セキュリティエンジニアとは
皆様が持っている携帯やPCに当たり前のように大切な情報が収納される時代になりました。ネットショッピングの時ではクレジットカードの情報を記入するか登録されているのを自動入力してくれます。
便利な反面携帯やサーバーに入っている情報を悪用したい人に盗られてしまうととんでもないことになってしまいます。ニュースでも個人情報流出などのネガティブなニュースも耳にしてしまいます。情報の資産価値やセキュリティ意識の重要性が広く知られるようになり、セキュリティエンジニアの需要が高まっています。
そこで今回は、セキュリティエンジニアの仕事内容について紹介していきます。
セキュリティエンジニアとは
セキュリティエンジニアとはその名前のように情報セキュリティを専門として仕事しているエンジニアです。
セキュリティに配慮したシステム設計や構築、システム運用、サイバー攻撃を未然に防ぐための調査や改善などを行います。エンジニアと付いているのでサーバーなどの近くで作業だけをしている用に思えますがクライアントと意見交換をするシーンが多く、コミュニケーション能力や人柄も重視される仕事です。
技術職としてクライアントの秘匿情報を守るのと平行してクライアントとコミュニケーションをとる必要があるので両方を掛け合わせたスキルが必要になります。
セキュリティエンジニアとは
セキュリティエンジニアの業務内容はかなり幅広いです。他のエンジニアの業務と似ていることが多いのですがどの業務もセキュリティの知識が必須になっています。セキュリティの知識に精通していないと業務に携われません。
セキュリティエンジニアを目指す場合は、セキュリティに関する知識を常に収集することを心掛けましょう。以下では、セキュリティエンジニアの具体的な仕事内容をご紹介します。以下の全てを管轄する場合もあれば、一部を専門的に担当する場合もあります。
クライアントの要件の集積や分析、必要なセキュリティシステムの提案などを行う仕事です。クライアントの希望に添って企画を計画します。
他のエンジニア業務と類似した内容になります。企画・提案を行うセキュリティエンジニアは、セキュリティコンサルタントと呼ばれることもあります。個人情報保護法の登場により、ISMS取得やプライバシーマークの取得を目指す企業が増えました。取得をサポートするセキュリティエンジニアの需要も高まっていると言われています。
企画・提案時には、各部門の組織体系や技術面におけるセキュリティ弱点を把握するために、現場スタッフと連携する必要があるのでなおさらコミュニケーションが大切な内容になります。
設計ももちろんセキュリティに特化した設計を担当することになります。ただクライアント先の環境に合わせて構築する必要があるのでかなり幅広くITに関する知識が必要になります。スキルアップには、まずセキュリティに配慮したシステム設計を十分に理解することが重要です。
設計したセキュリティシステムを実装する段階になります。こちらの業務もネットワーク機器などの知識が必要なので設計と同様に幅広い知識が求められます。
また、セキュアプログラミングやセキュリティアーキテクチャなど、セキュリティに関する専門的な知識も必要です。Webアプリケーションの脆弱性の種類は多岐にわたり、対処法もさまざまなため、適切な実装方法を判断する力が問われます。
テスト段階は特に大切の工程になります。他のテスト業務に比べてセキュリティの脆弱性を確認します。セキュリティエンジニアは、セキュリティ検査を特に念入りに行います。
セキュリティ検査では潜在的な脆弱性を発見するために、擬似攻撃を行ったり、ソースコードのチェックをしたりします。なお、セキュリティ調査は、脆弱性診断や脆弱性検査とも呼ばれます。
システム障害やサイバー攻撃からシステムを守り、安全に運用するための仕事です。システムに脆弱性がないか運用しながらも確認していきます。
市場の情報を常に収集してセキュリティアップデートすることや実際にネットからの攻撃があった際の事故対応スキルが求められます。また、継続的に不正侵入調査を行うこともセキュリティエンジニアの仕事です。
セキュリティエンジニアのスキルを得るには
と多数存在しています。応用情報技術者試験にもセキュリティの分野の問題があります。
まとめ
セキュリティは他のエンジニアと違い知識のスペシャリストになる必要があります。どのエンジニアも責任が重い仕事になるので常にスキルアップしていけるように頑張りましょう。