現代に必要なMySQLの資格と参考書

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コラム
現代に必要なMySQLの資格と参考書

MySQLとは

MySQLとは世界中で広く使われており、あらゆる企業が使用しているデータベース管理システムです。大容量のデータでも高速に動作を行うことができるため、レンタルサーバーや検索エンジンなどでも使用されています。

MySQLの特徴

MySQLの特徴は、マルチユーザー対応であるということで、同時に複数の人が利用可能なWebアプリケーションなどを始めとしたシステムに使用するデータベースとしては最も適していると言われており、UNIX系各種OSやWindowsなど多くのプラットフォームに対応しています。さらに、JavaやPHPのようなプログラム言語などからも簡単にアクセスができるという側面があり、MySQLは現在では最も手掛けやすく、動作が安定しているオープンソースのデータベースと言われています。Webベースのサービスに非常に強いことなどが、発表当時から注目を集め利用され続けてきたことも利点となっています。データベースの構築に慣れていない人たちにとっては、インストールしてから利用するまでの設定がすこしわかりずらい面もありますが、利用できるようになると一気にプログラミングやページ構築の幅が広がり、MySQLは今ではなくてはならないデータベースの位置づけとして活躍しています。

MySQLの資格と参考書

MySQLの認定資格を取得することにより技術力を証明することができ、社内的に、お客様に対しても信頼感が高めることができます。貴重な戦力として活躍の場を広げることができます。コンサルタントや開発者、データベース管理者は、MySQL認定資格を持つことにより最新機能に精通していることを証明できます。最新の機能やツールに関する知識や技術力を再確認することで自信を得ることもできます。今回はMySQLにどのような資格があるのかとおすすめの参考書を紹介します。

「Certified Associate, MySQL 5」

Certified Associateとは、入門者、学生向けとも言われており、これからMySQLを使い始める人たち用の資格です。大学等でITを学んでいる学生なら、比較的簡単に取得できるレベルになっております。よりデータベースの世界に入りやすいように、一段階低いところからスタートできます。MySQLに特化した資格試験ではありますが、データベースの基礎的なところを網羅しており、この試験の範囲を勉強すればデータベース自の理解をするのにも役に立ちます。

おすすめの参考書は「3ステップでしっかり学ぶ MySQL入門」です。3ステップでしっかり学ぶMySQL入門には、MySQLにはじめて触る方を対象にしており「予習」「実践」「復習」の3つのプロセスを踏むことにより基本をしっかり理解しながら学習を進めることができるようになっています。最初はデータベースとは何なのかということから学び、MySQLの基本やデータベースの操作などを学んでいき、その後はPHPやHTMLについて学習します。Web上においてMySQLが実際どのように動いているのかということを分かりやすく学習することができ、各章の最後には練習問題が用意されていて、自分がどのくらい理解できているのかをはかることができるため、本書で学んだことが身に付いているかどうかを確認することができます。

「Certified Professional, MySQL 5（ Developer）（ Database Administrator）」

Certified Professionalの2つの資格DeveloperとDatabase Administratorは、実務でMySQLを利用している人向けの資格です。この資格を取得するためにCertified Associateを事前に取得する必要はないので、すでにMySQLを使いこなしているという人は、このProfessionalレベルから挑戦するのをお勧めします。

Professionalの2つの資格は、名前の通り管理者向けと開発者向けに分かれています。管理者向けの資格は、MySQLによるデータベースの構築から日常的な管理やチューニングなどを主な対象範囲にしており、メモリ管理やパラメータ設定などその他セキュリティに関する管理などが含まれています。開発者向けは、MySQLでのSQL構文の詳細に関する知識に重点が置かれており、SQLの高速化手法やインデックスの活用など、さらにコネクターなどデータベースを活用したアプリケーション開発まで、必要となる技術が対象範囲になっております。Professionalレベルの試験はDeveloper、Database AdministratorともにPart IとPart II 2種類の試験に合格する必要があります。MySQLを扱う人の多くは、開発と管理の両方こなしている人がたくさんおり、試験の内容は基本的にかぶる部分はありません。

おすすめの参考書は「PHP7＋MariaDB／MySQLマスターブック」です。PHP7＋MariaDB／MySQLマスターブックはPHPとMySQLの基本とWebアプリケーションの構築法について実践的に学習することができます。本書はPHPを主とした学習本になっており、最後は会員管理システムを実際に構築することでより実践的な技術を身に付けることができます。環境構築としてWindowsやmacOS、Linuxによる操作を解説していますので、幅広い環境での学習に対応しています。

「Certified Expert」

Certified Expertは、より高度な技術スキルを持っていることを証明する資格になっています。データベースシステムで高可用性を実現するための機能部分、OracleならばReal Application ClustersやData Guardを使いこなせることを証明できる資格です。高可用性機能を使いこなす資格のニーズは高くなっています。

おすすめの参考書は「エキスパートのためのMySQL[運用+管理]トラブルシューティングガイド」です。この参考書はMySQLの「運用と管理」にスポットライトを当てた参考書になっており、多くの書籍がシステムの「構築」という点に重点を置いているのに対して、この参考書はトラブルシューティングに焦点を当てており、サポートを受けているかのような実用的な内容を記載しています。

まとめ

今回の記事ではMySQLとは何か、資格や参考書にはどのようなものがあるのかを説明しました。MySQLはIT業界にとって必要不可欠な存在になっています。もし興味を持たれたのなら資格を取得してみるのもよいでしょう。