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目次:
はじめに
あなたが目指すべきインフラエンジニアの領域 (ネットワーク、サーバー、データベース)
オンプレミスからクラウドにより仕事がどう変わるか
インフラエンジニアの将来性
まとめ

はじめに

インフラエンジニアと検索すると、「やりがいがない」とか「仕事がなくなる」、「きつい」などのワードも候補として挙がってきます。(ほかのITエンジニアでの検索でも同じことですが…)筆者自身、未経験でインフラエンジニアに転職して、日が浅いですが、なぜほかのITエンジニアでなくインフラエンジニアになろうと思ったのかについての簡単いきさつと、インフラエンジニアについていろいろ紹介します。

・インフラエンジニアになろうと思ったわけ
名前にインフラと書いてある通り、ガス、電気、水道と並びITインフラも私たちの生活に欠かせないものになっています。さらに5Gやクラウドサービス、iot製品の市場が今後も伸びてくることで需要はますます増加すると考え、時代が進んでもなくなることはない仕事だと考えたからです。またプログラマーなどはjavaやpython、rubyなどの多様な言語を学習してコードを書くことが仕事だと考えたため、その分勉強量も多いし、その時の流行の開発によって学んだプログラミング言語を使わなくなることがある(流行廃りが早い)と考えたためインフラエンジニアを選びました。

インフラエンジニアの仕事
設計、構築、運用、保守と大まかにこの4つの仕事を行います。インフラエンジニアになったばかりの人はまず保守、運用から入り、経験年数や資格取得、スキルが上がっていくと、構築、設計へと仕事内容がステップアップしていきます。インフラエンジニア種類(ネットワーク、サーバー、データベース)によっては少し内容は変わりますが、(ハードウェアの調達して、ラックに設置、設定したり、ハードウェアのOSのインストールや更新作業設定、ミドルウェアの設定など)基本的に設計から保守までの4つの仕事内容に分類されます。またインフラエンジニアはサーバーなどに、トラブルがあった際に早期の問題解決のため、24時間365日、その動向を観察しなくてはならないため、夜勤や急な休日出勤が発生する可能性があります。このことがインフラエンジニアが敬遠される理由の一つであるでしょう。もちろん日勤もあります。

・あなたが目指すべきインフラエンジニアの領域

インフラエンジニアとしてスキルアップするために現場での業務も重要ですが、資格を取得することもエンジニアとして上流工程の業務参画するために必要になります。インフラエンジニアの資格にも種類が様々あるので、それぞれの資格はどの領域に役に立つのか、領域別の仕事内容と合わせて紹介します。

・サーバーエンジニア
サーバー機器の構築、サーバーの運用、保守が主な業務内容です。ラッキングや配線作業、OSやアプリケーションのインストールなどの物理的な作業も行います。サーバーの設定作業にはLinuxOSが多く使われているので、Linux関係の資格やweb、メール、クラウドサーバーの運用にはネットワークセキュリティに関する知識も必要になっていきます。サーバーとはパソコンの規模が大きくなったようなものなのでパソコンを自作したり、メモリを増築したりパソコンのカスタマイズなど機械いじりが好きな人が向いているといえます。
資格はまずLPIC(Linux技術者認定資格)やCCNA(ネットワーク関連の認定資格)から取得していくと良いでしょう。

・ネットワークエンジニア
各企業やデータセンターなどのサーバー同士をネットワークで接続することが仕事です。ネットワークエンジニアの業務もサーバーエンジニアと同様にネットワークの設計、構築、監視、運用に分類できます。一度ネットワークが構築されれば、特に忙しくはないので、コールセンターなどの業務も兼任したりします。そのためネットワークの知識はもちろんですが、IT知識に詳しくない人にも説明する機会があるので、コミュニケーション能力もほかのエンジニアよりは必要になります。現場のエンジニアや営業、クライアントとなる顧客と話す機会が多いので、人とのコミュニケーションが苦にならず、ITの知識を深めることに興味がある人に向いているといえます。
資格はまず基本情報技術者試験やCCNAから取得していくと良いでしょう。

・データベースエンジニア
データベースの設計、開発、管理、運用が主な業務内容です。(主なデータベースOracle,MySQL,PostgreSQL,Microsoft SQL Server)データベースエンジニアはプログラムのコーディングなどの作業をすることがあるので、PythonやSQLなどの言語を習得する必要もあります。仕事の内容からよく図書館の司書にも例えられたりもします。(データベース内の情報を整理したり、必要なデータをすぐ取り出せるように設計構築など)ですから論理的な思考ができる人が向いているといえるでしょう。
資格はまずORACLE MASTER(オラクル製のデータベースのベンダー資格)や基本情報技術者試験の資格を目指すと良いでしょう。

オンプレミスからクラウドにより働き方はどう変わるか

ITエンジニアになろうと思ったきっかけの一つにテレワーク、リモートワークができるということ、働く場所に縛られず好きな場所で働きたいということも理由の一つでした。以前のオンプレミスでの仕事では現場での作業が必要不可欠で、在宅で仕事をするということが不可能でしたが、クラウドなら在宅でのインフラ構築により機材の設置、配線も必要ないので、時間や場所に縛られずに仕事が可能になります。エンジニア雇う企業側も人材の管理や通勤のための交通費負担などの負担を低減できます。ただ在宅によりエンジニアの裁量権が増えたので、仕事の進捗状況が遅れたりする可能性もあるので、企業側はチャットやzoomなどのビデオ通話アプリを使用して定期的にエンジニアとコミュニケーションをとることが必要になります。しかしオンプレミスがまったくなくなるわけではないです。重要なデータはオンプレミスで、そこまで重要でないデータはクラウドで管理するハイブリッドクラウドというインフラ利用形態の方がセキュリティの面でも安全ですし、スタートアップ企業を除いてそういったインフラ形態での利用が続くと予想されるので、インフラエンジニアの需要的にはこれから増加するでしょう。(とくにクラウド案件)

インフラエンジニアの将来性

経済産業省委託事業の調査で2030年までにIT人材が約16万人から最悪79万人不足すると予想されています。この結果からIT人材がもっと必要でありますが、不足する人材というのがAIやIot、クラウドなどに関する技術を持った人(だけとは限りませんが)を指しているので、これからITエンジニアを目指す人は現在ITエンジニア方々が培ってきた知識、スキルに加え、先端の技術を学ぶ必要があるため勉強量は多くなるでしょう。インフラエンジニアも「Infrastructure as Code」という言葉があるようにコードだけでクラウドインフラ構築、自動設定する動きがあります。インフラエンジニアの将来性でいうと、今後も需要は増加していくでしょう。ただしインフラのスキル+α(プログラミングスキル、クラウドのスキルなど)でスキル身に着けた場合です。

まとめ

インフラエンジニアに限りませんが、これから求められるITエンジニアとは、自分の専門領域+クラウド、AI、Iotに関するスキルを持った方なのではないでしょうか。先端の技術だけを専門にしたエンジニアではなく、自分の得意な領域も持ったエンジニアになることで今後の可能性や選択肢も増えるということです。文章的にありきたりな内容になってしまいましたが、最後まで見ていただきありがとうございました。