フロントエンジニアの年収はどれくらい?
これからフロントエンジニアを目指すとき、仕事内容などが気になるところですが、どのくらいの年収なのか気になる人も多いのではないでしょうか?フロントエンジニアはWebデザイナーとの連携によって活躍する職であり、多くの年収が見込めるかもしれません。 それでは、フロントエンジニアの年収について説明しましょう。
フロントエンジニアってどんな職業?
フロントエンジニアとはウェブサイトプロダクションにおけるマーケティング、デザイン、バックエンド、フロントエンドの4種類のうち、フロントエンドを担当するエンジニアです。主にWebデザインを構成するために必須となる職業であり、フロントエンジニアの存在なくしてバックエンドの作業を行うことはできません。
フロントエンジニアが受け持つ役割は、HTMLやCSS、JavaScript、PHPといったプログラミング言語を用いた設計や実装、構築やカスタマイズです。企業によってはWebデザイナーに一任される場合もあれば、フロントエンジニアが一部を担当することもあります。
フロントエンジニアの年収はどれくらい?
フロントエンジニアの年収は、およそ350万円~700万円程度となっています。 あくまで平均年収ではありますが、年齢によって年収が違うので注意が必要です。たとえば20代なら300万円、30代なら400万円と年齢が上がるにつれて年収が上がるため、経験を積むほど企業に重宝される職業だと言えるでしょう。
ただ、企業によっては1000万円以上の年収を提示しているところもあります。スキル次第で年収を伸ばせるのも大きな特徴です。
フロントエンジニアの年収を上げるにはどうすればいい?
フロントエンジニアはスキル次第で年収を伸ばせるのが大きな強みです。働き方もハッキリしているので、フロントエンジニアとしてのスキルを更に高めることができれば多くの企業から評価されるでしょう。 それでは、フロントエンジニアの年収を上げる方法についてご説明しましょう。
フリーランスのエンジニアとして働く
スキル次第ではありますが、フリーランスのエンジニアとして働くのがおすすめです。元々フリーランスとエンジニアの相性が良いこともあって、上手くすれば企業で働くフロントエンジニアよりも年収を多く稼ぐことができます。
フロントエンジニアの仕事は主にWebページのデザイン制作であり、自宅にいてもWeb上で取引するだけで完結し働きやすいと言えます。ただし、フリーランスなので自分で案件を獲得できないと企業のフロントエンジニアよりも稼げなくなる可能性があるので注意が必要です。
フリーランスとして働くのであれば、安定的に案件を獲得できるようになるまで安心せず精力的に活動する必要性があるでしょう。特に近年はフリーランスのエンジニアが増えているので、油断していると企業で働いていた方が良かったということになりかねません。くれぐれも油断せずに活動しましょう。
企業が求める人材になる
フロントエンジニアの主な業務はWebページのデザイン制作ですが、それだけでは全ての企業が求める人材になり得るとは限りません。年齢が上がるにつれて年収が上がっているのは、年月をかけてスキルアップしているからです。
つまり、自ら進んでスキルアップをしない限り、なかなか年収を上げることができないということになります。スキルアップがそのまま年収に繋がるのであれば、実力次第でいくらでも年収を上げることができると言えるでしょう。
特にWebページのデザイン制作のみならず、チームリーダーとして皆を率いてきた経験や企画の提案、請け負える業務の幅が広いことが年収アップに繋がる可能性が高いです。エンジニアとしての実力はもちろん、管理能力や提案力などのスキルを身につけるのがおすすめです。
技術スキルを上達させる
上記の方法と合わせて、自分自身の技術スキルを上達させることも重要です。フロントエンジニアに求められるスキルはHTML、JavaScript、CSSですが、これらはあくまで最低限のスキルです。UI/UX設計やユーザーサードの知見など他のスキルを上達させましょう。 もちろん、それぞれのスキルに関する理解を深めフレームワークや複雑化したライブラリなどを使いこなすことも重要ですが、ユーザビリティを意識したページ作成、CMSの知見も必要でしょう。CMSはWebサイトを制作した後に編集しやすくします。専門知識がなくても編集できるCMSを導入できる知見が必要になるのです。
またバックエンドエンジニアの作業を考慮したスキルを習得することも重要でしょう。バックエンドエンジニアはフロントエンジニアが行った作業を元に業務を行います。つまり、フロントエンジニアはバックエンドエンジニアが業務を行いやすいようなスキルを学ぶことも、年収アップに繋がるのです。
転職する
実はフロントエンジニアは転職した経験が多い職種で知られています。 実際、フロントエンジニアが転職によって年収がアップした事例が多くあるため、年収を上げるために転職を考えるのは悪いことではありません。この場合、転職先を探すのであれば、フロントエンジニアに対する待遇が厚い企業を探しましょう。 自分自身のスキルの上達を実感すると、やがて今の年収が物足りないと感じるようになるかもしれません。そんな時こそ、今よりも年収が高い企業を探す転職活動を始めるのがおすすめです。
まとめ
フロントエンジニアは比較的新しい職種ですが、ウェブサイトマーケティングになくてはならない職種です。これからITやWeb技術が進歩していくことが予想される中、またより技術の専門化が進んでいく中、フロントエンジニアは益々必要とされる職種になるでしょう。
さらにスマートフォンなどのモバイル端末の急速な普及により、小さな画面に対応したユーザビリティ設計ができるフロントエンジニアが求められるでしょう。フロントエンジニアはかなりの将来性がある職種です。ただ、これから先は複雑化するWeb技術に対応できるようでないと年収アップを見込むのは難しいくなります。日々技術を高めることは、必須だと言えるでしょう。