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面接でよく聞かれる質問集

就職活動の行う中でやはり気になるのは面接についてですよね。
今回は筆者の独断ではありますが、就職面接においてよく聞かれる質問をランキング形式で10選を紹介し、それぞれの質問の回答のポイントや意図についてまとめました。業界によって質問も変わる場合もございますが、参考程度にご覧いただけますと幸いです。

面接でよくきかれる質問集ランキング

それではここから面接でよくきかれる質問をランキング形式で紹介していきます。

1位、志望動機を教えてください

面接の質問集でこの質問がないことは絶対にない、といっても過言ではない質問ですね。かならず質問されますのでテンプレートを準備しておくとよいでしょう。企業への熱意を問う質問ですが、この質問への回答のポイントは結論を最初に述べて、その志望動機に対してしっかりとした根拠を伝えることです。
まず最初に結論を述べる理由ですが、面接官に自分の志望理由を確実に伝えるためです。理由から話してしまうと実際の面接で緊張してしまい、話そうと思っていたことがうまく話せないという経験をされた方も多いのではないでしょうか。まず結論を伝えることで、多少理由がぶれてしまっても志望理由は確実に伝えることができます。例えば企業理念への共感を結論に持ってきた場合、最初に「私の志望動機は御社の○○○○という企業理念に大変共感したためです。」と伝えた後に、「なぜならば~」と企業理念に共感したことを述べる、という形が一番望ましいです。結論に対して根拠を持つことが大事ですね。実際のエピソードなどを交えながら完結に伝えることが大切です。

2位、自己PRをしてください

この質問もほぼ必ず聞かれると言って問題ないでしょう。対策として考えておいて損は100%しないです。応募者がどのような考えを持っているのか、会社へどのように貢献してもらえそうか、コミュニケーション能力はあるか、など、面接官によって重要視している箇所は様々ですが、自己PRではどのように自己分析をしているのか、コミュニケーション能力についてを見ている場合が多いでしょう。
この質問の回答のポイントもまず結論を述べた後に理由や経験を述べるのが望ましいです。さらにその経験からどのようなことを学び、実際の仕事でどう活かしていくのかを述べるとなお良いですね。面接によっては時間を指定される場合もありますが、一般的には1分間で300文字程度を話すと理想的だといわれています。

3位、学生時代に最も打ち込んだことは何ですか?

こちらの質問もよくされるのでテンプレートを持っておくとよいでしょう。この質問は何を原動力にしているのか、何に対して頑張れる人なのか、向上心などを問う質問ですが、質問の答えから面接官は応募者の人柄を見ています。そのため、学生時代にアルバイトでも、学業でも、部活でも、サークルでも、趣味でも、最も打ち込んだことについて答えることでふさわしいテーマになります。
この質問の回答のポイントもまず結論を述べ、打ち込んだエピソードを交えながらなぜそこまで行動できたか、打ち込んだことにより何を学んだかを述べると望ましいです。

4位、最後に何か質問はありますか?

この質問はどのように答えればよいのか悩んだ経験がある方も多いのではないでしょうか。会社に対して興味があれば、当然、質問が何個もあるはずです。そのため「何か質問はありますか?」と聞かれて「ありません」というのは、「あなたの会社には興味がありません」と言うようなものです。企業側はコミュニケーション能力の高さを確認したり、応募者とのミスマッチをなくしたいという思いもあってこの質問をしています。実際は面接の前に会社をしっかり分析した上で、2,3個質問を用意しておくとよいです。
この質問の回答のポイントは、相手が答えにくい質問はしないのは大前提で、無難な質問で大丈夫です。いくつか例を挙げるとするならば、
・振り返って新社会人のうちにやっておけばよかったことはありますか?
・なるべく早く社内の戦力になりたいと考えていますが、入社後はどのような流れで実際の業務に携わるのでしょうか?
・自分の意見はしっかりと口に出す性格ですが、主体的に意見をすることが許される環境でしょうか?
などのように、調べれば分かる内容を避けて質問すると良いです。福利厚生、給与、休日などのような答えにくい内容を聞くと面接官に悪い印象を与えてしまう可能性もあるので注意しましょう。

5位、あなたの長所は何ですか?/自分の短所は何ですか?

>この質問はどちらか一方のみ聞かれる場合と、長所と短所について教えてくださいとまとめて聞かれる場合とあります。この質問は企業で活躍できる人材か、どのように自己分析しているのか、短所をどのようにカバーしているのかなどを問う質問ですね。
この質問の回答のポイントは、単に自分の長所を答えるのではなく、面接を受ける会社にとって魅力的な長所とは何か理解した上で考えましょう。会社ごとに求めている人材は違います。会社の求めている能力・長所・短所を理解しないままアピールをしても、的外れのアピールをしてしまう可能性があります。こちらの質問もまず自分の長所(結論)をその発揮したエピソードとセットで伝え、最後にその能力で会社にどう貢献できるのか述べると望ましいです。
短所に関しては、決定的な短所を話す必要はないです。職業の遂行上致命的でないものの中で本当の短所を述べ、それをどのようにカバーしているのか述べると良いです。こちらも結論を先に述べてください。
基本的にどのような質問に対しても結論が先行して問題ないと考えてください。

6位、業界の志望理由は?

