支援対象地域:札幌、仙台、関東、愛知、関西、広島、福岡

  • TOP
  •   
  • コラム
  •   
  • 【面接】エンジニア面接の流れは?突破

ITエンジニアの面接 ~

はじめに

ITエンジニアになりたい!けどどんな面接が行われるの?

ITエンジニアを目指している学生のみなさん、IT業界への転職を希望しているみなさんこんにちは。本記事では、ITエンジニアになりたい人向けの「面接の流れの攻略講座」を展開しています。どうして面接の流れをわざわざ事前に確認しなければならないかと言うと、通常の面接とは流れが異なるからです。

IT業界やエンジニアと言う職種は、専門学校に通わない通常の4年生大学などでは個別に学習する機会と言うものががあまり多くはありません。その上に技術職であると言う側面を持つため、一般的な人にとってはまず馴染みがない業界です。その業界に飛び込むのですから、確固たる志望動機と、やる気、そして実際のプログラミングスキルなどの技術面が伴っているか、そしてコミュニケーション能力が問われることになります。ゆえに、通常の転職とは違った面接対策を行う必要があるのです。

実際問題、趣味レベルのプログラミングスキルでは仕事を獲得することはできませんし、進化の速さも相まって挫折してしまう人も少なくはありません。安易に挑戦してみたものの、やはり合わなかったと早期退職されてしまっては企業としては大打撃です。だからと言って何から手をつけていいか、どの順番で対策していけばいいかもピンとこないですね。本記事では、面接の準備から、流れ、PRすべき内容などを解説しているので、面接に自信があまりないと言う方は、本記事を読み込んで準備を万全にしていただき、面接に自信があると言う方も本記事を読んでいただいて、足りていないと感じる部分に関して見直した上で面接に望んでいただきたいと思います。

よくあるITエンジニア面接の流れ

はじめに、エンジニア面接が行われる流れを全体像で確認してみましょう。

①企業に応募する(Wantedlyなどの求人媒体)

②カジュアル面談

③本面接への応募

④コーディングテスト

⑤採用担当者との面接(複数回実施されることもある)

⑥内定!

普通の採用面接と違って、カジュアル面談やコーディングテストなどが行われる点が異なりますね。特に、人とのコミュニケーションが行われないコーディングテストはいいとして、カジュアル面談ではマナーを弁えずに臨んでしまう人物がとても多いです。しっかりとした準備をしなければなりません。まずは普通の面接と同じような点を含めて、一つ一つ流れを見ていきましょう。

面接の準備 ~ 応募まで ~

"Wantedly"を使って応募しよう

まずは応募をしてみないことには話になりません。求人媒体などを使って応募してみましょう。IT系企業への応募をする際はWantedlyを利用することをお勧めします。なぜなら、"Wantedly"は、リクルート系のサイトに多い成果報酬型を採用していないため、企業側が求人掲載をしやすいという特性があるからです。成果報酬型とは、掲載した求人サイトからの応募で内定が決まった場合に、想定年収の一部(大体33%)を支払うと言うシステムで、その後短期で応募者が離職してしまった場合の採用側の負担が非常に大きい掲載スタイルです。特にIT業界では、前述の通り仕事が肌に合わずに挫折してしまう人も少なくありません。よって成果報酬型のリクルートサービスを利用するのはリスクがあるのです。ITベンチャー企業なども多く求人を載せているのでこちらから応募してみましょう。

リクナビやen転職などの他の求人サイトから応募してはだめ?

そんなことはありません。小さな成長株であるベンチャー企業が求人をあまり出してくれないと言うだけですので、求人自体は存在しています。応募媒体の違いというのは直接は関わりがありません。

応募する際に必要なもの ~ 応募に"ポートフォリオ"は必須! ~

ポートフォリオとは、自分のエンジニアとしてのスキルを証明するための必須アイテムです。スクールなどの課題をそのままポートフォリオとして提出しても構いません。むしろ何か出さない限りは門前払いとなってしまうでしょう。

ポートフォリオがない人はSES企業を目指そう!!!

「IT業界でとにかく働きたいけれど、未経験だしポートフォリオなんてない」「会社からプログラミングを教えてもらえば十分だ」という人は、SES企業がオススメです!

SES(System Engineering Service)とは

SESをみなさんの頭でも理解できるように説明すると、「エンジニアが足りない開発現場などに技術者を派遣する」業務形態であり、SES企業では会社でエンジニアを複数人雇用し派遣するという業務形態の企業です。

例えば、以下のような求人はSESによくある案件です。


 業務内容: 金融系システム開発(アットホームな職場で、先輩エンジニアが一から教えます!)
  • 言語: Java、社内FW
  • 勤務地: 品川周辺
  • 服装規定: スーツ
  • 応募資格: 学歴不問、業界未経験者歓迎!(ストレス耐性が高い方は優遇します!)

このような求人では最初からプロフェッショナル級のプログラミングスキルを要求されることは少ないです。会社によっては未経験者を研修で育て上げてから派遣するところもあります。応募者が未経験ということを理解して採用していますから、未経験者はこのようなSES企業を中心に応募してエンジニアとしての経験を積むことから始めてみましょう

面接の流れ

書類先行を通過した場合、企業側から連絡がきます。カジュアル面談という場合もあれば、いきなり面接ということもあります。どちらのパターンにも対応できるように準備しておきましょう。

カジュアル面談

カジュアル面談とは一般的に、面接の前段階として、採用担当者やエンジニアなどを交えて、応募を考えている候補者と対面で情報を交換する場所です。面接では候補者が採用してもらうようにアピールする場であるため、どうしても本音が見えないという欠点もあります。一方でカジュアル面談では立場が対等によるため、企業側も候補者への働きかけが多くあり、企業が評価される場でもあるためよりお互いがフラットな立場でやりとりを行うことが可能な場となっています。

さて、上記の説明を聞いて気軽な気持ちでカジュアル面談に望もうと思ってしまった方もいるのではないでしょうか?皆さんは、カジュアル面談の段階で「なんとなく合わないな」と思うところには応募しませんよね?企業側も同じことを考えています。「スキルはあるかもしれないが、社風に合わない」と同じように考えることも多いです。ただ、企業は応募を拒否することが現実的に出来ません。それなら、社風に合わない応募者を穏便に拒否するには...?簡単です。カジュアル面談の段階から選考を行ってしまうのが企業の正しいやり方なのです。結論をまとめると、カジュアル面談から選考は始まっているので、「お気軽にきてください」を文面通りに受け取ってはいけません。

カジュアル面談の流れと攻略法!

