応用情報技術者試験の合格に向けて
1. 応用情報技術者試験のについて
今回は、応用情報技術者試験の合格に向けた対策についてお伝えいたします。応用情報技術者試験の合格率の関しては、受講者の20%代と確率化にすると約4人に1人が合格するということになります。
応用情報技術者試験の試験は難しいです。前提として基本情報技術者の試験に合格できる知識を要している方向けのにお伝えしていきます。もちろん受験には条件はありませんので誰もが応用情報技術者試験を受験することは可能です。
2. 具体的な対策
合格するために重要になることは、試験の入内範囲を効率良く学習することです。そのためには過去問を解いて学習することが効率的と考えています。先ほどもお伝えしましたが、基本情報技術者に合格する知識がある方は過去問から学習を始めると良いと思います。
「過去問を学習することで、どこを勉強するべきか」効率良く掴むことができます。
※注意点として、ただ過去問を解くだけではなく、過去問のよくわからなかった部分について関連するトピックを参考書で学習することが有効的です。
■午前・午後の試験
・午前の試験について
午前の試験については、応用情報も基本情報も大きな違いはありません。本番の問題の半分近くは過去問から出題されます。
過去問に関しては、何年分を解けば良いのかということは多くの方が気になると思います。直近2回分の過去問はあまり使われないです。
合格に向けた学習方法は、直近10回のうち、最新の2回分を除いた過去問を演習することをおすすめします。
・午後の問題について
基本情報とは違い、応用情報は記述式の問題が午後に出題されます。主題の分野は下記から、情報セキュリティが1問、それ以外から4/10 (うち4問選択)で出題されます。
■情報セキュリティ
◇ストラテジ系
・経営戦略
・情報戦略
・戦略立案/コンサルティング技法
◇テクノロジ系
・システムアーキテクチャ
・ネットワーク
・データベース
・組み込みシステム開発
・情報システム開発
・プログラミング(アルゴリズム)
◇マネジメント
・プロジェクトマネジメント
・サービスマネジメント
・システム監査
情報セキュリティの分野は、一般常識で解ける問題と暗記項目が多くないという特徴で、過去問の学習が有効です。
残りの10問から4問を選ぶことになりますが重要なポイントで、自分が得意な分野に絞り学習します。
午後の問題は過去問から出題されないため過去問で対策しても意味がないという意見もインターネット上に転がっていますが、午後も問題でも過去問の学習は有効的です。
また、過去問を学習により「ケアレスミスを大きく減らす」ことができます。
3. 試験に向けて
応用情報は基本情報に比べてかなり難しいですが、難しい理由は「より高度な応用力が必要である」というところです。試験で問われる暗記内容の量は、応用情報も基本情報もそれほど大きな違いはないです。
■得意な分野を作る
確実に20点取ることができる分野を作ることで、残りの分野から40点/80点と取ることができるれば、テスト突破に近づきます。また、得意分野に近い分野の学習の底上げにも繋がります。
■午後の選択分野について
・アルゴリズムが得意な方
「アルゴリズム」「データベース」を選択すると良いです。アルゴリズムに熟知している方は、この2分野で学習すれば満点を取ることができます。理由として、理解することが難しい分野ではありますが、出題パターンが少なく、限定されているからです。
上記の分野で満点を取ることができれば、40点を獲得することになるので、残りの3問から合わせて20点を取ることができれば合格できることになります。学習しやすい分野として「組込みシステム開発」「ネットワーク」の分野がおすすめできます。
・ハードウェア寄りのプログラミングが得意な方
「組込みシステム開発」の学習しやすい分野としておすすめできます。少ない対策で高得点を取ることができます。主題される内容が広いため、確実に満点をとれるかというと難しい分野ではないかと考えられます。「ネットワーク」「システムアーキテクチャ」「データベース」など、高得点を取れる分野を増やしていく必要があります。
・ストラテジ・マネジメント系が得意な方
国語の問題とも呼ばれています。特に文系出身の方に人気の分野です。ほとんど国語の問題だと考えられる問題も過去問にはありました。
注意点として、問題によって難易度の差が大きく、確実に高得点を取ることが難しい分野とも言われています。ストラテジ・マネジメント系の問題を中心に学習を進めていく場合は、1つでも高得点が取れるテクノロジー系の分野を作っていきましょう。
■試験の時間配分について
応用情報は、制限時間に関しては150分ありそれほど厳しくないです。見直しをする時間を作り、ケアレスミスをなくす事が大切です。問題を解くスピードと見直しに当てる時間が適切に見極めて行くことが重要です。
4. まとめ
今回は、応用情報技術者の試験に合格に向けてまとめてみました。応用情報はとても難しい試験内容になっています。基本情報技術者の試験を合格できる前提でお話しを進めてきました。もちろん、受験資格はないので誰でも平等に挑戦することは可能です。
しっかりとした対策を取ることが必要になっています。この記事が受験者の皆さんの学習の役に立てれば幸いです。