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はじめに

まずは、このWebページにお越しいただきありがとうございます。 皆さん、昨今需要が高まるIT業界には、注目されている職種であるインフラ系エンジニア(※1)という職がありますが、そんなインフラ系エンジニアを目指していくうえで役に立つ資格があるのをご存じでしょうか?この記事を開いたということは、少なからずそのインフラ系エンジニアを志している方や、プログラムなどを組む開発エンジニアになる前段階としてインフラ系のことにについて学びたいと思われている方も多いかと思われます。そこで、このページでは、そんなIT業界の縁の下の力持ちといわれているような、インフラ系エンジニアを志す際、または更に知識を深めたい際に役に立つ様々な資格の種類やその概要についてご紹介をしていきます。 (※1)システムなどの基盤であるネットワークやサーバ、データベース構築する技術者のこと



インフラ系エンジニアに活かせる資格一覧

ITパスポート:難易度☆☆☆☆★
この資格は、インフラ系エンジニアなどの職種に限らず、IT業界に従事する方誰もが取得しておいて損はないと言える国家資格です。 試験の出題範囲は、テクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系と大きく分かれており、難しいプログラミング言語などは試験には出てこず、難易度は最も低いとされています。また、試験方式もCBT方式の試験のため試験会場の予約さえとれてしまえばいつでも受験可能なため、IT業界に従事する方の過半数が取得していると言っても過言ではありません。IT業界でもメジャー中のメジャーな国家資格といえます。


基本情報処理技術者試験:難易度☆☆☆★★
上記のITパスポートを取得した後に取得を目指す方が多いIT業界への登竜門と言える資格です。 取得難易度は然程高いわけではありませんが、試験日は春期と秋期の年二回で午前、午後と1日を通した試験となっています。 この資格も経済産業省が認定している国家資格で、午前試験はITパスポート同様3分野で構成されており、午後試験は午前試験を合格した方のみ受験でき、内容はプログラミング言語など、ITパスポートにはなかった技術的な出題内容となっています。


ネットワークスペシャリスト試験:難易度☆★★★★
この資格も、上記の2つの資格同様、経済産業省が認定している資格です。 基本情報処理技術者試験の上位資格である応用情報処理技術者試験の更に上位に位置するネットワーク技術に特化した資格で、ネットワークエンジニアやインフラ系エンジニアを志す方に最適な資格です。 試験日は年1回の午前2部、午後2部の合計4部で、難易度は合格率が10%前後と低く、狭き門であると言えます。


Linux技術者認定
通称LPICと呼ばれるこの資格は、Linuxの技術者試験であり、サーバーに関するベンダー資格となっています。 レベルが1~3まであり、レベル1が物理、仮想環境のLinuxサーバーの構築/運用を認定するもので、レベル2が仮想マシン・コンテナなどのLinuxシステム、ネットワークの設計/構築、レベル3が各分野の高い専門的な知識と技術力が認定される資格です。レベル3に関しては、レベル2に合格していることが前提とされており、いくつかの専門分野のいずれかに合格することで認定が受けられるようになっています。


シスコ技術者認定
この資格は、シスコシステムズ社が認定するネットワークに関するベンダー資格です。 試験方式はITパスポート同様CBT方式となっており、難易度は5段階と、上位になるほど難易度は高くなっていきます。その中でもCCNAと呼ばれる下から2番目のアソシエイトはネットワーク初心者にも挑戦しやすく、インフラ系エンジニアを目指すうえで最適な資格です。 公式からの合格率は公開はされておりませんが、60%前後なのではないかと予想されています。


Oracle Master
この資格は、日本オラクル社が運営する、Oracle Databaseというデータベースを管理、運用する技術力を認定するベンダー資格です。システムの土台であるデータベースに関する資格のため、シスコ技術者認定同様、インフラ系エンジニアに最適です。 資格のグレードとしては、下からブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナの4つがあります。 まずブロンズに合格するためには、DBAとSQLの2種類の試験に合格する必要があり、もしどちらか一方が不合格だった場合、その不合格な方のみ再受験できるようになっています。ブロンズ以降はもっと踏み込んだDBAに関しての出題が主で、ゴールド以降は研修を受けなければならないものになっています。


最後に

いかがでしたでしょうか。導入にもお話ししたように、年々IT技術が必要不可欠になっているこの社会では、IT業界への需要が必然的に高まってきており、同時にそのIT業界を志す方も増えてきているかもしれません。そんなIT業界、そしてインフラ系エンジニアへの就職や、転職を少しでも有利にするためや、さらにIT業界へ一歩踏み込むための後押しとして、上述したような資格を何か取得してみると今後の自分の成長の手助けになるかもしれません。このページが、そんな皆さんのお力に少しでもなれれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。