カジュアル面談の準備

必ずスーツを着用しよう

カジュアル面談であっても、スーツは必着です。カジュアルな服装で来てくださいと言われることがありますが、これは企業側の社交辞令で、文面を間に受けてスーツを着ないというTPOに気を遣えないような人は門前払いです。スーツ着用、男性はネクタイ・革靴、女性はスカートにパンプス。この点は準備以前にマナーですよね。相手に失礼が無いように準備しておきましょう。

志望動機や履歴書を練り上げる

応募にあたっては、カジュアル面談であっても志望動機が必須です。十分企業のことを調べておき、会社の経営理念や、募集している業務の内容、ポジション、今後のビジョンや抱えている課題・問題点などを念入りに調べておきましょう。

また、履歴書はもちろん全部手書き必須です。IT化が進んでいる時代ではありますが、文字はその人の魂や熱意を表すものであることは変わりません。手書きで熱意を込めて一筆一筆書いていくことで熱意を伝えることができます。皆さんも、一生懸命気持ちを込めて書かれた履歴書と、寝転がっておやつを食べながら書いた無機質な履歴書を見比べたら、誠心誠意気持ちもこもった履歴書を読む方が印象は良いですよね。

カジュアル面談本番!

カジュアル面談では常に本番の面接と同じような気持ちで望むことが大切です。そのため、職場環境や待遇面の質問をすることはタブーです。企業の方に覚えてもらうために、自分がどれだけ会社に貢献できるかをアピールしましょう。特に以下のようなアピールは有効です!

毎日遅くまで残業できる

現代の働き方改革とは真逆を行くアピールであり、これはおかしいのでは?と思う方もいるかもしれません。しかしながら実態としては、いくら働き方改革が叫ばれているとはいえ、企業が欲しい人材とは、身を粉にして会社に貢献してくれる人物です。そして、未経験で参入するみなさんが「技術面」において貢献できる可能性は非常に低く、役に立つレベルに上がるまでは最低1年プライベートを犠牲にしてでも学習を続け、遅くまで働きながら実戦感覚を身に付ける姿勢が必須です。むしろ、これができなければエンジニアとして生き残ることは不可能なのが現実です。結論として、毎日遅くまで残業しても良い旨を堂々とアピールし、気に入ってもらいましょう。

会社から教えてもらいながら学習する姿勢をアピールする

前述と重複する箇所もありますが、実際のところ未経験者は会社では役に立ちません。それでも未経験者を採用する理由は、「会社のカラーに未経験者を染めることで長い定着が見込めるから」ということです。これは言い換えると、自分の頭で考えて勝手な行動をしてしまうような人物は会社にとって脅威でしか無いため、できれば採用したくない人物であるということになります。「自分で余計な何かを考えたり発言するようなことはせず、会社から業務や学習の全てを教えてもらう姿勢」であることを伝えましょう。

企業によっては、カジュアル面談の最中に本面接の案内をしてもらえることもありますので、是非応募しましょう。その日のうちに面接の話が出なくても、すぐにお礼のメールを送り、応募の意向を伝えましょう。積極的に応募することをお勧めします!

面接本番!

こちらの準備としては、基本的にはカジュアル面談とアピールすることは変わりません。異なる点としては、面接官となる人物が「CTO」「会社経営者」が中心になるということです。会社の首脳陣が直接あなたの人物像を確認するわけですから、しっかり準備しておかなければなりません。

アピール内容

カジュアル面談が先に行われていた場合、ある程度あなたの人となりは伝わっているため、それ以降に準備が無ければ大きく評価が下がります。カジュアル面談の準備に加えてカジュアル面談で得た情報を元に分析した貢献できる内容を伝えましょう。まとめると...

  • 「会社の経営理念・今後のビジョンや課題・問題点などの自己分析」
  • 「カジュアル面談の感想とお礼」
  • 「毎日遅くまで残業できるアピール」
  • 「会社から教えてもらうという姿勢」

こちらをしっかりと練り上げていきましょう!

コーディングテスト

お題を与えられて、指定の試験時間内にどれだけの実装ができるか、といった内容で出題されることが多いです。しかしながら企業側としても超即戦力がくるとは思っていません。ほぼ白紙のまま提出しても問題ありません。大事なのは取り組む姿勢。「試験時間中、お題に向き合い続けたかが重視され、コーディングの出来自体は重視されない」というわけです。またSES企業での採用面接ではあまりコーディングテストは行われていないので、気にせずに受験しましょう。

内定が決まるまで

未経験者の皆さんは、面接で不採用になってしまうことも多いと思います。それは、会社向きのPR内容がなかなか整わないからということもあります。これは場数の問題もあるので、切り替えは大変ですが応募を続けましょう。だんだんコツが掴めていくことでしょう。諦めなければ、内定が出ることでしょうね。

いかがでしたか???

簡単に採用面接の流れが理解できたと思います。全てはあなたのやる気次第で何でもできるので、是非頑張ってみてください。