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これからフリーランスのエンジニアを目指すにあたって、どのくらいの年収を稼ぎ出すことができるのか知りたい人も多いのではないでしょうか?フリーランスになる以上、定期的に仕事がもらえるとは限りません。しかし、どのくらいの推移となっているのかさえ分かれば、ある程度の目途が付くでしょう。
それでは、フリーランスエンジニアの年収や年収を上げる方法についてご説明しましょう。

フリーランスエンジニアの年収は職種やスキルで変わる

フリーランスエンジニアを目指すにあたって年収を左右するのは、職種とスキルです。フリーランスエンジニアは会社に勤務するわけではないため、会社から定期的に給料をもらうのではなく成功報酬としてもらうのが一般的です。

つまり、自分の得意なスキルでどんな職種の仕事をこなせるかが最重要ポイントになります。基本的にどの職種でも高い年収が稼げるのがフリーランスエンジニアの魅力ですが、その中でも職種やスキルによって年収が変動します。 したがって、より多くの年収を稼ぎたい人は職種やスキルを厳選する必要性があります。それでは、どんな職種やスキルが高い年収を稼ぎ出せるのかご説明しましょう。

職種の違いによるフリーランスエンジニアの年収

まずフリーランスエンジニアがどの職種で働けるのか、職種別に並べてみます。
■開発系・Web系
・Webアプリケーションエンジニア
・フロントエンド・マークアップエンジニア
・スマホアプリ開発エンジニア
・オープン系SE・プログラマー
・汎用系SE・プログラマー
・ゲームプログラマー
・制御・組み込みエンジニア
・テストエンジニア
・QAエンジニア
・UI・UXエンジニア
■インフラ・データベース系
・サーバーエンジニア
・ネットワークエンジニア
・クラウドエンジニア
・データベースエンジニア
・データアナリスト
■ITコンサルタント・ブリッジSE・管理系
・ITコンサルタント
・プリセールス
・ITアーキテクト
・ブリッジSE
・プロジェクト・マネージャー
■社内SE・ヘルプデスク系
・社内SE
・ヘルプデスク
■Webデザイン系
・Webディレクター
・Webデザイナー
・UI・UXデザイナー
以上のように様々な職種がありますが、この中で高い年収を稼ぎ出せる職種があります。

今度はそれぞれの分野の平均年収を見ていきましょう。
開発系・Web系エンジニアの平均年収:560万円~800万円
インフラ・データベース系の平均年収:700万円~850万円
ITコンサルタント・ブリッジSE・管理系の平均年収:780万円~980万円
社内SE・ヘルプデスク系の平均年収:450万円~610万円
Webデザイン系の平均年収:570万円~640万円

以上がそれぞれの分野の平均年収です。一番低い平均年収が社内SE・ヘルプデスク系で、一番高い平均年収がITコンサルタント・ブリッジSE・管理系ということが分かります。もちろんこれらの数値は年々変動していますが、働くにあたって必要とされる技術や経験の差を考えれば平均年収に差が開くのも無理はないでしょう。

スキルの違いによるフリーランスエンジニアの年収

続いては、スキルの違いによってどのくらいの年収になるのかについてです。 GoやPython、Ruby、Javaなど様々なプログラミング言語が使いこなせるほど仕事の幅が広がります。ただ、数多くのプログラミング言語の中でも、会社によって必要とされる言語は大きく違います。したがって、必要とされる言語であるほど年収も高くなると言えます。
中でもGo、Scala、Pythonの3つの言語は高い年収を稼ぎ出せるだけでなく、日本国内はもちろん世界中でも必要とされている言語として注目されています。

Goは2009年にGoogleが開発したプログラミング言語の一つで、機能が非常にシンプルな点が特に評価されています。初心者でも複雑な操作を行う必要性がない上に言語の記述を必要最低限に抑えることで制作や開発にかかる時間を可能な限り短縮しているなど、世界中で最も高い人気を誇っています。
平均年収は600万円~1000万円となっており、日本国内よりも世界中で重宝される言語です。

