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Webエンジニアの仕事内容

Webエンジニアは、一般的にWebサービスを開発するだけだと思われていますが、実はサービス開発以外にも複数の仕事内容があります。Webエンジニアの代表的な仕事内容は、大きく分けて下記の3つです。

・企画作成
・Webサービス開発
・保守・管理

まずは、上記の3つをそれぞれ紹介します。

企画作成

Webエンジニアの仕事は、「企画作成」から始まります。そもそも、どのようなWebサービスを何のために誰に向けて作るのかなどを検討する必要があります。さらに、大まかに企画が作成できたら、ユーザーへのヒアリング等を行う場合もあります。企画を作成する際には、プログラミング能力よりもマーケティングからの視点が大切になります。

Webサービス開発

企画の作成が完了したら、「Webサービスの開発」に取り掛かります。開発では、企画をもとに複数のプログラマーやエンジニアがチームを組んで開発にあたります。小規模のチームであれば複数の仕事を担当することもありますが、大規模なチームとなるとそれぞれに仕事を振り分けられるため、作業の範囲は狭まります。また、開発が完了したら正常に動くかどうかを判断して納品しますが、納品後に修正が入ることもあります。

保守・管理

最後に、「保守・管理」があります。保守・管理は、目立たないイメージがありますが、最も大切であり、Webエンジニアの代表的な仕事の一つです。開発したWebサービスは、24時間365日稼働することが必須なため、需要が高い上に重要視される仕事内容です。

年代別Webエンジニアの平均年収

Webエンジニアの年収平均は、フリーランスと会社員で異なり、技術力や経験年数によっても異なります。特に、フリーランスは経験年数よりも技術力によって大幅に収入が変わる為、20代前半でも1000万円を目指すことも可能です。反対に、会社員は経験年数によって年収が変わる為、20代前半の頃は339万円が平均年収となっています。

しかし、会社員だからと言って焦る必要は全くないです。会社員であれば、副業としてクラウドソーシングを利用して自分にできるような案件をやってみるなど、会社員として働きながら副業で収入を得ることも可能です。さらに、会社員の場合は経験年数によって年収が変わる為、30代後半にもなれば、フリーランスの年収を超えることも可能です。

20代であれば、平均年収としては会社員よりもフリーランスの方が年収は上がります。フリーランスは、良くも悪くも実力主義なため、年齢に関係なく年収を上げることができるでしょう。安定的な収入が欲しい方であれば会社員、安定的な収入よりも年収を上げたいのであればフリーランスがおすすめです。最近増えているのが会社員として経験を積んだあと、フリーランスになるという方が多いです。下記が、Webエンジニアで会社員として働いた場合の平均年収です。

20歳〜24歳:339万円
25歳〜29歳:445万円
30歳〜34歳:533万円
35歳〜39歳:573万円
40歳〜44歳:621万円
45歳〜49歳:651万円
50歳〜54歳:666万円
55歳〜59歳:652万円
全体:560万円

一般的な会社員に比べると少々高いですが、専門的な職種にしては少し低いと感じるかもしれません。平均年収なので、一概にこれが全てだということではありませんので、あくまで参考程度と捉えておくと良いでしょう。

Webエンジニアとして働くならばフリーランス・会社員どちらがおすすめ?

Webエンジニアとして働く上で、会社員かフリーランスのどちらで働くのか迷う方が多いでしょう。どちらで働こうか悩んでいる場合、自分の状況や家族のことも考えて決めることをおすすめします。それぞれの働き方にメリットがある一方で、デメリットも存在します。続いては、会社員とフリーランスそれぞれのメリットとデメリットについて紹介します。

会社員のメリット・デメリット

会社員になる一番のメリットは安定性です。年収の増え方も経験年数に比例しているため、基本的には仕事を失うことはありません。安定的な収入だけではなく、社会保険や有給休暇などの福利厚生も得られる点も会社員のメリットです。また、会社員として働いている場合には、「社会的信用」を得ることができます。社会的信用があることで、フリーランスよりもクレジットカードの作成やローンを組むなどを出来る確率が高まります。

デメリットとしては、会社員の年収の増え方が経験年数に依存すると先ほど解説しましたが、反対に技術力に応じて年収が増えにくいというデメリットもあります。特に、平均年収を見て分かる通り、技術職にも限らず20代の平均年収は339万円と一般的なサラリーマンと大きな差はありません。

