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フリーランスが仕事を取る方法

フリーランスとして独立したとしても、仕事がなければ生活を営むことはできません。フリーランスで働く際に最も気になることは「どうやって仕事を取るか」です。

求人サイトなどから応募する

最も一般的な方法は、求人サイトやクラウドソーシングサイトなどに掲載されている募集案件に自ら応募することです。フリーランスの職種はたくさんあり、それぞれの職種が転職サイトをはじめとする求人サイトやクラウドソーシングサイトで募集されています。

世の中に公開されている求人案件に積極的に応募することは、仕事を獲得するために最も一般的な方法です。また、公に募集されている案件は報酬の内訳や業務の条件などが明確に記載されていることが多く、求人サイトなどが募集内容を審査していることも多いため、クライアントとの契約前後でトラブルになりにくいという側面もあります。

自分で営業をかける

自分が得意とする仕事、やってみたい仕事を行っている企業を探し、その企業に対して自ら売り込む「営業活動」をするのも重要です。経験を積んだフリーランスであっても、待っているだけでは仕事が自動的にやってくることはありません。自分の強みをアピールし、クライアントとなる企業に対して「あなたに仕事を頼むメリット」を伝え、提案していくことが大切です。

営業活動に代表される「売り込み」が苦手という方もいるかもしれませんが、クライアント達も誰が自分達を助けてくれる存在で、どうやって探したらいいのかわからないことがあります。そういった状況の企業にとっては、声をかけてくれるフリーランスは「渡りに船」という存在に映ることでしょう。どんな形でも自ら動いてみるという行動が仕事の獲得に繋がります。

エージェントや知人等から「紹介」してもらう

フリーランスエージェントや知人、過去のクライアントなどから案件を「紹介」してもらうのも仕事を獲得する手段の一つです。フリーランスエージェントからの紹介は、求人サイトに掲載されている案件と同様に条件面が明確で詳細に記載されていることが多く、優良案件であることが多いです。知人の紹介の場合も、あなたのことをよく知っている知人であれば、あなたにデメリットが多い案件を紹介することは少ないはずです。

過去のクライアントや現在やり取りしているクライアントと関係性が良く、彼らがあなたの仕事内容に満足しているなら、別のクライアントや仕事を紹介してくれることもあるでしょう。実力があるフリーランスを求めているクライアントは少なくありません。クライアントのニーズを満たし、要求を実現できる実力があると認められれば、紹介などの口コミで仕事を獲得できるチャンスはあります。

案件を「紹介」してもらうためにやるべきこと

「独立してもやっていける」と思ったからこそ選んだフリーランスの道ですから、仕事を取るためにはあらゆる工夫をする必要があります。案件を獲得する方法はいくつかありますが、最も効率が良いのは「案件を紹介してもらう」ことでしょう。自分で営業をかけたり求人サイトから応募するのは一つの手段ですが、「案件を探し、獲得しに動く」というのは想像以上に時間と労力を使います。

もし案件を探す時間を仕事にあてることができたら、それは報酬という形で自分に返ってくることになります。案件を紹介してもらえるようになれば、自分で動いて仕事を取るよりも時間を効率的に使えるようになり、結果的には報酬がアップすることに繋がります。

では、案件を紹介してもらえるようになるにはどうしたらいいのでしょうか?

最も大切なことは、仕事で成果を上げ続けることです。一つのクライアントから受けた仕事を丁寧にこなし、仕事を発注してくれた相手が満足してくれるような結果を出し続ければ、それはあなたの実績と経験になります。

実績が積めればそれをフリーランスエージェントに伝えて自分のアピールに使うことができます。知人に仕事の実績について話をしておくことで、知人が繋がりを持つクライアントを紹介してもらえることもあるでしょう。誠実に仕事をしていれば、一緒に仕事をしているクライアントが別のクライアントを紹介してくれることもあります。

実績が多く経験豊富なフリーランスは、どんなクライアントにとっても価値のある存在です。そのような「価値のあるフリーランス」になって案件を紹介してもらうチャンスを得るために必要なことは、何はなくとも「仕事を誠実にこなし、結果を出すこと」です。仕事をこなしてくれない人のことは誰にも紹介してもらえませんし、評価されなかった仕事を実績としてアピールすることも難しいです。

仕事をする上で最も大事で基本的なことは、結果を出し、評価してもらうことです。案件を紹介してもらうためにはまず仕事を正確に誠実にこなして結果を出していきましょう。

案件を紹介してもらいやすい職種3つ

仕事を正確に誠実にこなしていくことが案件の紹介に繋がりやすいことは確かですが、職種によって紹介してもらいやすいかどうかは左右されるのでしょうか?

