【Django】仕事ができるフレームワーク！愛される理由を簡単解説

0.はじめに

プログラミングを行っている方なら「フレームワーク」という言葉を聞いたことがあるかと思います。プログラムを拡張する上で非常に便利なフレームワークですが、中でも「Django」は仕事や勉強で利用されたことのある方も多いのではないでしょうか？本日はWebアプリケーションを作成する上で活躍するフレームワーク「Django」について利用メリットを簡単に解説していきます。

1.Django（ジャンゴ）利用メリットとは？

そもそもDjangoとはPythonで実装されたWebアプリケーションフレームワークです。オープンソースとして公開されているため、仕事用・勉強用かかわらず誰でも使用することが可能です。InstagramやNational Geographicなどにも使用されております。様々あるフレームワークの中でDjangoが選ばれるのは、下記のようなメリットがあるためです。

・フルスタックフレームワークであること

・動作が高速

・セキュリティ対策

・プラットフォームに依存しない

・学習コストが低い

下記にそれぞれ詳しく解説していきます。

・フルスタックフレームワークであること

フルスタックとは「Webアプリケーションの実装に必要な機能が一通り揃っていることを表しています。Webアプリを作成する上で「ログイン画面」「管理画面」「サイトの内容」などよく使われる機能があらかじめ実装されています。そのため、Djangoを利用することでテンプレートやソフトを自分自身で探す必要がなく、用意の手間が格段に減ります。もちろん拡張モジュールも用意されているため、システムに限らずSNS、機械学習にも対応しており、仕事での利用も勉強での利用もどちらも幅広く対応しています。

・動作が高速

Djangoには標準で分散型のキャッシュシステムであるmemcachedが備えられており、キャッシュ機能が強力なため高速な動作を実現しています。仕事を請け負う上では大規模なサービスなど高速な処理速度が要求されるものもあるため、Djangoの高速動作は仕事を進める上でも向いていると言えます。

・セキュリティ対策

Djangoはセキュリティ対策としてセッションデータはサーバのデータベースに保存、クッキーにはセッションキーだけを記憶させています。そのためパスワードの直接保存はせず、ハッシュ化しデータベースに格納しています。そのため安全なパスワード管理が可能で、パスワードが入力された際にはハッシュ関数を介した入力値と保存されたハッシュ値を比較しチェックしています。仕事で求められるセキュリティ対策としては、Djangoを利用することで対策・向上することが可能です。他にもクロスサイトスクリプティング（XSS）、クリックジャッキングなどの多くの脆弱性に対する保護を有効にしているため、セキュリティ向上の面を考慮してもDjangoは使用メリットが多いと言えます。

・プラットフォームに依存しない

DjangoはPythonで書かれているため、多くのプラットフォームで利用することが可能です。Linux、Windows、MacOSなど様々なプラットフォームで動作が可能です。またDjangoは多くのホスティングプロバイダによってサポートされており、Djangoサイトをホスティングするためにドキュメントを提供しているところもあります。仕事で様々なOSから試す場合もプラットフォームに依存しないためストレスなく作業することが可能です。

・学習コストが低い

DjangoはWebアプリケーションのフレームワークの中でも非常にメジャーなため、インターネットで調べると様々な手法が溢れています。またオンライン学習プラットフォームでも複数の学習プログラムが展開されているので、学習の機会も溢れています。何かつまづいたことがあっても解決手法が様々あるため、仕事をしながら学ぶことも可能な利用しやすいフレームワークと言えます。

2.Djangoでできることは？

ここまでの解説を見てもDjangoは幅広く活用できるフレームワークと言えます。Webアプリケーションでよく使われる「管理画面」「ユーザー認証」「テンプレートエンジン」「フォームの作成・検証・処理」はスピーディに作成することが可能です。もちろん他のフレームワークでも作成することは可能ですが、Djangoに任せて作成を行うことで、他に注力したい機能の開発に時間を使うことができるため、大規模開発では特にDjangoは好んで使われる傾向があります。開発用サーバの立ち上げまでにある程度の操作が必要ですが、一旦環境を作ってしまえばWebアプリケーションの構築はスピーディに行われるため「仕事のできるフレームワーク」とも言われています。Webアプリの作成を行う方はぜひDjangoの導入を検討してみてください。

3.最後に

いかがでしたでしょうか。今回はWebアプリケーションのフレームワークであるDjjangoについて簡単に解説いたしました。様々なフレームワークが存在しますが、プラットフォームに依存せず豊富な機能が取り揃えてあるDjangoは使い勝手がよく便利なため、世界中で活躍しているフレームワークです。細かい仕事はDjangoに任せて、他の開発に注力できるのはプログラマーにとって非常にメリットです。回は簡単な解説を行いましたが、ご興味をお持ちいただけた方はぜひ一度利用していただけるとさらに魅力に気づいていただけると思います。Djangoの導入を検討している方に、こちらの記事が少しでもご参考になれば幸いです。