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◎基本情報技術者試験について

基本情報技術者試験は、国家試験「情報処理技術者試験」の区分の一つになります。対象者像としては「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身につけた者」と試験要綱に記載されています。そのため、IT業界への入門試験として人気の国家試験となっています。

○基本情報技術者試験の概要

基本情報技術者試験の日程及び試験形式・試験時間は以下の通りになります。

[基本情報技術者試験の日程]

    春期 秋期
試験実施日 :  4月第3日曜日 10月第3日曜日
願書の受付 :  1月中旬から約1ヶ月 7月中旬から約1ヶ月
合格発表  :  試験日の約1ヶ月後 試験日の約1ヶ月後


[試験形式と試験時間]

午前 午後
実施時間 :  9:30 〜 12:00(150分) 13:00 〜 15:30(150分)
出題形式 :  4肢択一 多肢選択式
出題数  :  80問出題:80問解答 11問出題:5問解答


◎基本情報技術者試験の学習日程

私は、令和2年の秋期の試験に向けて4月頃から学習しています。私はITに関して初心者で、辛うじてITパスポートを取得しているというレベルになります。基本情報技術者試験は、初心者は最低でも120〜180時間は勉強時間が必要と言われているので余裕を持って勉強を始める方が得策と言えます。

では早速、私が基本情報技術者試験に向けて行っている学習日程をご紹介します。

○午前試験の学習日程

私が行っている午前試験対策は以下の通りになります。

[テキスト学習:1ヶ月]

最初の行ったテキスト学習は一回で覚えようというよりかは、読み流す程度でサラッと読みました。秋の試験に向けて、4月から約1ヶ月間はテキストを読んで基礎知識を覚える事を目標にしていました。また私の場合、ITパスポートの知識があったので復習がてらテキストを読み直すという感覚でしました。ITに関して初心者の方は、2ヶ月ぐらいテキスト学習に時間をかけてもいいかもしれません。使っていた教材は以下の通りになります。

・『令和02年 イメージ&クレバー方式 栢木先生の基本情報技術者試験教室』

この参考書は、試験範囲で重要なポイントを丁寧に解説してあるので、文章だらけの教科書が苦手な方にとってとても読み易い参考書になっています。また、この参考書で良い所は、各単元ごとに「〇〇とくれば××」という風に要点をまとめられている「クレバー方式」です。一行もしくは二行ぐらいで書かれているため、非常に分かりやすく、過去問や復習する時にもとても役に立ちます。

[過去問演習:3ヶ月]←現在ここ!

テキストを読み終わりある程度の基礎知識が備わったので、過去問演習に移りました。私は過去12年分の問題を解いています。その中でもテクノロジ分野は、私が一番苦手としているうえに出題される問題数が50問と一番出題範囲が多くなります。そのため、最初はテクノロジ分野を集中的に過去問を反復して行いました。「過去問演習→テキストで復習」という風に、過去問で間違いが多い分野を自分で分析し、テキストを用いて再度その分野を復習する事を今は重点的に行っています。

また、午前試験の問題は過去問からも出題されます。そのため、午前試験は重点的に過去問演習をする事がとても大切になります。使っている過去問のサイトは以下の通りになります。

・『ITパスポート過去問道場(ITパスポート試験ドットコム)』

このサイトは無料で利用することが可能で、携帯からでもアクセス出来るため、通勤の電車に乗っている間などの隙間時間にとても役に立ちます。このサイトの良いところは、過去問を年度や分野に絞るだけでなく、選択肢をランダムに出題するなどのオプションも多彩に用意されています。そのため自分に合った出題方法を選択出来るため、過去問の反復にとても有効です。

[苦手分野の復習:今後2ヶ月]

私は過去問演習でも、アルゴリズムや基礎理論の問題がとても苦手です。そのため、試験前2ヶ月前にはテキストを用いて再度復習をする予定です。

○午後試験の学習日程

私が行っている午後試験対策は以下の通りになります。

[テキスト学習:3ヶ月]←現在ここ!

現在私はテキスト学習を重点的に学習しています。午後試験の特徴として、問題が長文、かつ応用知識が必要とする難易度の高い問題が出題されます。そのため、それぞれの分野に特化した参考書を用いて学習をしています。

午後試験では、プログラミング言語を自分で選択することになるのですが私は「表計算」を選択しようと考えています。表計算を選択しようとしている理由としては、Excel等の表計算ソフトの知識を少し持っていること、またプログラム経験の浅い人及び未経験の人は表計算を選ぶ事が多いと言われてるからです。

また今後の事を考えて、Javaも学習しています。Javaはとてもメジャーな言語で、初心者の方でも聞いたことがあるかと思います。実際の現場でも使われることも多く、世界的にも使用率がとても高いです。そのためJavaを学んでおいて損はないという事で、この言語を学習しています。以下の参考書が現在使っている本になります。

・『うかる!基本情報処理[午後・アルゴリズム編]2020年版』

アルゴリズムに特化している本になります。この本は、プログラム未経験の方でも分かる丁寧な解説がされています。最初の方は、イメージしやすい自動販売機を例に挙げて、アルゴリズムの仕組みを教えてくれます。そのため、初心者の私にとっても理解しやすい内容になっているのでオススメです。

・『基本情報技術者試験の表計算がちゃんと解ける本』

表計算問題は、「問題文が長い」という特徴があり、読解力が多いに求められます。その点で、この本は複雑な関数・マクロ対策もされており、また表計算の時短テクも学ぶ事が出来ます。

・『スッキリ分かるJava入門 第3版』

上記でご紹介したこの本は、名前の通りプログラム初心者に向けてとても丁寧に解説されています。またクラウド開発実行環境「dokojava」が準備されており、プログラミングを体験する事が出来ます。文章だけでなく、実際にソースコードを書く事でアウトプットにも最適です。

[過去問演習:今後3ヶ月]

テキストを読み込んだ後、午前試験同様に過去問演習を行っていきたいと考えています。特に午後試験は問題そのものが長文となっており、知識力及び読解力が求められます。そのため過去問を通して、問題のアプローチ方法や出題される形式の分析などに費やしていく予定です。