあっての仕事です。単純なプログラミングスキルだけではなく、クライアントとスムーズにプロジェクトを進め、円満な関係を築くコミュニケーション能力も大切なのです。

金融系エンジニアが使用する言語

金融系システムエンジニアが使用するプログラミング言語について解説させて頂きます。
・COBOL
・C#
・JAVA
こちらの3つについて、それぞれ説明します。

COBOL

古くから利用されているプログラミング言語の一つですが、今でも金融系に限らず多くのシステムの根元となる言語です。COBOLを使えるエンジニアの需要は幅広いので、金融系に限らず身に付けておきたい言語の一つとなります。

C#

Microsoftが開発した言語で、アプリやWebサイト、ゲーム開発など様々なことが出来ます。こちらも必須になることの多い言語ですので身に付けておきましょう。

JAVA

こちらも汎用性の高い言語で、サーバーやアプリ開発、サイトの構築などで多く採用されています。需要が高く、プログラミング初心者からも人気の言語です。こちらも身に付けておきましょう。

こんな人は金融系エンジニアに向いている

ここまででご紹介したように金融系のシステムエンジニアは年収は非常に高額です。しかし、その分複雑で繊細で責任の重い仕事と言えます。そんな金融系のシステムエンジニアに向いている人の特徴を解説します。
・責任感が強く物事を達成できる方
・几帳面で細かい作業が苦にならない方
こちらの2つを説明していきます。

責任感が強く物事を達成できる方

ここまでの説明の通り、金融系のエンジニアは年収の高い分とても大変な仕事です。また、お金に直接関係するシステムを扱うので、責任もより一層重くなります。口座番号をはじめとした個人情報など、とても重要な情報を扱うことも多いです。そのため、そういったプレッシャーに負けず責任感を持って達成できる、むしろその責任をやりがいと感じられる方にオススメです。

几帳面で細かい作業が苦にならない人

金融系のエンジニアの仕事は非常に繊細で複雑です。上記でお伝えしたように非常に重大な責任も伴いますので、几帳面で細かい作業が苦にならない方にオススメです。

最後に・まとめ

金融系のエンジニアは、エンジニア全体の平均年収が600万円と言われる中、その2倍の1200万円程の年収を誇るとても高収入な職業と言えます。そのため、他のエンジニアからも一目を置かれるのが金融系エンジニアです。しかし、その分非常に繊細で複雑な業務内容になります。また、お金に直接関わるシステム関連の業務がほとんどとなるため、貴重な情報を扱う機会も多いです。そのため責任感があり、細かな作業が苦にならずにやりがいを感じられる人にオススメです。金融系のエンジニアの就職のハードルは非常に高いものとなりますが、その分大きなやりがい、達成感と共に高額な報酬を得ることのできる素晴らしい職業と言えます。