身に付けておくべきビジネススキル一覧！初級〜上級に分けて解説
はじめに
ビジネスの現場では、そのシーンに応じて必要なビジネススキルを兼ね備えていることが重要です。 ビジネススキルと言っても多くの種類があり、どんなスキルから付けていけば良いのかと、悩む方も多いのではないでしょうか？
この記事ではビジネススキルの基本や、身に付けておくべきビジネススキルの一覧をご紹介します。 これから会社でのさらなる活躍や、キャリアアップを成功させたい、転職において有利になりたいと思う方は、ぜひ参考までに最後までご覧ください。
ビジネススキルとは？
ビジネススキルとは、仕事を進める上で非常に役立つ技術や能力のことです。各業界での必要資格や知識ではなく、ビジネス全般で活用できるスキルのことを指します。 ビジネススキルを身につけると、昇格・異動・転職などで業務内容や立場が変わっても、安定した自身の実力を発揮することができます。
ビジネススキルの種類
ビジネススキルは大きく分けて3種類あると言われています。 この3種類は以下の通りです。
ヒューマンスキル新入社員から経営者まで全ての人に求められるヒューマンスキルは、対人関係能力とも呼ばれていて、コミュニケーション力・ヒアリング・プレゼンテーション・リーダーシップなど、どの業界分野においても必要なスキルです。
テクニカルスキルテクニカルスキルは、職務の中で専門的・技術的な部分のことを指し、各業界分野における専門的知識や技術力を用いて業務を円滑に遂行する能力のことです。
コンセプチュアルスキル管理職や経営者などに多く求められるコンセプチュアルスキルは、情報分析力・総合的判断力など、ビジネス上で起きる物事の本質を見極める能力のことです。
ビジネススキルを身につける方法
ビジネススキルを身につけるには、学ぶだけではなく実践することも大事なポイントです。 例えば資格取得に成功しても、ただ持っているだけでその資格を実践活用しなければもったいないです。 資格を含む、ビジネススキルをしっかりと身に付けるには「インプットとアウトプット」を繰り返し、徐々に身に付けることを心がけましょう。 ビジネススキルを身に付けることができたら、職場・立場・業種が変わっても問題なく自分自身の持つスキルを活用できます。
ここからは身に付けておくべきビジネススキル一覧を初級・中級・上級に分けてご紹介します。
身に付けておくべきビジネススキル一覧【初級】
初級はビジネススキルの基礎中の基礎です。これからビジネススキルを身に付けていくには、ここで紹介する3つを抑えておきましょう。
ビジネスマナー
ビジネスマナーは、社会人として確実に求められるマナーのことです。電話応対や名刺交換のやり方、社内では上司や同僚への話し方など、その他にもメール・手紙でのビジネス文書の書き方が基本的なビジネスマナーです。 ビジネスマナーを身に付けておくと、社内・社外での人間関係も上手く構築できてキャリアアップにも近づくことができます。
PCスキル
どの業種・業界で働いてもPCスキルを持つことは必須条件と言えます。ワードやエクセル、パワーポイントなど上級レベルでなくても、資料作成ができる程度のスキルは求められます。 仕事を進めていく上で、データグラフの作成・プレゼン資料作成・報告書作成などの作業をするシーンは多くあります。このようなPCスキルはどの場面でも活用できるので、基本的なビジネススキルとして身に付けておくべきです。
仕事の効率化
仕事の効率化は、仕事を始める前に流れを計画したり、業務の進捗状況を確認するスキルです。自分1人では効率よく仕事を進めることができないという場合でも、先輩や上司に確認しながら仕事を進めていきながら、効率化の方法を、模索しても問題ありません。 仕事が早い、遅いでは会社からの評価も大きく変わります。評価は自分自身への信頼とも言えますので、仕事を効率よく進められるスキルを身につけましょう。
身に付けておくべきビジネススキル一覧【中級】
ビジネスマンとしてある程度の経験を積めば、感性・人間性がより重要になってきます。 仕事を覚えるだけではなく、自分から発信していく立場にもなるでしょう。 そんなシーンで必要なビジネススキルは、思考や考え方、伝え方などが大事です。
対話スキル（伝達スキル）
対話スキルは、相手との会話の中で意見を汲みとったり、配慮をしたりする上で、自分の意見を伝える「対人スキル」です。 相手の意見を肯定的に聞いていれば、相手も会話している内に「自分の意見を素直に聞いてくれる」という心の余裕ができます。そうなると自分の意見も伝えやすくなります。
また、聞き上手だけではなく「話し上手」もビジネススキルとして重要です。上司・同僚・部下・取引先企業など、会話はあらゆるシーンで使います。 しかし、一方的に聞くだけ・話すだけは、対人スキルを持っているとは言えません。 その際、いかに記憶に残るように伝えるか、どれだけ相手の話を引き出せるかが対人スキルとして忘れてはいけないポイントです。
ロジカルシンキング・クリティカルシンキング
ロジカルシンキングは、論理的思考を持って業務に繋げるスキルのことを言います。 MECE・ロジックツリーなどを使って原因究明したり、課題設定から問題解決までに活用するスキルです。
クリティカルシンキングは、批判的思考と言われるスキルです。目の前の問題や物事をそのまま受け取らずに、「本当に合っているのか？」と疑うことで本当の問題や物事の奥底に置かれている課題が掘り出されます。リーダーの立場で動く社員は、視野を広げて、偏りを取り払い、物事を考えていくことで事業・会社を支援的に支えることができます。
身に付けておくべきビジネススキル一覧【上級】
最後に紹介するビジネススキルは、リーダー・管理職としての立場で働く方向けです。 また、これからリーダー・管理職のポジションを狙っていきたいと思う方も、あらかじめ知っておくべきビジネススキルなので参考にしてみて下さい。
リーダーシップ
リーダー・管理職ポジションではリーダーシップが求められます。自分が抱えている仕事だけこなれせば良いのではなく、リーダー層は組織のメンバーを率いていく必要があるからです。 管理職として求められる必要なリーダーシップは、組織が掲げる目標の責任が大きくなるので、期待される成果も大きくなります。部下1人1人を見ていき、業務遂行に自信がない・仕事が遅い部下には正しい指導をしたりと、状況に応じて適切な指導が求められます。リーダーシップは部下への指導だけではなく、モチベーションを上げたりなど、指揮を取る目的は全て組織目標の達成をするためにあります。
管理能力
管理能力もリーダー・管理職の重要なスキルです。 進捗管理・軌道修正など、部下個人目標や組織全体目標を達成するために進捗状況を管理するスキルです。 進捗状況がうまくいっていなければ、役割の変更を行って、計画を立て直す必要もあります。
リーダー・管理職の方が必要なビジネススキルとして、
・業務遂行に必要な専門的能力であるテクニカルスキル
・対人関係のヒューマンスキル
・全体を捉えて概念化する能力コンセプチュアルスキル
この冒頭でもお伝えした3つのビジネススキル全てが必要です。
まとめ
この記事では、初級から上級に分けて、身に付けておくべきビジネススキルの一覧をお伝えしました。 それぞれのポジションやレベルで必要なビジネススキルは異なってきますが、ビジネスマンとして全てのビジネススキルを持つ必要があります。 しかし、いきなり全てを手に入れることは不可能です。 まずは自分には何が足りないかを把握して、一歩ずつビジネススキルを身に付けて下さい。