ここでは、比較的案件を紹介してもらいやすい3つの職種をご紹介します。

Webライター

Webサイトからブログ、Webメディアから紙メディアまで、文章が掲載されているメディアとWebライターは切っても切り離せない関係にあります。メディアの種類が多様になってきたことで、Web専門ではなく紙のメディアで執筆するWebライターも増えています。

Webライターの仕事は1人で完結することも多いため、横の繋がりが少ないと思われるかもしれません。しかし実際にはライターが集まるコミュニティーが複数あり、自分一人では受けきれない仕事をライター間で紹介しあうことがあります。得意なジャンルによって取材やインタビュー実施の有無など、スタイルが違うことも多いのがWebライターです。文章のテイストが気に入られれば、クライアントから別のクライアントを紹介してもらえることもあるほか、自分が得意ではないジャンルの仕事を得意なライターに紹介することで、クライアントの信頼を得て更に仕事を発注してもらえることもあるため、Webライター間での案件紹介は想像以上に頻繁に行われています。

インフラエンジニア

インフラの設計・構築を行い、システムインフラ全体を整備する技術職がインフラエンジニアです。ネットワークも内包してハードウェア全般を担当し、PCなどのセットアップを行うこともあります。クライアントからのヒアリングをもとにした要件定義の後にシステムの設計を行い、クライアントのオフィスなどでハードウェアの搬入・組み立て・ソフトウェアのインストールなどを実施し、システムが問題なく動くようにプラットフォームを組み上げます。

動作確認やテストを行って問題がなければシステムの導入は完了=業務完了となるのですが、クライアントが使用していく中で将来何らかの不具合が発生する可能性は否定できません。そのため、場合によっては保守契約などを別途締結し、システムの管理も仕事として受けることがあります。インフラシステムの設計・構築・運用まで一貫してクライアントと関わるため、クライアントへの説明や丁寧なヒアリング、そして情報と状況の共有をしっかりこなせればクライアントからの信頼感が増します。その結果として、新たにインフラを構築したいという企業がクライアントの取引先などにいる場合や、社内の別部署、あるいはクライアントの子会社など、様々な新規案件を紹介してもらえる可能性があります。

サーバーエンジニア

サーバーエンジニアは、クライアントが展開しようとしているサービスがどのようなものかについて理解し、実現のためにはどんな種類のサーバーが必要なのかを判断し、設計・構築するのが仕事です。特にWebサービスを展開するクライアントの場合は堅実で経験や知識のあるサーバーエンジニアを確保する必要があります。単にサーバーの構築をするだけではなく、クライアントが使っているネットワーク回線の速度や設置環境なども理解しなければならず、必要に応じてOSやサーバー用アプリケーションのインストールやアップデート作業なども行う必要があるからです。

サーバーが立ち上がり、運用が始まった後でもサーバーエンジニアの存在は重要です。インフラエンジニアと同様に、万が一、サーバートラブルなどが起こった場合は復旧作業を行わなければなりません。Webサービスを提供するクライアントにとってサーバートラブルは死活問題です。情報漏洩などを防止する観点からも、クライアントは常に信頼できるサーバーエンジニアを求めていると言っても過言ではありません。そのため、各企業のIT部門では「信頼できるサーバーエンジニアを知らないか」などの情報交換をしていることがあります。もしあなたがクライアントにとって信頼できるサーバーエンジニアでいられれば、新しいクライアントを紹介してもらえるチャンスは十分にあるでしょう。

まとめ:誠実に仕事をして実績を積み上げよう。

フリーランスで仕事を獲得するための方法である「案件紹介」についてご紹介しました。案件を紹介してもらうのは幸運で効率の良い仕事の取り方ではありますが、何もしなければ紹介もしてもらえません。その意味では、やはり仕事を取っていく基本は「丁寧で誠実な仕事ぶり」だと言えるでしょう。要求される事柄をこなし、成果を出す過程で見せる仕事に対する姿勢などが評価されて初めて案件を紹介してもらえるのです。

クライアントには真面目に仕事に取り組む姿を見せ、知人などには自分が仕事に取り組む姿勢について少しずつ理解してもらえるように話しておく。この2つを継続していれば、あなたに案件を紹介したい、というクライアントがきっと現れるはずです。