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「未経験からフリーランスのプログラマーになりたいと思っているけれど現実的ではないかもしれない」と不安に思っている人もいるでしょう。未経験からフリーランスのプログラマーになることは可能ですが、簡単ではありません。まずは需要のあるスキルを身につけてレベルアップして、仕事を継続して受注するという手順を踏む必要があります。レベルアップする方法を間違えてしまうと失敗してしまうこともあるでしょう。そこで、ここではフリーランスにおすすめのプログラミング言語や、未経験からフリーランスのプログラマーになる方法についてご紹介します。闇雲に勉強しても遠回りになってしまうので、効率的に勉強してフリーランスを目指してみましょう。

フリーランスにおすすめのプログラミング言語

ノートパソコンの画像

プログラミング言語には数えきれないくらいの種類があります。また目に見える表面的な部分を作れるものや、目に見えない部分のシステムを作れるものがあります。フリーランスのプログラマーを目指すには、プログラミング言語の習得が必須となるでしょう。しかし、なんとなくでプログラミング言語を選んで勉強しても初心者が最初に勉強するには難しすぎるプログラミング言語だったり、スキルを身につけても需要が低く案件が少なかったりします。そのため勉強するプログラミング言語を選ぶときは、需要の高さや難易度なども考慮する必要があります。

Ruby

Rubyは日本人が開発したプログラミング言語で、日本だけではなく海外でも人気のあるプログラミング言語です。読みやすく書きやすい言語なので、初心者でも習得しやすい言語でしょう。WebサイトやWebサービスを作るときに使われるプログラミング言語です。案件の数は一定数あるので将来性もあります。Rubyは基本的には複数のエンジニアによって開発が行われることが多いです。そのため完全に在宅で業務するのではなく、基本的には会社に出勤して作業をすることになります。もし在宅のフリーランスを目指している場合は別のプログラミング言語を勉強するのがおすすめです。

PHP

PHPはWebサービスやWebアプリで使われるプログラミング言語です。多くの人がWebサイトを作るときに使っているWordPressや、ECサイトの設置に利用されるEC-CUBEなどに使われています。PHPは近年、Webデザイナーが勉強している場合が多いです。Webサイトは主にWordPressで作られていることが多く、PHPと相性が良いのでより多くの案件を獲得できるようになるためです。利用している人が多く文法が比較的簡単なので、初心者の方にもおすすめでしょう。多くのサービスで使われているため、案件の数も多いのでPHPを習得しておけば案件の獲得に有利になります。

Java

Javaは多くのプログラマーから人気のあるプログラミング言語の一つです。Webシステムや決済システム、Androidアプリなど様々なサービスに使われています。汎用性の高いプログラミング言語で、大きなシェアを持っています。将来性もあるので習得できれば安定した収入が見込めるでしょう。しかし、Javaは在宅で働ける案件があまりありません。Javaを使った業務は大きな規模のプロジェクトのことが多いので、出勤する必要のある案件が多いです。

JavaScript

JavaScriptは、HTMLで作成したコンテンツに組み込むことで複雑な動的表現が可能になるプログラミング言語です。Webブラウザ上で動的な処理を追加できる唯一の言語で、わかりやすくまとまったプログラムが書けます。またHTMLやCSSのようにコーディングするために特別な環境は必要なく、テキストエディタがあればプログラミングが可能です。Web開発に必要となる言語なので、Web開発に関わるプログラマーは習得しておくべきプログラミング言語です。

Swift

SwiftはiOSアプリの開発に使われるプログラミング言語です。iOSのスマホアプリ開発に特化しているので将来性があるでしょう。しかし、案件の数が少ない傾向があります。そのため未経験からプログラマーを目指す人がまず最初に学ぶプログラミング言語としてはおすすめできません。他のプログラミング言語を習得してから、スマホアプリの開発にも携わりたいと思っている人におすすめです。

Kotlin

Kotlinは、Javaを代替する簡潔な文法のプログラミング言語です。Javaのコードよりも文法や記述のルールが明確で簡潔なので読みやすいという特徴があります。Javaを習得した方であれば馴染みやすい言語なので乗り換えが簡単です。KotlinはAndroid用のアプリを開発するために使われている言語なので、将来性も期待できるでしょう。JavaからKotlinに移行しようとしている企業も増えています。

C#

C#はマイクロソフト社が開発したプログラミング言語で、C++にJavaを取り込んだ言語となっています。デスクトップアプリの開発に使われることが多いプログラミング言語です。開発環境はマイクロソフトが提供しているので、初心者でも学習を始めやすいでしょう。デスクトップアプリの開発から、近年ではスマホアプリの開発にも使われているので将来性も高いです。C#の案件では、一度受注できれば継続して案件をもらえることがあるので、安定した収入に繋がりやすいでしょう。

Python

Pythonは、AIや機械学習の専門分野で使われることが多いプログラミング言語です。AIの領域のみではなく、Webアプリやデータ解析・分析ツールの開発にも使われています。他の言語よりも覚えるべき構文規則の数が少なく、文法が読みやすく書きやすいので初心者の方にもおすすめです。Pythonの案件は多くはありませんが、一方でPythonを得意とするプログラマーはあまり増えていません。そのため、競争率が少ないのでPythonを習得できれば安定した収入を得ることができるでしょう。

