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はじめに

皆さんはIT業界についてどれくらい知っているのでしょうか? 近年、ITサービスの発展が急速に進み、テレビなどあらゆるメディアで「IT企業」という言葉をよく聞く方は多いのではないでしょうか?

その名の通り、IT企業が所属する業界「IT業界」について、この記事では簡潔にご紹介していきます。IT業界に属する企業は、どのような仕事をしているのか。そもそもIT業界とは何なのか?などについて解説します。ぜひ最後までご覧ください。

IT業界とは

そもそも「IT」とはInformation Technologyの略で情報技術のことを言い、2000年頃からこの用語は使われるようになりました。 意味としてはコンピューターやデータ通信に関する技術の総称を指しています。

この言葉の意味は広く情報通信分野の基礎技術から応用技術の範囲にまで及びます。 具体的には、コンピューターやインターネットを中心とするネットワークを活用し、会社の業務や生活に役立てるための技術を指すことが多いです。また、IT業界は大きく5つに分けられています。

インターネット・Web業界

インターネット・Web業界は主にインターネットを活用して様々なサービスを提供しています。企業向けのBtoBから、個人へ向けてのBtoCに分けることができ、私たちの身近にあるもので言えばGoogleの検索エンジンやTwitter・Instagram・YouTubeなどのSNSに関連する事業を運営する会社がこれに当てはまります。 おそらく皆さんがIT企業と言われて一番思いつくのもこの分野が多いのではないでしょうか?テレビやネットニュースでもよく取り上げられる分野でもあるため、聞いたことのある企業名も多いはずです。

通信業界

通信業界とは、インターネット回線・電話回線・光ファイバーなどの通信インフラを提供している業界(企業)です。 通信業界に属している企業を大きく分けると、インターネットサービスを提供しているインターネットプロバイダ・固定電話回線を取り扱う企業・スマホやタブレット端末など移動体通信を取り扱う企業の3つに分かれます。この事業を行う企業がIT業界の根底を支えている大事な分野です。 また、通信業界で人気があり、知名度もある企業としては、「docomo」「Softbank」「KDDI(au)」といった大手携帯キャリア会社などが日本国内では挙げられます。

ソフトウェア業界

ソフトウェア業界は、MacやWindowsなどのOSやアプリケーションの設計・開発を行っています。クライアントからの要望を聞き出し、課題解決に向けてシステム開発を行うBtoB企業と、そのマーケットで販売し収益を挙げることを目的に開発されるパッケージソフトウェアを制作していくBtoC企業の2種類に分かれます。 受託ソフトウェア開発では、クライアントからの要望をもとに開発を行うのに対して、パッケージソフトウェア開発の業務では開発を先に行うといった異なる点があります。代表的な企業は、Microsoft社です。また、多くの方がプログラマーやエンジニアと聞くとき、この分野のことをイメージされる方が多いです。

ハードウェア業界

ハードウェア業界とは、PCやキーボード、スマホ、ゲーム機、など目に見えて触れる実在した製品の企画から販売までを一貫して行う業界です。代表的な企業としては「Apple」「NEC」「富士通」などが挙げられます。 また、ハードウェア業界には「組み込みエンジニア」という職業があります。独特な職種ですが、近年IoTが進みハードウェア企業と普通の企業の境が曖昧になっているのが特徴です。

情報処理サービス業界

情報処理サービス業界は、ITサービスを使用して、私生活だけではなく、どんな業界の企業でも導入している技術です。情報処理サービス業界に属している企業は、多岐にわたる業界や企業と取引しています。特にインフラ関係の業界では情報処理サービス業界との取引は必要不可欠なものになっています。代表的な企業としては「富士通」「NTTグループ」「トランス・コスモス」などが挙げられます。

上記で紹介した分野がIT業界を大きく5つに分けたものの説明でした。一口にIT業界と言ってもこんなに様々な企業や分野があります。そしてどれを一つとってもIT業界には必要不可欠です。ここからは最後にIT業界の職種について簡単にご説明します。

システムエンジニア

システムエンジニアの業務内容は、クライアントのサイトやアプリなどのシステム分析からシステム設計・プログラミング・運用テスト・保守(運用)までシステム運用における過程の業務に幅広く携わっています。 つまり、プログラミングスキルだけでなく、ロジカルな思考力や円滑にプロジェクトを進めるためのコミュニケーション能力など、幅広い能力が必要とされる職種です。

プログラマー

プログラマーの業務内容は、システムエンジニアが設計した設計書をもとに、実際にプログラムを組むことが仕事です。アプリ開発なら「アプリケーションプログラマー」・ゲーム制作なら「ゲームプログラマー」など担当する業務や分野によって職種名が異なってきます。 プログラミング言語を用いてプログラムを組みますが、プログラミング言語には沢山の種類があり、PHP・Java・Python・Rubyといった言語が有名です。

プログラマーは、指示されている内容を単に打ち込んでいくだけではなく、パソコンに負担がかからないように内容を工夫することも必要とされます。また、システムのバグを見つけ修正し、仕様書通りに動かすことができるようにするデバッグというスキルも必要となります。

ITコンサルタント

ITコンサルタントは、クライアントへのヒアリング結果や経営状況などから、問題を特定しそれを解決に導くのがITコンサルタントの仕事です。システムエンジニアはシステムを開発することが仕事ですが、ITコンサルタントはクライアントの問題を解決することが主な仕事になります。

そのため、クライアント企業とより深くかかわり本当の問題を特定し、適切な解決策の提案を行う必要があり、システムエンジニア以上に、IT業界や業務に関連する深い知識、問題解決能力、コミュニケーション能力など幅広い能力がより深く必要となると言われています。

まとめ

この記事では、IT業界についてや、IT業界にある仕事・業務内容についてご紹介しました。IT業界は全体的にこれからも、さらに成長し続けていくと推測されています。将来性があり刺激的な一面が多い分、変化が激しく自分も常にスキルアップしていかないといけないため大変な一面もあります。

しかし、新サービスの立ち上げや日常生活で不可欠なITサービスの運営に携わりたいと考える方は、IT業界への転職を検討してみてはいかがでしょうか?職種によっては必須資格も必要なく、未経験でも採用されるポジションもあります。興味がある方はまずは一度、チャレンジしてみることをおすすめします。