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0.はじめに

Web業界で働くことを考えた時に、経験や知識を求められることも多く挫折した経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。専門的な知識を求められる業界の中でも人気であるWebディレクターは、未経験から始める方も多い職種です。外から見ると「一体何をやっているのかわからない」と言われるWebディレクターについて、主な仕事内容、求められる知識を未経験の方に向けて簡単に解説していきます。

1.Webディレクターとはどんな仕事をしているのか?

Webディレクターは制作会社と事業会社で若干仕事内容が異なってきます。ここでは事業会社と制作会社の2つに分けて説明していきます。

・事業会社の場合

事業会社の場合は「自社で運営しているWebサイトが効果を出せているのか確認しながら改善を行っていく」ことがメインです。どんなWebサイトを運営しているかによりますが、問い合わせ件数の増加・売上拡大・アクセス向上のために動く場合がほとんどです。改善案を出すだけでなく、改善案に基づいてサイトを運営することがメインになってきます。制作会社と比べると毎日数字を確認したり、結果を分析したりすることが多くなるため、Webサイトの運営によって企業の売り上げにどのような影響を及ぼしていくのかを学ぶことができます。

・制作会社の場合

制作会社の場合は「獲得された案件に対して、予算内・納期内に完成させる」ことがメインの仕事です。獲得してきた営業、獲得先のクライアントどちらとも連携をとりながら進めていくため、コミュニケーション能力が問われます。獲得してきた案件をどのようなスケジュールで進めていくか、納期通りに進捗しているか、クライアントの要望とマッチしているかを確認することもWebディレクターの仕事です。このように、獲得してきた営業職、クライアント、プロジェクトを進めるメンバー共にコミュニケーションをとっていく必要があります。このため、事業会社よりコミュニケーション力が必要になります。また、自社で全てを行う事業会社より、制作会社は様々な案件が舞い込んでくる可能性が多いため、幅広くWebサイトの知識を身につけることが可能です。

2.Webディレクターに必要な知識とは?

Webディレクターに求められる知識は、主に下記の通りです。

・コミュニケーション能力

・好奇心、行動力

・リスクヘッジ能力

・コミュニケーション能力

Webディレクターに一番求められることとして、会社のスタッフやクライアントとのコミュニケーション能力です。クライアントが依頼する案件に対して、何を求めているのか、クライアント側は何を理解して何を理解していないのか、そのためにWebディレクターは何を伝えたら良いのかを汲み取ります。クライアントだけではなくスタッフ、メンバーにも同様のコミュニケーションが求められます。IT技術はもちろんながら、「相手が何を考えているのか、理解している点、理解していない点は何か、スタッフは何が得意なのか」を見極める力が必要です。

・好奇心、行動力

Webディレクターは未経験でも挑戦が可能です。特にIT業界は技術進化が目まぐるしいため、日々新しい知識の取り入れが必要です。そのため、未経験であっても新しい知識にや技術にもつ好奇心、すぐに動ける行動力が必要です。誤った知識のまま進めてしまうと、クライアントの要望とは異なった成果物ができてしまう可能性もあります。違和感を持った際にすぐ確認できる行動力も求められます。

・リスクヘッジ能力

Web制作を行う際は、常に複数案件が同時に進んでいる状態がほとんどです。Webディレクターはすべての案件において問題がないかを確認しながら進捗確認を行う必要があるため、確認にもれがないか、進捗遅れの可能性はないかリスクヘッジしながら進めていく能力が求められます。未経験で始める場合はいきなりプロジェクトを任されることはありませんが、経験を積んでいくと全体を見る能力が問われます。経験を積めば詰むほど、どこで問題が発生しやすいかが分かりやすくなってくるため、先読みができるようになっていきます。未経験から始める際は、経験を積んでリスクヘッジ能力を身につけていけるよう、たくさんのプロジェクトの経験を積んでいく必要があります。

3.感性を磨いてWebディレクターになろう!

Webディレクターとして業務を行う際、スケジュール管理や予算内での作成は未経験からでも学ぶことが可能です。しかしながら、サイトのデザインや使いやすさに関しては、自分自身の感性が重要です。未経験でも普段から様々なデザインに触れることで実際に業務に従事する際に仕事がしやすくなるでしょう。また、簡単なサイトの作成であれば未経験でも独学で作成することが可能です。未経験でも飛び込みやすい業界ですが、入社後も勉強し続ける業界であるため、未経験のうちから少しずつ勉強していくと業界に入った後も成長スピードを保てるでしょう。Webディレクターにご興味をお持ちの方に、こちらの記事を少しでも参考にしていただけたら幸いです。