【面接】企業がみている志望動機の構成、例文を簡単紹介
0.はじめに
就職活動、転職活動で面接を受ける際必ず企業に聞かれる「志望動機」。履歴書にも記載が必要で、面接でも質問される場合がほとんどです。特に「どうしてこの企業でなければいけないのか?」を伝えることは、文字だけでも言葉にしても難しいことです。正直に「生活のために・・・」と言うことは、正直相手としても印象が悪くなってしまいます。では、どの様に伝えたら良いのか?履歴書に記載するときの志望動機の構成とは?本記事では、志望動機に関する基礎的な構成と簡単な例文を簡単に解説していきます。
1.志望動機を伝える構成とは?
志望動機を伝えるときは、大まかにどんな構成で話すかを考えます。企業側が納得しやすい様に話すために、「現在→希望→将来」の順番で構成すると話やすくなるでしょう。構成の内容を一つずつ詳しく説明すると、下記の様な形です。
・現在
「自分はどんな性格で、どんな人なのか」
「今までどんなことをやってきた人間なのか」
・希望
「どんなことをやってみたいか」
「自分のスキルの何を生かしたいと思ったか」
・将来
「どんな人になりたいか」
「会社でどんな存在になりたいか」
上記の様な構成にすることで、「どうしてこの企業を志望したのか」が相手に印象付けやすくなります。わかりやすく伝えるポイントとして、「現在は短めの文章、希望と将来を気持ち長めの文章」にすると、相手に伝わりやすくなります。では、どの様な文章例があるか、下記にいくつか例を挙げてみます。
2.志望動機別の文章例
それでは、下記に企業・状況別に志望動機の例文をあげてみます。
・新卒、I T企業、技術職希望の場合
この場合は、在学時にITに関わる授業をとっている、もしくは資格を取得している場合が多いでしょう。そして、「現在・希望・将来」の順に当てはめて説明してみると、「私は好奇心旺盛な性格で、気になったことを探求することが好きです。在学中にプログラミングに出会い、一から作り上げる面白さ、どうすれば思い描く動きをしてくれるかを考えながらシステムを作ることに魅力を感じました。今まで勉強した知識を生かしながら、社会で様々な人と関わり新たなプログラムを作り、より便利な世の中になる様貢献できる人になりたいと思い志望致しました。」と説明することができます。新卒であれば、今まで勉強したことを生かしてどんなことをやりたいか、どんな人になりたいかを説明しやすいでしょう。
・中途、人材紹介、営業職希望の場合
中途の場合は「今まで何をやってきたか」を必ず聞かれますが、今回は営業職をやったことがない、今まで事務職で営業経験もないと言う体で志望動機を作ってみます。そうなれば、「今まで事務として裏方でサポートすることがメインの仕事をしていました。もともと人と話すことも好きなので、営業職のサポートをするうちに自分自身もクライアントと話しながら悩み解決のサポートをしたいと考えました。営業サポートをする中で数字の管理、今までの傾向を読み解くことは得意としているので、今までのスキルを生かしながら、営業職として一からスタートし自分自身のスキルアップをしたいと考え志望いたしました。」と説明することができます。今まで経験したことがない職業の場合は「今までのどんなスキルが生かせるか、スキルを生かしてさらに自分を成長させたい」と言うことを伝える様にすると良いでしょう。
志望動機は企業により様々な例がありますが、今回は技術職の例、営業職の例で志望動機例文を紹介いたしました。重要なのは「今までどんなことをやってきて、どう生かしたいと思ったのか」を伝えることです。もちろん、中には全く挑戦したことのない業界に挑戦したい!と言う方もいらっしゃると思います。そのままの気持ちをストレートに伝えて内定をもらえる場合もありますが、もし「全く挑戦したことはないけどやる気はある人」「今まで経験はないけど勉強、スキルはある人」の両者が並ぶと、たいていの場合は後者が選ばれます。もし自分にはスキルがない、なんとなくやってみたいと思った場合は、「自分のこんな性格が、この職業に向いているのではないかと思った」と添えるだけでも印象は良くなるでしょう。
3.最後に
いかがでしたでしょうか。今回は企業へ向けた志望動機の例文を簡単に紹介いたしました。志望動機を伝える時に面接官が見ているのは「この人はどんな人となりなのか」と言う部分です。考えている言葉の選び方で今までの経験、人への接し方が見えてきますし、志望動機で伝えている内容も人の考えが見えてきます。いいことばかりを言う必要はもちろんありませんが、自分がどんな人なのか、何をやりたいのかをじっくり考えて伝える言葉は相手にも「この人は十分に考えて、こんな風になりたいんだな」としっかり企業側に伝わります。面接は事前準備が大変な作業ですが、しっかり対策をすることで後悔なく企業に伝えられる様、志望動機を考えてみてください。こちらの記事が少しでも参考になれば幸いです。