Scalaは日本ではあまりメジャーではありませんが、Javaを習得している人なら難なく扱うことができる言語です。JavaでできることはそのままScalaでもできるので、Javaを習得している人なら習得しやすい言語だと言えます。
しかし、アメリカなどの主要な国では重宝されているにもかかわらず、日本でScalaを習得している割合は少ないのが現状です。日本の企業もScalaが扱える人材を重宝しているため需要は非常に高いです。
平均年収は600万円~800万円となっており、Scalaが扱える貴重な人材だからこそ平均年収も高い水準にあります。

Pythonはコードの見づらさや読み間違い、書き間違いを減らすために徹底されているプログラミング言語であり、コードの読みやすさや書くコード量の少なさに特化しています。世界中で使用されている最もメジャーな言語なので習得環境も整っているため、初心者でも学びやすいと言えるでしょう。
平均年収は650万円~950万円となっており、今もなお一線級で活用できる言語なので習得しておいて損はないでしょう。

フリーランスエンジニアの年収を上げる方法とは?

フリーランスエンジニアの年収を上げる方法は様々です。高い年収を稼ぎ出せる職種を選ぶか、需要が高いプログラミング言語を習得するなど、会社にとって必要な人材になるために勉強するのは当然のことです。
ただ、それ以外にも年収を上げる方法はあるので、実践してみましょう。それでは、フリーランスエンジニアの年収を上げる方法についてご説明しましょう。

自分を売り込む

フリーランスエンジニアの年収を上げる大前提として、まずは仕事を確保しなければなりません。企業に就職していた時は自分を売り込まなくても収入が得られるので楽ですが、フリーランスとして働く場合は何もしなければ仕事が全くありません。

いかに実力があってスキルが非常に高くても、仕事がなければ年収はゼロです。したがって、年収を上げたいなら様々な会社に自分を売り込む営業をしなければならないでしょう。『自分は今までこんな職種に従事していて、こんなプログラミングスキルを習得している』というように自分自身が企業で役立つ人材かどうかをアピールできれば、仕事を獲得できる可能性があります。 ただ、自分を売り込むのが苦手な人も中にはいるので、そういった人は転職エージェントを利用するのがおすすめです。自分の代わりに営業して案件を獲得してくれるので、まずは信頼できる転職エージェントを探しましょう。

需要のある人材になる

フリーランスエンジニアとして働くにあたって、実力があれば仕事を得るのは簡単かもしれませんが、市場のニーズに合った人材でないとスムーズに仕事を請け負うのは難しいでしょう。いかに実力があっても需要があまりない人材では年収を上げることが厳しくなります。

したがって、まずはどんな職種やスキルの需要が高まっているのかをリサーチしましょう。元々高いプログラミングスキルを持っているのでしたら新たな言語を習得するのに苦労しないでしょうし、需要が高いフリーランスエンジニアになれれば数多の企業で引っ張りだこになり得ます。
いつの時代も情報収集は非常に重要なので、学習意欲を欠かさないように心がけましょう。

企業からの信頼を勝ち取る

実力や経験があるフリーランスエンジニアは様々な企業から声をかけられる可能性が高いのですが、そこで信頼を勝ち取ることができなければ次の仕事に繋がりません。納期を守るのは当たり前ですし、きちんと求められる仕事を完璧にこなせるかなど、社会適応能力が高くないと必要な人材として見てもらえなくなります。

フリーランスエンジニアとして働くにあたって多くの企業と契約する場合、企業ごとのルールをしっかり守るのは当然のことです。勤怠管理をしっかり行い、求められているレベル以上の成果を出すように心がけましょう。

まとめ

フリーランスエンジニアは一般的なエンジニアとして企業で働くのとは違い、自身の頑張り次第でいくらでも高い年収を稼ぎ出せる職業です。もちろん高い年収を稼ぐためには相応の努力が必要ですし、勤怠管理はもちろん営業力や需要のある人材になるための勉強などは欠かせません。
必要とされる人材として企業からの信頼を得ることができれば、自ずと高い年収を稼ぐことができるのではないでしょうか。