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webエンジニアがフリーランスになるのは簡単?

webエンジニアとはwebサイトやシステム、アプリケーションの制作および運用保守などに従事する技術者のことです。 現在の日本はwebエンジニアに対して安定した需要があるので、独立してフリーランスで働くことは意外と簡単です。 正社員として実務経験がある場合は、よりフリーランスに転身するのはスムーズに行えるでしょう。

ここでは、フリーランスで働くwebエンジニアの仕事内容や年収について確認していきます。

フリーランスの仕事内容を紹介

フリーランスエンジニアの仕事内容は、企業に雇用されている正社員エンジニアと大きな違いはありません。 web開発の手法や流れは大きく変わらないため、実務経験がそのまま活かせるでしょう。

webエンジニアの仕事内容は大きく3つに分けられます。

・企画・要件定義

・開発

・運用・保守

それぞれの概要を確認しておきましょう。

企画・要件定義

企画・要件定義とは作成するwebシステムやアプリケーションの機能や役割、規模などを定義する工程です。 ここで決定した内容に従って開発が進められるので、非常に重要な作業といえますね。

開発

開発は企画や要件定義に従って機能やデザインを実装していく工程です。 プログラミングやデザインをおこなう段階で、フロントエンドやバックエンドなどに分かれて作業することが多いでしょう。

運用・保守

運用・保守とは作成したwebサイトやwebシステムが正しく機能するように管理する段階です。 不具合や問題が発生したときの対応、アップデートや更新などの作業があります。

webエンジニアがフリーランスになった場合平均年収は?

フリーランスのwebエンジニアの平均年収は400万円から500万円程度です。 正社員とは異なり、年齢と年収との間には大きな違いはありません。 30代、40代、50代のいずれの年代においても年収500万円未満の人が60%程度を占めています。

なぜ年齢との相関がないかというと、そもそもフリーランスは自分の技術の切り売りだからです。 そのため技術があれば高く、なければいつまでたっても低いということになります。

1,000万円程度の年収を得ているのは上位10%程度です。 つまり、年収1,000万円が欲しければ上位10%に入るほどのスキルが必要ということですね。

年収を上げる方法

フリーランスの年収を上げるためには、営業力とプログラミングの技術を高めることが何よりも重要です。 営業能力と技術力次第では正社員を凌ぐ高収入も夢ではありません。

フリーランスになるまえに身に着けておきたい技術

webエンジニアには幅広い知識と技術が求められます。 フリーランスとして独立してから身につけるのは困難なものもあるので、フリーランスwebエンジニアになる前に身に着けておきましょう。

実務経験

まずは開発全般に関する実務経験です。 プログラミングやデザインだけでなく、企画や要件定義、運用・保守などweb制作の業務は一通り経験しておくと良いでしょう。 webエンジニアとして経験や技術が浅い場合、そもそも仕事を得ることさえ難しくなります。

営業スキル

フリーランスで働く場合、正社員の頃とは異なり自分で案件を受注しなければいけません。 どれだけ技術力があっても、それを発揮できなければ収入には結びつきにくいです。 そのため、ライバルに打ち勝って受注できる営業スキルは収入を伸ばす上では特に重要と言えます。

税期の知識

webエンジニアに限らず、フリーランスで働く場合には税金や保険料などの手続きを自分でしなければいけません。 企業に雇われていた頃は経理や総務の人がやってくれていた作業も自分ですることになります。

コミュニケーション能力

営業スキルや事務スキルとも重なりますが、コミュニケーション能力もフリーランスwebエンジニアには必要です。 会ったこともない人と納期や契約金額の交渉をしたり、チーム制なら情報共有などしたりする必要があります。 またきちんと意思疎通ができていないと、クライアントが求める成果物ができないため力をつけなくてはいけません。

またリモートで仕事をする場合、コミュニケーションの手段はオンライン通話やチャット、メールなどに限られるでしょう。 これらのツールで過不足なくコミュニケーションを取れるだけの社交性は最低限必須です。

webエンジニアがフリーランスなるメリット・デメリット

webエンジニアが正社員からフリーランスになることにはメリットとデメリットがあります。

フリーランスとして働くメリットは収入が伸びる可能性が高いことや仕事の自由度が上がることです。詳しく確認してみましょう。

メリット①収入をあげやすい

フリーランスとして独立すると、正社員として働くよりも収入が上がることが予想されます。上記のようにフリーランスのwebエンジニアの年収は500万円程度です。 また努力した分だけ収入に結びつくので、仕事をこなしてスキルを磨けば年収が高くなっていきます。 会社に天引きされるお金もないため、実質もらえるお金も増えますし、クライアントの数を増やして収入を上げることもできますよ。

