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はじめに

Webサイトの制作は昔ほど専門的な知識やスキルがなくてもPCとインターネットの環境があればお金をかけずに作る事が可能です、これからWeb制作にかかわる仕事に就職したい方や、試しにWebサイトを作ってみたいという方のためにWebに関する基礎的な知識から作り方までをご紹介させていただきます。

Webとは

WebはWorld Wide Webの略で、日本語では「クモの巣」を意味します。情報と情報が蜘蛛の巣のように網目状に張り巡らされた世界をイメージしてこのような名前になりました。Webは電子メールやファイル共有システム同様、それらの土台となるインターネット(情報通信技術)を利用して実現できる機能の1つです。企業ホームページやTwitterなどのSNSページもWebという世界にあるWebサイトをインターネットを利用して見ていることになります。

Webページの仕組

仕組みを理解するのにキーワードとなるのが「Webサーバー」と「Webクライアント」です。WebサーバーはWeb上で情報を公開しているソフトウェアやコンピュータのことをいいます。WebクライアントはそのWebサーバから情報を受けとる方のことを言います。普段なにかのWebサイトを見る時にSafariやGoogle Chroomから検索、またはURLを入力しますが、それらのことを「Webブラウザ」と呼びます。WebブラウザはWebクライアントがWebサイトを快適に見るのを手伝ってくれます。

Webサイトの作り方

Webサイトを作る方法は目的によって大きく分けて「すべて自分の手作り」「サービスを利用しながら部分的に手作り」「ツールやサービスを使って作る」の3つのパターンがあります。

すべて自分の手作り

Webサイトを作る目的が、仕事としてWebサイトを作れるようにしたいや勉強のためにWebサイトの構造や仕組みを理解したいと言った場合は一から手作りで作ることをおすすめします。もちろん色々なツールを使いながらWebサイト制作を行っている方はいますが、初めからそれらのツールを使ってしまうと基礎的な部分の理解が出来ていないので応用が出来ず、もしツールとして用意されていない機能やデザインを作る時に困った状況になります。そのため、Web制作の仕事をしたいという方は、まずは自分の手でWebサイトを作ってみて構造や仕組みを理解できた段階で、作業効率化のためにツールを利用する事をおすすめします。そうすることによってどうすれば効率よく、より安全性や見た目、使い勝手のよいWebサイトを作れるかといった知識がついていきます。

サービスを利用しながら部分的に手作り

Webサイトを作る目的が簡単に作りたいけど部分的にはこだわりたいや副業や小遣い稼ぎでWebサイトを作りたい場合はWebサイトの大枠や基本的な構築がすでに行われているサービスやツールを利用してWebサイトを作ることをおすすめします。例えば、専門知識が必要な部分はシステム側に制御させ、テキストや画像などの情報を入れていくことでWebサイトが作れる、世界的にも人気の高いWordPressというCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)サービスを利用するといいでしょう。カスタマイズの自由度が高く、Webサイトやデザインに詳しくなくてもWebサイトを簡単に作ることが出来ます。しかし、自由度が高く、自分で決めなければいけない機能や設定も多くあるのでWordPressのようなサービスを使いたい場合は、自分のITスキルがどれくらいで、どこまでこだわりたいかをしっかりと把握して選択する必要があります。

ツールやサービスを使って作る

Webサイトを作る目的がWebサイトを今すぐに作りたいや簡単なものでいいから自分のWebサイトが欲しいという場合は様々なサービスやツールを使う事でWebについて全くの知識がない方でも、簡単に作ることができます。「はてなブログ」のようなブログサービスや「Wix」などのホームページ作成ツール、また「Bootstrap」のようなデザイン作成ツールを使えば簡単にWebサイトを作ることが出来ます。無料で使う事ができる上に、InstagramやTwitterなどのSNSと自動で連携してくれる機能があったり、スマホだけでホームページが作れたりと便利な機能が備わっています。

Webサイト制作の手順

サーバーを準備する

まずはWeb情報を公開するためのサーバーを準備します。いくつかのタイプがありますが、レンタル会社でレンタルサーバーを契約するのが一般的です。値段はピンキリですが個人向けのレンタルサーバーだと月額500~1000円ぐらいで借りることが出来ます。

独自ドメインの取得

サーバーを準備するのと同時にインターネット上の住所に当たるドメインも取得する必要があります。レンタルサーバーを契約した直後は初期ドメインというレンタルサーバーのサブドメインが利用できますが、長く利用する場合には独自ドメインも準備する必要があります。ドメイン名には最後につける「.com」「.net」「.info」のように「トップレベルドメイン」を決める必要があります。トップレベルドメインが「.com」や「.net」の独自ドメインを取得する場合、年間で1000円~2000円程度の取得・更新費用がかかります。独自ドメインは利用するレンタルサーバー会社から取得することができます。

中身を作成する

Webサイトの中身を作成する方法は上記したWordPressなどのサービスやツールを使って作る場合と、HTML・CSSなどの言語を記述して作成する場合があります。先ほども述べた目的に沿って自分に合った方法でWebサイトの中身を作成しましょう。

おわりに

最近ではWeb制作がとても身近なものになっています。この記事を参考に自分の目的にあった方法でWeb制作にチャレンジしてみてください。