Go

Googleが開発したプログラミング言語で、JavaやRubyの代替となる言語です。高速処理が効率的にできる言語として開発され、人気があります。Go言語を習得して開発経験のあるエンジニアは少ないため、案件は高単価なものが多くフリーランスのプログラマーから注目されているプログラミング言語です。YouTubeのサーバー構築にも使われており、スマホのアプリ開発にも使われているので、このような分野に興味のある人におすすめの言語です。

未経験からフリーランスプログラマーを目指す方法

プログラミングの画面の画像

未経験からフリーランスのプログラマーになりたいと思っている人は、「何から始めたらいいのかわからない」「具体的にどんなスキルが必要になるのか」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。プログラマーになるために必要となる資格はありませんが、プログラミングに関する知識やコミュニケーション能力が必要とされます。効率的にプログラマーになるための手順を踏むことで、時間を無駄にせずにプログラマーを目指せます。

プログラマーになるプランを立てる

フリーランスのプログラマーを目指す方は、まずは自分がフリーランスのプログラマーになるまでのプランを立てましょう。自分がプログラミング言語を使って何を作りたいのかを明確にして、そのために必要なプログラミング言語を習得します。クラウドソーシングサイトで自分がやってみたいと思える案件を探して、その案件に求められるプログラミング言語を参考にしても良いでしょう。フリーランスのプログラマーになるためのステップを具体的にします。

スキルを習得する

プランを立てたら、次に実際にプログラミングのスキルを習得します。プログラミング初心者の方は、まずは基礎となるHTML・CSSを身につけましょう。参考書やインターネットを活用して独学で勉強する方法と、プログラミングスクールに通う方法などあります。初心者の方が独学で勉強を始めると、挫折しやすかったりエラーが出たときに相談できる相手がいなかったりなどのデメリットがあります。プログラミングスクールは高い費用がかかる場合が多いですが、サポート体制が整っているので挫折しにくいというメリットがあります。

仕事を受注する

スキルを身につけたら仕事を受注します。仕事を受注して納品し、収入が発生すればフリーランスのプログラマーといっても過言ではないでしょう。仕事を探す方法は、求人サイトやクラウドソーシングを利用する場合が多いです。案件を継続して受注でき、安定した収入が得られるようになれば立派なフリーランスプログラマーです。

未経験からフリーランスプログラマーになれるのか

プログラミングをする人の画像

未経験からでもプログラマーの案件をコンスタントに受注できれば、フリーランスとして活躍できるでしょう。しかし、未経験からフリーランスのプログラマーになることは簡単ではありません。基本的には、まずはプログラミングのスキルを身につけて、次に仕事の案件を受注するという流れです。数年前と比べるとフリーランスを目指しやすくなったことや、IT業界が人材不足であることなどによって、未経験でもフリーランスのプログラマーになりやすい時代になりました。ただ、プログラミング言語選びを間違えてしまったり、スキルの身につけ方を間違えてしまったりすると、フリーランスのプログラマーになるまで遠回りになってしまうことがあります。

プログラマーの需要は高い

IT業界では人材不足に悩まされています。それは少子高齢化が進み働く世代の人口が減ってきている一方で、IT業界の市場は拡大し続けているためです。また基幹システムを構築していた世代の方が、高齢化により定年退職したことも影響しているでしょう。

フリーランスで働く人の増加

ITの普及や様々な働き方が浸透してきている背景から、フリーランスで働く人が増えています。クラウドソーシングサービスが急成長していることもあり、ネット上でのプラットフォームが発展し続けています。世界的に見ても時間や場所に縛られない働き方が増えているため、フリーランスとしての労働環境が充実してきているのです。そのため先人の知恵を参考にすることも可能なので、未経験からでも十分にフリーランスのプログラマーを目指せるでしょう。

実務経験がないと仕事を獲得しにくい

未経験からフリーランスのプログラマーを目指すことは可能ですが、誰でも楽をしてフリーランスになれるわけではありません。クライアントが誰に仕事を依頼するか考えたときに、どうしても経験者を優先しがちです。そのため、実務経験のないフリーランスの方は最初はなかなか仕事を獲得しにくいです。案件を取れたとしても単価が低く、生活ができないという場合もあるでしょう。いきなりフリーランスになるのではなく、一度企業に就職して実務経験を積むという方法もおすすめです。

まとめ

パソコン作業をする男性の画像

プログラマーといっても仕事内容は多岐に渡ります。まずは自分が「何をしたいのか」「何を作りたいのか」を明確にすることが大切です。そして、勉強するプログラミング言語を決めると良いでしょう。未経験からフリーランスになるのは簡単ではありませんが、IT業界は人材不足なのでプログラマーは需要のある職種です。そのため、努力次第では未経験からでもフリーランスのプログラマーを目指せるでしょう。フリーランスのプログラマーとして安定した収入を得られるようになれば、自分の好きな時間と場所で働けるようになるはずです。