メリット②自由度が高い

フリーランスとして働く場合、正社員に比べて仕事の自由度が高くなるでしょう。 受注する案件を自分で決められるので、スキルアップやキャリアアップを意識して仕事を選ぶこともできます。 仕事の量を選べるので仕事に追われてプライベートがないと嘆くことも無くなりそうです。 下請け業務ばかりでつらい、自分の身につけたいスキルと仕事内容に違いがある、などのトラブルも起きにくいでしょう。

メリット③ストレスが少ない

フリーランスでは自分の希望通りのライフスタイルで仕事ができます。スケジュールを調整しやすく、自分のペースで仕事ができるのも魅力のひとつ。 また上司の小言や、部下と接することもないため人間関係でのストレスからも開放されます。 ただ人間関係のストレスからは開放されますが、クライアントと良好な関係を築いていくためにはコミュニケーションも頑張らないといけないのも事実です。

デメリット①収入が不安定

フリーランスでは仕事量が収入に反映されます。 しかし、案件を受注できない時期や契約金額が安い案件などもありえるでしょう。 そのため、毎月安定して給与を得ている正社員よりも収入が不安定です。 また収入が不安定なので社会的な信用も低くみられることがあります。 ローンやクレジットカードなどは独立前に検討しておくと良いでしょう。

デメリット②営業活動・事務作業もしなければならない

フリーランスでは営業活動や事務作業も自分でしなければいけません。 プログラムを書く技術だけでなく、税金や確定申告などのやり方も覚えないといけません。 自分の技術力のみで働いているようにみられますが、正社員よりも業務の幅は広がります。

フリーランスとして成功するためには、技術力以外にも多様なスキルが必要であることを覚えておきましょう。

デメリット③スキルアップが努力次第

フリーランスwebエンジニアは主体的に学習しなければスキルアップできません。 社内研修会や先輩からのアドバイスなどもないので、自主的に行動しなければスキルアップの機会は得られないでしょう。

webエンジニアフリーランスの仕事の取り方

フリーランスエンジニアは自分で仕事を取る必要があります。 それでは、仕事のとり方にはどのようなものがあるのでしょうか。

ここでは、代表的な仕事のとり方を3つ確認してみましょう。

エージェントの利用

まず、エージェントを利用する方法があります。 フリーランスエージェントは条件に合う仕事を紹介してくれるサービスです。フリーランスエンジニアとクライアントとの間の交渉を代行してくれるので、営業活動などに手間がかかりません。

デメリットは、エージェントの利用料金が案件の報酬から差し引かれているので、単価が全体として下がってしまうことです。

クラウドソーシングサービスの利用

クラウドソーシングサイトにはフリーランスのwebエンジニア向け案件が多数載せられています。 自分の希望に会ったものを探して応募し、案件を獲得することもできるでしょう。

エージェントに比べると利用しやすいお手軽さが長所です。 その一方で営業をかける手間と、一般的な単価と比べて安いというデメリットもあります。

直営業をかける

また、企業に直接営業をかける手もあるでしょう。 web制作会社ではエンジニア不足に陥っていることも多く、ツテのない飛び込み営業でも連絡を貰えることがあります。

エージェントやクラウドソーシングサイトに比べると確実性に欠けるので、数多く応募することが特に重要です。大変ではありますが、一度繋がりができると継続して依頼を受けられる可能性も高くなるでしょう。

入念な準備をして独立しよう!

ここまで確認してきたように、正社員からフリーランスになることにはメリットもあればデメリットもあります。 収入上昇が見込めますが、受注する案件次第なこともあってやや不安定です。

しかし、主体性が強くなるので自分の希望に沿ったスキルアップやキャリアアップが目指せます。 ただ、誰かがお世話を焼いてくれるわけではないため自主的に行動を起こさなければいけません。

フリーランスエンジニアは技術力が重要です。 更に営業や事務のスキル、コミュニケーション能力も求められます。独立にあたっては万全の準備をしておきましょう。