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Ciscoとは

IT系の仕事に携わる人ならば一度くらい耳にしたことであるかもしれない「Cisco」という響き。これは、Cisco Systemsという企業が略されて「Cisco」と呼ばれています。

Cisco Systemsは1984年に設立され、初めてルータを製品化した企業になります。 その後、ルーティング、スイッチング、セキュリティの開発をしつつ、クラウドやIoT化を進めてきました。

Ciscoが現在提供しているもの

では、Cisco Systemsとは何をしてる企業なのでしょうか?簡潔に述べると現在のCisco Systemsは企業へ快適なネットワーク環境を提供しています。快適なネットワーク環境を提供することで、企業の効率化、コスト削減などに貢献されています。

Cisco Systemsが提供するモノは様々あります。

・ネットワーク機器

・コラボレーションツール

・人材育成

・ネットワーク資格

上記は数ある中での一部分でしかありません。順を追って例を紹介していきます。

ネットワーク機器

前述したとおりCisco Systemsは企業向けにネットワーク機材を取り扱っており、主力製品としてはスイッチ、ワイヤレス、ルータが挙げられます。後述にありますが、特にスイッチの一新化が注目されてます。2019年の国内ネットワーク機器のシェア率を見るとCisco Systemsは1位の51.6%であり、2位の5.3%と大差をつけてます。企業向け市場では多くのトップシェアを有してるため、非常に安定感のあるベンダー企業だと言えるでしょう。

コラボレーションツール

コラボレーションとはWeb会議システムやオンラインミーティングを指します。 近年、ウイルスの影響により緊急事態宣言が発令されたことでテレワークが注目を浴びました。 実はCisco Systemsも「Cisco Webex」という独自のコラボレーションツールを提供しています。コラボレーションツールを使用することで、必要以上の接触を避けられます。また、情報共有ができることで作業の効率化にも繋がります。

人材育成

近年、リモートワークやクラウド環境が発達しているために、相応のセキュリティ技術力を持った人材が求められています。しかし、需要が増していく一方で、技術者は有限なので供給側とのバランスがとれません。その悩みを、解消するためにCiscoはサイバーセキュリティ スカラシッププログラムを創設し、セキュリティ人材の育成を行っています。需要と供給を保つことで、業界を発展させる仕組みづくりを推進しています。

ネットワーク資格

Cisco社は技術者に対して、実力の指標となる資格試験を提供しています。2020年に資格改訂がありエントリー部分であるCCENTが無くなり、CCTが設けられました。また、アソシエイトとプロフェッショナル部分には新たにDevNetが設けられました。DevNetは全く新しい資格となっており、ネットワーク・IoT・クラウド・自動化・インフラストラクチャの技術力が求められます。クラウド化や自動化が普及していくことで、資格試験の内容も変化が求められています。

環境への適応性

環境がめまぐるしく変化することで、周囲の環境も変化が求められます。Ciscoは時代を先読みし、時代に適応することで信頼も得てトップシェアを守り続けてきたのではないでしょうか。

Ciscoの取り組み

Cisco Systemsは、自動化、仮想化、機械学習の先進的な手法をもって変化に対応できるプラットフォームを実現しています。これをCisco DNAと呼び、ビジネスニーズへの対応を素早くし、人的ミスを減らし作業効率が効果として期待できます。

Cisco DNAの一つであるCisco Catalyst9000シリーズのスイッチの次世代機は、現行機からスムーズな移行ができCisco DNA Centerと組み合わせることができます。また、現行機と次世代機はコスト面でも大差はなく既にCisco製のスイッチを導入している企業であれば替えやすいのかもしれません。Ciscoは自社システムであるCisco DNAを導入することで、企業のニーズに応え、技術者のサポートを間接的に可能にしたことで、より信頼性が高まったのではないでしょうか。

まとめ

いかがでしたでしょうか。Cisco社はネットワーク機材の開発だけには留まらず、サーバーやツールといった部分にも力が入っています。

近年の業務形態やネットワーク環境は、新たな局地を迎えており、自動化やクラウド化が薦められることでDX(デジタルトランスフォーメーション)と呼ばれるデジタル変革が求められています。 DXに積極的に取り組んでいる企業の一つがCisco Systemsであり、傾向としても強く出ています。 常に世の中のニーズに応えてきたことで、現在に至るまでの地位を確立してきたといえるでしょう。