また、会社で働く上で自分のあげた成果は自分だけのものではなく、自分が獲得できるのは「上司からの信頼」です。フリーランスの場合は、自分の成果に対しては全て自分の信頼に繋がるのに対し、会社員はそうではありません。特にWeb業界はまだまだこのような傾向があるため、これから会社員としてWebエンジニアで働こうと考えている方は、あらかじめ覚えておきましょう。

フリーランスのメリット・デメリット

フリーランスになる一番のメリットは、技術力に応じて報酬が変わることです。もちろん、技術力が向上した後の話ですが、フリーランスは単純な自分の頑張りに応じて報酬が変わります。また、自由な働き方ができるという点もフリーランスのメリットです。案件にもよりますが、Webエンジニアの場合は「在宅ワーク」の案件になる可能性も高いため、好きな時間に好きなだけ働くことも可能です。

反対に、デメリットとして会社員のように安定的な収入が見込めないという点が挙げられます。それをメリットかデメリットかを決めるのは自分次第ですが、会社員に比べてフリーランスは不安定な職業となります。また、安定的な収入がないため、社会的信用が低いこともデメリットです。社会的信用が低いということは、私生活の面で様々な支障がでる場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

20代のWebエンジニアとして年収を上げるならばフリーランスがおすすめ

全ての業種に当てはまりますが、特に会社員としての年収が低い傾向にあるのが20代です。Webエンジニアとして働き20代で年収を上げたい方は、フリーランスがおすすめです。前述した通りフリーランスは実力主義のため、技術力さえあれば年収1000万円を稼ぐことも十分可能です。

フリーランスは技術力だけでなく、いかに営業できるかが勝負

フリーランスで年収を上げるためには「技術力が大切」ということを解説しました。しかし、フリーランスにとって大切なのは技術力だけでなく、「営業力」も大切です。フリーランスは会社員とは異なり、案件は自分自身で営業をして獲得する必要があります。そのため、いくら技術力が高くても、案件がなくては仕事ができないため年収を上げることはできません。むしろ、技術力よりも営業力を上げることの方が大切です。営業力を上げ、高単価な案件を獲得することが出来れば、20代でも年収1000万円を稼ぐことは難しくありません。ただ、営業をせずに案件を取れなかった場合には、会社員よりも年収が低くなってしまうということは頭に入れておきましょう。

フリーランスのWebエンジニアが初案件を獲得する方法

フリーランスとして、どれだけ技術力が高くても実績がなければWebエンジニアの案件は獲得は難しいでしょう。しかし、実績を作るために案件を受けようとしても、実績がなければ受注が困難です。少し矛盾しているように聞こえますが、実績が全くないWebエンジニアに受注するのは難しいのです。そのため、初心者のWebエンジニアが初案件を受注するためには、案件の単価を他より一番安くして、自分をアピールする必要があります。それでも、案件を受注できなかった場合には、もともと単価の低い案件がおすすめです。年収を上げるための案件としてはあまりおすすめしませんが、実績を作る際には単価を気にせずに様々な案件に挑戦しましょう。

そして、Webエンジニアが案件を獲得するためにおすすめなのがクラウドソーシングです。。クラウドソーシングのサイトはいくつかありますが、どのサイトにも共通して、エンジニアと企業をつなげるという目的があります。人脈や実績の少ないWebエンジニアが、クラウドソーシングを使わずに案件を受注するのは難易度が高いため、初めはクラウドソーシングやその他にもSNSなどを積極的に利用しましょう。

まとめ

今回は、20代から50代のWebエンジニアの平均値をもとに、会社員とフリーランスの特徴や20代で年収を上げるために必要なことについてご紹介しました。今回ご紹介した内容は下記の通りです。

・Webエンジニアの平均年収は、フリーランスと会社員によって大きく異なる
・フリーランスの収入は、技術力や営業力で変わるため年齢は関係ない
・会社員の年収は、経験年数に依存している部分がある
・20代のWebエンジニアでもフリーランスであれば年収で1000万円を超えることが可能

20代でより高い年収で働きたいという方にはフリーランスがおすすめですが、まずは安定的な収入や福利厚生・経験を大切にしたいという方には会社員がおすすめです。どちらもメリット・デメリットがあり、人それぞれ働き方は異なります。どの働き方が自分に一番合っているのかを考えることで、適切な働き方を選ぶことができるでしょう。