>この質問は「業界の仕事そのものへの熱意」を確認したい、という意図でされる質問です。「なぜこの業界なのか?」その動機を聞けば、応募者がその業界の仕事に本当に興味関心があるかを確認できますね。
この質問の回答のポイントは、過去の体験・実感を交えて「なぜその業界なのか」を語ることがベストです。注意する点は、企業ではなく業界を選んだ理由を述べる点、条件や待遇などを理由にしない点、業界研究をした上で志望する理由を考えておくという点です。業界を志望する理由は、就活の根底となる部分ですし、必ず準備しておかなければなりません。理由次第で印象は良くも悪くも変わりますので、事前に準備しておきましょう。

7位、最近気になるニュースは何ですか?

>この質問の意図は、一般的な面接の質問のほとんどは事前に対策されてしまっていることが多いため、対策しにくい最近のニュースへの感想を聞くことで、その応募者の自分で考える力を知りたいのです。
この質問の回答のポイントは、まず「どのようなニュースを取り上げるべきか?」という問題を考えていきましょう。直近のニュースから1年ぐらいまでのニュースなら問題ありません。「なぜそのニュースを選んだのか?」「そのニュースのどんなところに興味を持ったのか?」を説明することにより、自分の意見を述べられるようにしましょう。内容をだらだらと話すのではなく、的確かつ正確に要約することも大切です。

8位、卒業研究の内容を教えてください

>この質問の意図は、面接官は「学生時代どのようなテーマに関心をもち、卒業研究のテーマを選んだのか」ということに関心があり、テーマを選んだ理由・目的には、学生の探究心や知的好奇心が現れるからです。研究内容だけでなく、「なぜ選んだのか?」を詳しく説明する必要があります。
この質問の回答のポイントは卒業研究の内容を語りすぎると、専門的になりすぎて、相手がわからなくなってしまうので、内容はあくまでも面接官がわかる「概要レベル」にとどめておくということです。大事なのは「なぜそのテーマを選んだのか?」目的意識を語ることです。テーマを選んだ理由をしっかり話せれば、あなたの知的好奇心や探究心が伝わります。知的好奇心や探究心がアピールできれば、面接ではプラスに評価されるでしょう。

9位、趣味を教えてください

どんなことを趣味にしているかを知ればその人の志向がわかります。好きなことにどれだけ熱中できるかは、仕事上のパフォーマンスを見る上でも重要でしょう。好きなことに熱中できる人は、仕事にハマったときにも高いパフォーマンスが期待できます。趣味への取り組みを聞くことで、ものごとにどれだけ熱中できるのかを知りたいと面接官は考えています。
この質問の回答のポイントは、かっこいい趣味や変わった趣味を答える必要はなく、メジャーなものでもなぜその趣味が好きなのか理由を語ることが大事です。さらに、興味をひくようなポイントを入れたり、あまりネガティブな趣味は言わないことも心がけましょう。

10位、学生と社会人の違いは何だと思いますか?

この質問の意図は、学生から社会人になる覚悟があるかを確かめたり、社会人として働くことに対する学生のイメージを確認したりするという点です。学生と社会人では、責任、働き方、求められる仕事のレベル等、全てが変わります。その違いに耐えられず、辞めていく若手社会人も少なくありません。そこで、この質問をして、学生が「社会人と学生の違いを認識し、社会人として働く覚悟があるかどうか」を確かめようとしているのです。
この質問の回答のポイントは、まず「私は学生と社会人の違いは○○○○だと思います」と結論から回答しましょう。その後にあなたの考える社会人像を素直に伝えれば問題ないです。しかし「責任感です」や「お金をもらうので求められるレベルが変わります」など一言だけで安直に答えるのはやめましょう。自分のアルバイトの経験やインターンの経験等から学んだことや感じたことを振り返り、エピソードを交えながら回答するとよいですね。

最後に

今回、面接でよく聞かれる質問集ということで実際の面接で聞かれた質問集をランキング形式で10個ほど紹介し、それぞれの質問の回答のポイントや質問の意図についてわかりやすくまとめさせていただきました。
業界によって質問は変わるので参考程度にしていただければ幸いですが、就職活動の面接は事前にある程度準備することでかなり楽に進めることができます。そのうえで必ず企業研究や業界研究をたくさんしましょう。興味がある人やさらに情報が欲しい方は詳しく調べてみてはいかがでしょうか?